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今日も曇天に蟲が泳ぐ

瞳を閉じて君を描くだけでは物足りません。

どうも、ザルソバです。

ここ10日間ほど、急に塵の見える量が増えました。
それも右目だけ。

普段は気にならないのですが、不意に空を見上げたり、あとは仕事中に開いたExcelなど白い画面を見ていると、高校の生物の時間に顕微鏡で見た微生物のようなものが視界の隅を漂っている。

何事かと右に視線を向けると微生物は左に泳いで、またそれを追って左を見るとやっと焦点が定まるものの、やっぱり微生物としか言いようがない。

そのまま目を閉じれば瞼の裏に映るのは楽しかった少年時代の思い出や憧れたあの人の顔ではなく、やっぱり透明な微生物。

いや、昔からそれはもう小学生の頃からこういうことはあったんですよ。
子どもながらに「目に小さな小さなゴミが張り付いているんだろうな」と思っていたし、ネット上でも視界を透明なゴミが通り過ぎていくのは時々あるあるネタのように扱われていたので30年以上特段気にしてはいなかったのですが、今回のそれは量と頻度が多すぎる。

画面を泳ぐミカヅキモのような何かを気にしないようにスマホで調べたところ、これが有名な「飛蚊症」だそうで。
『はじめの一歩』でも鷹村が「さっきから虫が飛んでやがる」と言って飛蚊症らしき言動をやってて網膜剥離を疑われていましたね。


・・・・・・・網膜剥離!?!?!?!?


僕は生まれつき左目の視力が極端に悪く、ほぼ右目だけでものを見ているため、そんなことになったら大問題です。
まあボクサーでもない自分がそんな・・・と思いはしたものの、今年に入って『スーパードクターK』と『K2』を読んでこういう小さな変化が危険(ヤバ)い病気の前触れであると学んだので、仕事の合間に掛かり付けの眼科に行きました。
ここまでの情報がほとんど漫画由来なのはどうなんだ。


瞳孔を開く目薬をさして写真を撮ったりして検査してもらったところ、特に網膜剥離の前兆もなく心配はないということで一安心。

医師(せんせえ)によると「飛蚊症は30〜50代で顕れやすいよくある症状で気にするようなものではない」とのこと。

それって僕のパーツがもう耐用年数を越えた型落ち品になったってことですか。
交換するなら『アルドノア・ゼロ』で伊奈帆が使ってた義眼がいいです。

30代半ばまでは「多少お酒が飲めなくなったかな」とか「徹夜がキツくなったな」とか小さな変化は感じていたものの、ここ1〜2年で体の不調が多くなって人生の折返しを感じますね。
車とかPCみたいに古くなった器官を交換できたらどんなにいいことか。

ちなみに飛蚊症は手術で治すこともできるものの、わざわざ手術するようなものではないという考えが眼科医の中では多数派だそうで、放置するのが一番と言われました。

不安ではありますが、ネットで半端に知識をかじって素人が医学生症候群(これもK2に出てきました)になるのが最も愚かなことだと思うので、この値段も付かないほど使い古した眼球をいたわりながら生活していくしかないでしょう。

もしかして、この目を使わせないためにイーロンはツイッターのAPI制限を・・・?

ツイッター見れないなら見れないで動画とかゲームとかで目を酷使するだけなんですけどね。
ということを目の寿命を縮めながら、塵の存在を無視しながら書いてみました。

しかしスマホの字が最近小さくて見づらいですね。
ああ、これ老眼か!

おしまい

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