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#103 新しいことへのチャレンジを阻む要因


1.新しいことへのチャレンジを阻む要因

今回は新しいことへのチャレンジについてです。
日本が直面している問題の一つに、新しいことへのチャレンジがしにくい社会構造がありますが、これは、日本の義務教育がチャレンジすることへの恐怖心を植え付ける一因となっていると考えます。

義務教育の9年間で、同じ地域の中で隠れることなく生活すると、周囲と異なる行動を取ることが難しくなります。私自身、学校外の学習塾で別の居場所を持っていたため、新しいことに挑戦する価値があると感じました。しかし、多くの人は逆に、周囲と異なる行動を取るリスクを避け、結果として新たな挑戦をしなくなります。この状況は、子ども時代に形成された人間関係の構造が、大人になってもチャレンジすることの難しさに影響を及ぼしています。
日本では、親も含めた周囲の大人たちが安定を重んじ、転職などのリスクを取ることを避けがちです。この文化は、新しいことに挑戦し、成功を収めることへの嫉妬や反発を生む土壌を作り出しています。例えば、東京大学の文学部から直接起業した私は、周囲からは異端な存在と見なされがちでした。しかし、そのような経験が、人と異なる道を歩む大切さを、より強く意識させることになりました。

このような背景から、私はオンラインサロンを立ち上げました。そこでは、人と異なることを恐れずに挑戦する重要性を共有し、支援する場を提供しています。私たちは、周囲と異なることを恐れず、新しいことに積極的に挑戦することで、自己実現の可能性を高めることができます。皆さんには、このメッセージを受け取っていただき、固定観念に縛られず、新たな挑戦を恐れずに歩み続けていただきたいと思います。私たちの未来は、自らの手で切り拓くものです。

2.とある研究施設の話

私は以前、国立研究開発法人が運営する感染症研究施設を訪れました。この施設は、新型コロナウイルスを含む様々な感染症の研究とワクチン開発を行っており、特にバイオハザードレベル3相当の厳重な隔離措置を施された施設で、完全無菌状態で実験動物を飼育し、感染症の研究が可能な環境が整っています。この訪問の目的は、HIVを完全に体から消し去る可能性を持つ新しいワクチンの取材でした。

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