選手名鑑は役に立たない。そして楽しい。
Jリーグの選手名鑑、プロ野球の選手名鑑、選抜高校野球のガイド(選手名鑑と戦力分析)を購入した。
選手名鑑というのは実に興味深い形態で、わたしは子どものころから何時間でも読んでいられた。
小学生のころのように、選手の成績をすべて頭に入れるほどの興味はわかないのだが、もしかしたらそれは「愉しみ方」を忘れているだけである可能性もある。
「読書」がそうだったように、これも1年くらい続ければ昔のようにできることなのかもしれない。
なぜこのタイミングで選手名鑑なのかというと、わたしにもわからないので、今この瞬間、書きながら考えている。
どうやら、「役に立たないことは、よくないことだ」という思い込みを捨てたことが大きいようだ。
例えばプロ野球の選手の打率をすべて記憶することは、会社員として直接の役には立たない。
それならば、経営に関する情報を頭に入れたほうがいい。
その場合、プロ野球選手のデータを蓄積することは、「本当は悪いことだけどやりたいこと」だ。
だから、徐々に地位が低下して、ついには本当に愉しみ方を忘れてしまう。
わたしはこうして、いくつかあったであろう楽しいことを、潰してきた(はずだ)。
ところが、そのことに気づくとともに、実はそうする必要はないという考え方に変わったわけなので、これはもう、小学生時代に好きだったことをそのまま再開すればいいという話になる。
ということで、選手名鑑を購入してただただ読み込むのことになったのである。
プロ野球はもう20年くらいまともに見ていないので、選手よりもコーチの方が知っている名前が多い。
そして甲子園の名鑑にも、何人かの監督は、「あのときの選手か」と思い当たる名前があった。
長く見ると、とても楽しい。
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筆者:いしざわ
職業:雑業家、株式投資家
ブログ:「ソレオ雑記」↓
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