この身体に「初めまして」を言えなかった
仰向けで目を瞑る 血管の朱色
知らぬ間に生きるとは 知らぬ間に死ぬこと
細い針で今朝から心を縫い合わす

気づかされる運命は実際は偶然
風船の舵を操る子ども達の右手
話し手 聞き手 どちらも担った人間
便箋の枠から溢れた経験は人生

強く叩くキーボードから謝ろうか
アサインしたのは 呼吸の波の狭間
傷がついた肌 こちらの様子を伺う
社会に苦しみ 世間に生かされる

動かなくなるならば命を諦めるか
言葉からの解放はどこへ向かうのだろう
今は水面を切って行く小石の様に逆らう
隠しきれなかった衝動にまた会いたい

あの日 指から伝わる 君はもう生まれ変われない
仄かな 温もりがあった そっと置いた枕元に

そっと置いたのは何だっけな
きっと記憶喪失でも無ければいいんだけど
気づいたら嫌いな場所で倒れてた
光る点滅のよう 人々は笑っているように　

心を潰されそうになって わかるよ
飛べない鳥を歩かせて 賢く生きても
その鳥の名前なんか わからない　
滲んでいく 僕が見えるかい？

あの日 指から伝わる 君はもう生まれ変われない
仄かな 温もりがあった そっと置いた枕元に

グッドモーニング ハロー
グッドイブニング サンキュー
あなたがあなたで本当に良かった
それであって私は私で良かった

生き様 死に様 人の数だけの人に終わりを
声を聞かせてくれ 耳を貸してくれ
命の価値はそこにあると気づく

Produced by zama
Lyrics by zama, 藤本九六介
Mixed by zama

zama - LOUNGE

01. CLAIR
02.夕凪（feat. 日高大地, GOMESS ＆ Rui Fujishiro）
03.仮住まいの街（feat. GOMESS）
04.手帳
05.膵臓（feat. 藤本九六介）

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