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【読む雑談】#13 申し訳ないのと、とはいえ稼がなあかんのと。(4/6)

雑談ラジオ # 13 独立元年から振り返ろう企画:牧貴士編をテキストでお届け。因みにほんのり関西弁。

【読む雑談】# 13 もくじ

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【読む雑談】# 13 継続することは武器やな(3/6)

松本
競馬の有料サイトはいつまでやってたんですか?


2008年10月くらいに法人化して、結局トータルして3年、2010年の5月くらいまでやったんです。
やっぱりやめてく人がいるんですよね、継続課金コンテンツって。高止まりした後にちょっとずつ目減りするんです。

僕その時に失敗したんですけど、入ってくれた人たちに満足してもらえるコンテンツ量を増やさなきゃと思って、どんどんいいコンテンツを中に入れようとしちゃったんです。でもやっぱりやめる人は一定数いるんですよ。そういうもんだと思うんですけど。
そういう時、僕はいいコンテンツは全部中に入れて、外に対して新規客の獲得活動を一切してなかったんです。
ラジオは続けてたんですけど、それくらいだったので。やめてくに比例して、新規の人が入ってくるわけでもなく。
ちょっとずつ売り上げが減ってくじゃないですか。このままじゃまずいと思って、違う収入源を作りに、外へ出だすわけです。

それまでは、生活スタイルで言うと、月曜日から日曜日までほぼ家でレース動画を見て、馬の分析をするっていうのをしてたんです。
この馬の走り方はこうで、こういう条件に出てきたら買いです!っていうデーターベースを作ってたんです。
それを作るためには先週あった全レースを見て、それぞれ次どのレースに出てきたら買いみたいなのをメモったりするっていうのをずーっとやってたので、一日中レース映像を見る生活やったんです。
ノマドの記事を修正するとかと多分一緒やと思うんですけど。延々レース映像を見てられるんです。この馬ここでやる気出したなとか、スイッチ入ったなとか、いろいろわかってくるので。そういうのをデータとして残してた。

その辺効率よく時間を回せるようになったので、ちょっとずつ時間が出来たら、その時間で別の収入源探そうと動いてたんです。
その頃、アメブロブームに乗っかって、競馬の会員制サイトをどういうふうに作ったかノウハウをまとめたのをアメブロに書き始めて、2008年か2009年くらいにちらほら起業の相談を受けるようになりました。
あと、アメブロブームの盛り上がりに乗じて、いろんな人たちがいろんなところでセミナーをやってたので、そこで仲良くなった人に講師として呼んでもらえて、初めてセミナーの講師をしました。これは一個の収入源になるかもと思って、起業相談にのるようになりました。
そうするとそっちの割合が増えてくるんです。10:0やったのが、ちょっとずつ増えてきて、こっちに時間割くようになったんですよ。

その時、競馬サイトを3人で運営してたんですが。僕以外の人に対して、普段の報連相というか、連絡共有とか今どういう考えで作ってるとかしないまま僕が動いちゃったんで、不信感を持ち始めるわけです。「俺たちはここで頑張ってるのに、外で楽しそうなことしてる」みたいな。セミナーの様子とか人と交流してる様子とか発信してたので。
もちろんコンテンツは作ってたんですけど、昔よりもコンテンツ量減ったし。それでその人たちともうごちゃごちゃしちゃったんです。
完全に僕が悪いので何の弁明の余地もないんです。「一緒にできません」と言われて、すいませんとなって、最後の一年はほぼ僕一人で運営をやってたんですよね。

松本
他の人がいなくなったんですね。


そう。でも会員を継続してる人たちもいるから、じゃあやめますとも言えないので。3年目が始まってしまってるから、「こうこうこうで、一人になったので、とりあえず今年一年は続けます」って説明して続けました。
そのときは辛かったですね。

松本
なかなかハードですね。


その人たちのファンもいたから、彼らが辞めると一気にがくんと減るんですよ。
生活できるほどの売上が立たなくなるつつあるなかで、それを続けなくちゃいけないというジレンマに挟まれながら、一人で運営しながら、稼がなあかんから起業相談のほうも頑張らなあかん。
申し訳ないのと、とはいえ稼がなあかんのと。結構その辺がきつかったですね。

松本
それはきついなぁ…。
OMIYA!続けてたころを思い出す。

(笑)


そうですね、似てるかもしれませんね。

(5/6へつづく)

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