気にかかれば、、
吹き荒ぶ 身衣剥がされるんじゃねぇかぐらいの強風の脅威に晒されても尚、果敢に楯突こうとする姿勢そのものは類稀なる様子の可笑しさであることにかわりはない 天然パーマのあの彼は
暑い、とにかく暑い、そんな晴れた真夏の木の下を通ると必ずセミにシッコをかけられて悩んでいたし、
暑さがそうさせたのか、失恋がそうさせたのか、定かではないが、生まれてこのかた忌み嫌っていた天然のパーマネントを根こそぎ丸めてやったと得意気にそのコンプレックスの塊と反り立てた親指とともに写真で送りつけてきたし、
実はタートルネックなのだと意味深な表情で週刊誌の専門医のページを狂気の眼差しで熱く、燃えるように見つめていたし、
サボテンを枯らしてしまったことになんの恥じらいもなく 草に興味はねぇ と言い放ったし、
身障者専用駐車場しか空いてなかったら なんの戸惑いもなく車を差し込み、降りると同時に首を真横に直角に曲げ、インスタントな演技で周囲を欺いていた。
要はそういうことなのである
少年なのだ。オッサンなのだ。
大事なのは、 脇汗染みが気にかかるだの、空気を読んで行儀良くだの、今まで通りきちんとやってだの、他人の目を気にしてばかりで動きはしないが、妬むし、揚げ足は取る 農耕民族特有の陰湿さを取っ払うということなのだ。
立ち向かう人間でありたいものだ。
ふと、書きたいことを書いてみた話🥴
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