今回紹介するのは僕が高校生の頃のWFで購入したキットを組み立てた目潰し星人　カタン星人です。

カタン星人は身長：2.2〜51mで体重：98kg〜3万1000tです。声優はメフィラス星人2代目やメドゥーサ星人も演じた西川幾雄氏が担当しています。尚、西川氏は『新造人間キャシャーン』の主人公・キャシャーンや『紅三四郎』の主人公・紅三四郎も担当し、2015年までたこ焼き屋を経営されるなど幅広く活躍されているようです。

劇中では東光太郎とカーチェイスを繰り広げ、まち子という少女を巻き込みますが実に半年ぶりの登場となる朝日奈隊長が通りがかったことで光太郎は難を逃れます。この時、カタン星人の角は運転に差し障るからか外されていますが彼の星でも何かを運転する際は角が引っ込むのかもしれません(着ぐるみを着たまま運転して大丈夫か否かは突っ込んではいけない)。光太郎は彼女を病院に送り届け、ウルトラセブンやウルトラマンAの人形をプレゼントするも「地球が欲しいわ」という発言に不信感を覚えます。案の定カタン星人はまち子に乗り移り、光太郎＝タロウの暗殺を狙っていました。光太郎はカタン星人を問い詰めるも視力を奪われてしまい、まち子の声で視力を取り戻して変身しますが着地した瞬間にまたも視力を奪われます。

腕からの火炎でタロウを苦しめ、勝ち誇るカタン星人ですが、朝日奈隊長の指揮の下行われた「ベル作戦」によって超巨大な鈴で頭を挟まれてしまいます。鈴の音でカタン星人の位置を掴んだタロウは捨て身の技ウルトラダイナマイトによってカタン星人を爆散させました。

この回でタロウが使用したウルトラダイナマイトは一度しか使用していないにも関わらずそのインパクトからタロウの教え子であるメビウス　バーニングブレイブのメビュームダイナマイト、タロウとメビウスのカードで変身したオーブ　バーンマイトのストビュームダイナマイトに継承されている反面、カタン星人の知名度は今一つですがこの回がウルトラ6兄弟が勢揃いするテンペラー星人前後編の次ということも理由として挙げられると思います。

タロウの息子が主人公の作品『ウルトラマンタイガ』ではタロウ怪獣は登場しませんでしたがカタン星人は『トリガー』のメトロン星人マルゥルのような防衛隊のレギュラー宇宙人として登場可能なキャラ性を秘めていると思います。

次回は同じく『タロウ』より坂口良子とバレーボールで対決したあの怪獣を投稿予定です。みんなで読もう！