正義の剣をふるうバーサーカーの話

昨日(今日の深夜か)に書いた記事。

https://note.mu/zakuro69/n/n1885ce79cd76

noteでも「スキ」がちょこっとついたし、ツイッターに連携したらちょこっとリツイートされたりファボられたりしてたんですけど。

この記事は特定の誰かを攻撃するために書いたんじゃなくて、どちらかといえば逆で、どうやったら役に立てるかなって考えて書いたものです。

だけど音楽著作権について意識の高い方々にとっての投石機みたいになってしまったのでツイッターの方はツイ消ししました。

反応があった人たちはどういう意見なんだろうと少しのぞいてみたんですが、元のツイートをした人に向けて石を投げているような感じのツイートが多くて、こりゃいかんぞと。

違法コピーは良くないことです。理由はどうあれ違法ですからね(適法なコピーもありますよ)。それを正当化するように見える発言をしてしまうのも、文字数が限られているツイッターでは気をつけないといけないことだったかもしれませんし、「他のツイートも見てよ」といっても一度拡散し始めたらまあ該当のツイートしか見てもらえませんよね。

でも、だからといって意識高い人たちが「自分たちは正義の側にいる」かのごとく石を投げて良いわけでもないと思うのです。

キリスト教の福音書でしたかね、良く知りませんけど石投げの話があるでしょう。あれと同じで「この中で違法にコピーされた楽譜を使ったことのないものだけが石を投げなさい」という気分。

正義だとかいうのは絶対的なものではなくて相対的なものだと思うのですよ。正義の名の下に正義の剣をもって罵詈雑言で斬りかかってくる、これは分別をなくしたバーサーカーです。斬りかかられた側からすればただの悪魔ですよね。

僕が書く前からすでに元のツイートの人はフルボッコ対象になってた印象で(すでに攻撃的なツイートが始まっていた)、だからこそ攻撃ではなく違う切り口で書いてみたんですが、結果的にそれが「正義」の人たちの投石の援護投石機のように使われてしまったのだとすれば、それは僕が悪いんです。文章の力不足もあっただろうと思います。それはとても申し訳なく思います。

が、だからといって伸び続けるツイートを正義のバーサーカーの攻撃材料として放置しておくわけにはいかないわけで。一旦ツイッターの方については消してみたわけです。

「正義の側にいる」と感じるのはとても心地よいことですし、実際に法を遵守しています、とか、啓蒙活動しています、とかいうのは良いことだと思います。ですがそれはそうでない人を厳しい言葉で攻撃するための免罪符にはならない、「正義」だから何をしても良いというわけではないんです。

音楽著作権に対して意識の高い方々がそうでない方々を対象に「音楽やめちまえ」とでも言うような勢いの内容で厳しい言葉をツイートする様は、残念とか悲しいとかそんなちゃちい感想を超えて、ただ単に恐ろしかったです。

義憤の念にかられてふるわれる正義の剣は、逆の立場から見れば悪魔の鎌です。僕もそうなってしまう時が無いわけではないので(誰しもそうなってしまう可能性はある)、偉そうに言えませんけど、攻撃する前にソリューションを提案するとか、ワンクッション置くことで優しい世界になるんじゃないかな、と思うと、今回は辛い事例になってしまったなあという印象です。

相手を殺しながら領土を拡大する古き侵略戦争は、お互いに「正義」があったことでしょう。

世に「絶対正義」はないし、どれだけ自分が正義の側にいると信じたとしても、だからといって他人を傷つけて良いわけではありません。

自戒を込めて。

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梅本周平

ONSAの屋号で個人事業主として吹奏楽や管楽器打楽器を中心に、情報サイト「Wind Band Press」、楽譜出版の「Golden Hearts Publications」、セレクトショップ「WBP Plus」などクラシック音楽関連の事業を行なっています。
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