ザコいポートフォリオ(駆け出し求人広告ライターのボツ案集)

駆け出しで未熟なザコい求人広告やさんです

X(旧Twitter)でつながっている方。いつもお世話になってます。
初めましての方。簡単に自己紹介します。
大学を中退して広告系の仕事探してたら、求人広告ライターになってた
アラサー男子。ザコい求人広告や(ざっきー)と申します。
もし興味を持たれたらX(旧Twitter)もフォローして下さい。

ザコいポートフォリオ=過去のボツになったコピーの墓場

さて、いきなり本題ですが
こちらはわたくしザコい広告や(ざっきー)
が5年間の勤務の末に生み出した求人広告のボツ案を公開するnoteです。

・熱量だけで書いたコピー
・なんかうまいこと言おうとして纏まらなかったコピー
・明らかにピントがずれてるコピー
・稚拙だけど一生懸命さが表れているコピー などなど
過去の自分を振り返ることで、自分の立ち位置を再確認するとともに、
コピーライターを志す人の肥やしや踏み台になればいいなと思っています。

各ボツコピーにボツになった理由やそのコピーを作成した背景、コピーの趣意も簡単に記載しておきますので、何かに役立ててください。
【注意点】
※ボツ案ですので実際掲載には至っていません。
※天文学的確率ですが、ボツ案の中に既に世に出ている表現が見つかり、著作権に抵触する場合投稿を修正・削除する可能性があります。
※このボツ案を盗用したことによる起こる事象一切に責任は取りません。

それではザコいポートフォリオを心いくまでご鑑賞下さい

1.マッチョが集まる社員食堂で料理の腕を振るいませんか?

<コピー作成の背景と趣意>
とある警備会社の社員食堂の調理スタッフ募集のキャッチコピーです。
ターゲットにしたのは「マッチョ好き・料理専門学校卒・婚活中の女性」

福祉施設や社食の調理スタッフの募集は、子供が独り立ちした主婦さん向けに家事経験を活せる!というアピールで溢れています。

そこで差別化のために目を付けたのは社食を利用する人。

案件の担当者さんと打合せしたところ、事務職の人の利用もありますが
メイン客は現場で働くく警備員(名門大学柔道部やソフトボール部出身者)との情報。

「働きながらいいお相手を探せます」という裏テーマを設定し、仕事の内容よりも腹を空かせたマッチョの胃袋とハートをがっつり掴んで幸せを手に入れませんか。と呼びかけました。

<ボツになった経緯>
先方の採用担当者様から承認を頂けませんでいた。。。
自分のプレゼン能力が足りず、説得力を持たせられなかったのが敗因です。
上司と自分はゲラゲラ笑いながら作っていた楽しい案件でしたが、同時にリライト(書き直し)を食らった苦い経験でもあります。
リライトの結果フツーのコピーになりました。
家事経験が活かせる!うんたらかんたら~みたいな。悔しい。

2.過去の経歴や経験は水に流して、当社で踏ん張っていきましょう。

<コピー作成の背景と趣意>
工事現場やイベント会場に設置される簡易トイレのレンタル会社の作業員募集のキャッチコピー。

募集会社の事業内容にかけてトイレの言葉でコピーを作っていますね。
必要資格はなく、学歴・経験も不問だったんでしょう。
でも、限られた時数の中でワードを盛り込もうとした結果、何を踏ん張るのか説明が足りないお粗末な状態になってました。

挑戦としては面白かったぞ。ナイストライ!

<ボツになった経緯>
分かりやすいですね。「何を伝えたいか」がボケていたためです。
結構歴史のある企業さんだったので、経営の安定性や需要の高さをアピールしたコピーにして納品しました。

3.○○に色を付けたの、実はウチの職人たちです。

<コピー作成の背景と趣意>
○○には、あるランドマークが入ってました。
とある塗装会社の案件で、情報収集のためHPにある実績を見ていたら掲載地域では超有名な施設の塗装を手掛けていたのを発見。
大々的にアピールし企業の信頼の高さや
事業優位性を示そうという試みでした。

<ボツになった経緯>
ランドマークである施設の固有名称の使用が
媒体規定により不可能だったため。
直接名前を使わず、文字数が長くならないように書き直して納品しました。

著作権や登録商標の扱いって難しいですね。
名前を出さずに、特定の建物を思い浮かべて貰うためにどうしたら良いかを試行錯誤することになった原稿でした。

4.○○(社長の名前)○○歳!趣味は釣り!現場に向かう車内ではZARDを一番よく聞きます!

<コピー作成の背景と趣意>
リサイクル品の回収と処分を行っている個人事業所の求人広告でした。
1人で作業を行っていた社長の腰が限界で、若くて元気な男の子が欲しい。というオーダーでしたが、社長と2人で車に乗って現場に向かうときに、年の差が親子ほどあると会話に困るのは必然。
若さや体力よりも社長と趣味志向が合うかを確かめられるキャッチコピーにしました。

<ボツになった経緯>
営業さんからのストップがかかってしまいました。奇をてらわわずに日給が良いことを打ち出して欲しかったらしいです。
お金に目がくらんで応募するような人は、お金でまた仕事を辞めちゃうと思うんですけどね。
出稿一発で採用できちゃうと、継続的な取引ができないから、最初は効果の見込めない指示を出す場合があるとかないとか。
果てしてこの案件もそうだったのか。真相は闇の中です。

5.○○名産の農作物を全国に届ける物流のリレー。私たちはその第一走者を担っています。

<コピー作成の背景と趣意>
ボツ案というよりこちらは練習用原稿で作成したコピーです。
※○○の部分には特定の地域が出ているため伏字にしました。

30年近く求人を書いている指導担当から評価が高かったコピー。
「物流という事業内容を端的にまとめながら、仕事に価値を付与できている。
長年求人広告を見てきた中でもかなり素敵な表現。」
と評されてめっちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。

ザコいまとめ

ご覧いただいたコピーが書けたのは、滅茶苦茶なものも含めて
数えきれないくらい大量のコピー書いてきたからです。
打席に立ち続ければ、山のような三振や凡打の中でたまにヒットやホームランも出ます。異常に人集まったり、超ハイスペック人材が取れたりみたいな。
でも、求人広告に求められるのはアベレージです。(なんでもそうか笑)
どんな案件でも、どんな条件でも、結果を出し続けられるか。毎日真剣勝負。そんな仕事に僕は誇りをもっています。
また、時間を見つけてボツコピー案第2弾を公開しようと思ってますので、思ったまま感想をぶつけてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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