ビジネスしません

僕はビジネスが苦手だ。

というよりも、興味がない。

おかしなことに、僕はそのことを忘れていた。

新卒3年目くらいまでは覚えていた気がするのだが。

会社員をやりすぎたからだろうか。

「ビジネス以外のもの」の存在が、頭から消えていたのだ。

「学習」みたいなビジネスと遠そうな分野ですら、「最後はお金を産まないと嘘だ」という気がしていた。

が、そんなことはなかった。

ビジネスの文脈で語る必要のないものはたくさんあって、僕はもともと「非・ビジネス」が好きだったんだ。

思い出したきっかけは、自分で開催した「自己投資戦略の立て方」という勉強会だ。

その中で、僕は、学ぶ理由は「役に立ちそう」だけでなく、「おもしろそう」もあったほうがいいよね、という話をしたのだ。

長い間会社員をやっていると、非・ビジネスに触れることがなくなる。

だから、僕のように本当は好きでもないし向いていない人も、この世の中はすべてビジネスの文脈(「儲かるかどうか」)で動いていると思い込んでしまう。

そんなわけはないのに。

気づいてよかった。

僕は、今後、自分が向いていることをしようと思う。

とりあえずは、「哲学」の構築をやってみることにしよう。

「それおもしろいね哲学」、通称「ソレオ哲学」。

間違いなく、儲からないと思う。

だが、たまらなく楽しそうである。

それおもしろいね。


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