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宇宙の大盗人

今年度の紹介でトリを務めるのは先日登場回が50周年を迎えた泥棒怪獣ドロボンです。

斜め前

今回はデバンの顔&膝下、テレスドンの上半身、ヤプールの太腿をULTRA ACT ウルトラマンティガ(リニューアル版)で継ぎ合わせ、タイラントの耳&ベロクロンの腕、ボーグ星人の手首を取り付けて作成しました。手に持った2千tの宇宙棍棒と宇宙カンテラの作成は実現しませんでした。

背面

ドロボンの2つ名は「泥棒怪獣」ですが実際はドロボン星の宇宙人です。棍棒からは黄色い光線を発射し、口からは火炎を吐くことができます。劇中ではドロボン星の戦闘員として宇宙戦争を優位に進めるべくウルトラマンタロウを味方に引き入れる、若しくはその力を入手するという使命の下、地球への侵入を阻もうとしたウルトラマンジャックを退け、地球へ侵入します。この時のジャックの手袋と靴が赤くなっていることで有名ですが単なる撮影ミスのようです。筆者の両親曰く「74年はカラーTVが普及し始めたばかりの時期」ということなので再放送もない以上間違いに気づく子供は少なかったと思います。

ACTジャックと

地球ではZATの二谷副隊長を宇宙カンテラに閉じ込めて人質に取り、タロウを撤退に追い込みますが彼の代わりに変身したジャックののカラータイマーと二谷を交換しました。この時にジャックは『トリビアの泉』でも紹介された萎んだ姿と化してしまいます。尚、『A』27話でウルトラの父が萎まなかったのは自分で正しい手順を踏んで取り外した為だと思います。タイマーを手に入れ、宇宙に飛び去ろうとしますがタロウに阻まれるもタイマーを攻撃できないタロウを圧倒しました。しかし、3分経つとドロボンのタイマーが点滅を始めました。ドロボンはジャックの力を手に入れたと同時に3分しか地球上で戦えない弱点をも手に入れてしまっていたのです(「辛いものを食べたら火を吐けるようになった」という感じで少し無理があるようにも思います)。そう、全てはジャックの捨て身の作戦でした。そのことを初めから知っていたタロウは反撃に転じ、ドロボンを圧倒します。ドロボンよりタイマーを奪還したタロウはジャックを復活させ、2人で太陽エネルギーの補給に向かいました。ドロボンは名誉挽回に燃える二谷率いるZATの攻撃で爆死しました。

ACTタロウと

白猿ハヌマーンが主人公であり、現在も尚封印作品として扱われている『ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団』にもゴモラ率いる怪獣軍団の1体として登場し、ハヌマーンを5体1で痛ぶりますが6兄弟の加勢によって逆転します。兄弟達とはぐれてしまったマンを襲うもハヌマーンが駆けつけました。最期は2人がかりで頭と両腕の皮膚を剥がされ、ハヌマーンのハリケーンガンで白骨と化して崩れ落ちました。この時棍棒と宇宙カンテラは所持していませんでした。余談ですがこの映画はヒーロー側が7人、怪獣側が5体なのでせめて後者をあと2体出せなかったのかなとも少し思います。

新年度1発目は今年45周年を迎える冷凍怪獣を投稿予定です。みんなで読もう!

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