【完全新型】堕牛の一撃採用型アナDOOM解説【GP2024 1st使用】
1.序文
小判です。
今回は、先のGP2024 1stで使用したデッキの記事を書きました。
デッキ自体は、以前より存在するものですが、先月flat-工房の動画で紹介した事をキッカケに、ギミック及び基盤の面白さを知り、そこから環境の変遷に合わせて構築をチューニングし、ここ2ヶ月間使用してきました。
GPでは、筆者自身と社長(flat-さん)で持ち込み、惜しくも予選突破には至りませんでしたが、個人6勝2敗という悪くない勝率を出すことができました。
直近の公認大会でも筆者が使用し、累計36勝14敗
また、構築を共有していたリント君が、CS優勝を初めに複数のCS入賞
という風にGP以外でも7割超の勝率を出すことができました。
これまでGPに向けて構築及びプレイについては、かなり細かく研究、練習を重ねており、このまま風化させるのも勿体無いと感じ、今回文章として残しておこうと思い、記事を執筆するに至りました。
〖注記〗
本記事は、カード名や能力等について、一定水準以上の知識を持っている前提で話が進みます。知らない人にも分かるよう努めますが、あらかじめご了承ください。
本記事では、カード名を一部簡略化して表記します。
本記事は、一部有料となっております。
本記事は意見・感想・指摘・苦情等を受け付けております。筆者Xまでご連絡ください。
本記事作成に際してのデッキ画像はカーナベル社、カード画像はデュエルマスターズ公式HPからそれぞれ引用、作成しています。
埋め込み機能はむしろ見にくくなると感じたため、画像を直接出力しています。
この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
以下本文です。
なお、本文中は常体を用います。
2.現環境へのアプローチ-《堕牛の一撃》
採用に至った過程は、前回の殿堂レギュレーション更新に伴う環境の変化にある。
環境内から「水闇ヴォゲンム」や「フィオナアカシック」といったシールドへの攻撃を介さない空中戦的デッキが姿を消し、「水火マジック」や「闇自然アビス」、「巨大天門」といったバトルゾーンのクリーチャーで戦う地上戦的デッキが中心の環境へ変化していった。
そんな中で「水火マジック」は上記デッキ群に胸を張れる程の有利主張ができず、環境中位-下位の受け主体のデッキに攻撃を阻まれるといった形がやや衰退する事となった。
その結果、環境の中心は"誰でも回しやすく、最大値に準じた動きの再現性が高い"を武器とした「闇自然アビス」が陣取る事となった。
《堕牛の一撃》はそんな闇自然アビス環境の中で、「アナDOOM」が主体的に立ち回るためのカードとして発見したものである。
「闇自然アビス」はハンデスと盤面処理を絡めることによって、地上戦デッキを2つのベクトルからリソース奪取を図ることのできるデッキである。
また、それに加えて《アエヌマクア》による墓地リセットを行うことで墓地を種にするコンボギミックの成立も許さないという徹底ぶりで。
これらの絡め手は1ターンに1枚カードをプレイすることで成立するのではなく、《ジャガイスト》や《覇ロード》のような瞬間的、及び継続的に複数のカードのプレイを可能にするクリーチャーによって、ハンデス&墓地リセットという風に、複数のカードを同時にプレイできるようになっている。
「アナDOOM」に対して、「闇自然アビス」は《DOOM》を着地させないために、リソースの奪取を図るというゲーム展開を取る。
その上で、「アナDOOM」側に要求される立ち回りは、「如何に自分のリソースを継続して保ち続けるか」という部分に帰結する。
《堕牛の一撃》はそうしたリソースを筋を太くするカードであり、他の様々とカードと組み合わせて使用することでよく強く効果を発揮する。
そうした中で、自らの能動的アクションの筋を太くすることで、他のデッキに対しても一貫したプレイの筋を確立できるようになり、以前より高い雑多耐性や対応力を身に着けることができた。
また、このカードを採用するにあたって、メタカードの扱い方、《DOOM》の着地に至るまでの過程が大きく変化している。
次項より有料部分の構築の解説に移る。
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