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「お世話になっております」だけで1日あたり日本で1GB消費しているかもしれない

定型文のように「〇〇さま、お世話になっております」とメールの文頭に書く人も多いのではないでしょうか?

このある種の枕言葉「お世話になっております」の一文が日本全体でどれだけ消費しているか推察してみました。

就業者数は約6700万人

この文は主にビジネスの場面で使われるので、まずは働いている人の数を調べました。政府の統計*によると2019年4月現在の就業者数は約6700万人です。国民の半分ちょいくらいの人が働いていんですね。

ただし、この中には産休や病気で休んでいる人も含まれているので、この数値は「職業に就いている人」の数になります。

1日平均何通「お世話になっております」メールを送っているだろうか?

あとは就業者数に1人あたりの平均送信数を掛けてあげれば数が出ますが、一体どれくらい送っているのでしょうか?これは完全な推測なので、議論の余地はありますが1人あたり平均1通は送っているのではないでしょうか?

休業中の人、仕事をしていてもメールを送らないような人もいます。その一方で何十通も送る人もいます。例えば1日10通送る人がいれば、9人全く送らない人がいても平均1通になります。そう考えて1日1人あたり平均1通というのを算出しました。

計算してみる

「お世話になっております」は11文字なので22バイトになります。22バイト/通×6700万人×1通/人 = 1474000000バイト。桁が多過ぎるので適切な単位変換をすると、約1.37GBになります。(1GB = 10億7374万1824バイト換算)

つまり「お世話になっております」の一文で日本全体で1日あたり1GB以上の情報量を消費していることになります。

もっと計算してみる

仮に「お世話になっております」の文字を打つのに3秒かかるとします。それを最低時給の全国平均874円と先の就業者数6700万人を使って計算すると、874円/時人÷3600秒/時×3秒×6700万人 = 48798333円。約4880万円分の人件費になります。

では、「お世話になっております」は無駄か?

いきなり本題に入るのも唐突でしょうから、全くの無駄だとは思いません。その一方で思考停止的につけているところもあるので、2通目以降はしないなど、よりシーンに合った使い方はあるのではないかと思います。

「お世話になっております」を毎回毎回つけていたのが昔話になる未来が来るかもしれませんね。


Photo by Host Sorter on Unsplash

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