蒸気にまみれた師走の明け方
黒い塊が床に散らばっている
それは誰もが見たことの無い 光の家族
夜道を急いでいると雨が降り出した

山は森を生かし 森は木を働かせ　
歪んだ鏡に景色を見下ろす
置いてけぼりにされた仙人掌の葉
自分の握力にまた傷ついたんだ

プールに沈んでしまったシャボンを逆さにして
あなたと平らな道を作りたい
自分の評判が気になりすぎた過去
会話を交えて涙しながら迷う

雪が食べた苦しみの残骸を
コップに注いで錠剤と飲み干した
この角部屋は鉄格子の無いラウンジ
重たげなステップだけがルーティン

あからさまな態度で窓を開ける
誰かに期待したとして価値を下げない
ハイドロカルチャーで生かされた私たち
鼓動が肩を強く叩いてくれた

あからさまな態度で窓を開ける
誰かに期待したとして価値を下げない
ハイドロカルチャーで生かされたアイビー
私はそれを包むように受け止めました
　
一つになる時 急に回りだす言葉
届かなかった絵葉書 ウインナーを滅多刺し
舌で味わった塩胡椒
進んだ足は戻ることはなかった

行方知れずの魂を海に流す
汗と血にまみれるシャツをつけ置きして
情報操作 靴を並べる玄関
喉に引っかかった念を吐き出せ

風上が呼んでいる 背中の影を
風下が手招く 桜の花弁を
隠里の狐に死を誓うんだ
見えないそれを信じる力強さ

深い 深い ブラックな動脈
ドク ドク ドク ドク
手帳に記した私の夜
濃く 濃く 濃く 濃く

あからさまな態度で窓を開ける
誰かに期待したとして価値を下げない
ハイドロカルチャーで生かされた私たち
鼓動が肩を強く叩いてくれた

あからさまな態度で窓を開ける
誰かに期待したとして価値を下げない
ハイドロカルチャーで生かされたアイビー
私はそれを包むように受け止めました

Produced by zama
Lyrics by zama
Mixed by zama

zama - LOUNGE

01. CLAIR
02.夕凪（feat. 日高大地, GOMESS ＆ Rui Fujishiro）
03.仮住まいの街（feat. GOMESS）
04.手帳
05.膵臓（feat. 藤本九六介）

https://linkco.re/8ezqRryT