若き同志と 『未来の教育イノベーションの起こし方を考える』 :イベントレポート


 「ようこそ若き同志たちよ。」

 そんな大阪大学准教授佐藤浩章先生の言葉でイベントの幕は開きました。


 『未来の教育イノベーションの起こし方を考える』


 先月25日に大阪大学豊中キャンパスで開催された、このイベント。大学1〜3回生を中心に、高校1年生から社会人まで40名もの方にご参加いただたきました。

 プログラムは二部構成。

 第一部では、日々教育に携わられている社会人の方を二名お招きし、お二方の事業を実例に「教育イノベーションの起こし方」を、 第二部では、在学中様々な教育関係の活動をされてきた大学4回生のお二人のお話を通して、「大学生活の有意義な過ごし方」をそれぞれ考えました。


 第一部:「教育イノベーションの起こし方」を考える

 そもそもみなさんは教育イノベーション教育イノベーターといった言葉をご存知ですか?

 教育、イノベーション、各々単体で耳にすることは多いですが、教育イノベーションという複合語はあまり聞き覚えがない方も多いのではないでしょうか。

 そこでまずはこのイベントのモデレーターである大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部准教授佐藤浩章先生に、「教育イノベーション」のいろはから教えていただきました。

 続いてゲストの東南アジアでのPBL(Problem Based Learning)研修を企画するSolo Group LLC. 共同創業者である角田潤平さん(写真上)と、IT×ものづくり株式会社テックプログレス大阪天六校代表の西山和馬さん(写真下)から事業内容をお話いただいいた後、佐藤先生をまじえパネルディスカションを行いました。

 今の事業に携わられている理由に始まり、「教育イノベーションとは何か?」「教育イノベーションはいかに可能か?」という少し難しい問いまで、日々教育という世界で格闘されているお三方のお話しは、参加者の学びも大きかったようです。


 第二部:「大学生活の有意義な過ごし方」を考える

  続く第二部では、多くの参加者にはより身近な先輩である大学四回生のお二人からお話を伺いました。

 京都大学教育学部卒(現・株式会社栄光吉田圭一郎さん

立命館大学法学部卒(現・東京大学大学院教育学研究科)小林寛和さん

 なぜ教育を志されたのか、またその中でもなぜ「保育」「教育行政」を選ばれたのか。

 大学4年間の教育とどのようにかかわってこられたのか。

 お二人とも実地での教育とともに学問としての教育にも重きを置かれながら、なぜ進学と就職という人生の岐路における異なる選択にいたったのか。

 短い時間ではありましたが、濃密な四年間を過ごされたお二人のお話は学びの種で溢れていました。

 もちろんお二人の大学生活をそのまま参加者の「指針」とすることはできませんが、身近な先輩からのお話を聞くことは、参加者自身の大学生活を内省し、今後のあり方を考え直すきっかけになったようです。


終わりに

 最後に、ゲストの吉田さんから参加者へ向けたメッセージがとても印象的だったのでご紹介させていただきます。

 「大学生活の過ごし方」のアドバイスをいただいた後、こう付け加えられました。

「こうやって先輩としてみなさんに様々なアドバイスを述べることもできますが、でも何より同じ教育を志す者として一緒に頑張っていこうと言いたい。」

 公教育、私教育、家庭教育。どれをとっても課題が山積みの教育分野には近年ますます変革が求められており、「教育イノベーション」への要求も今後一層強まることが予想されます。しかし、それをゲストの方々が一手に担えるわけではありません。

 では、その役割を果たしていくのは誰なのか?

 その候補となるのは紛れもなく、今回のイベント参加してくださった方々であり、今このレポートを読んでくださっているみなさんではないでしょうか。


 当たり前のことですが教育イノベーションには、それを起こす者すなわち「教育イノベーター」の存在が不可欠です。

 冒頭の佐藤先生の言葉にもありましたが、これから切磋琢磨し、共に教育界に新しい風を吹きこんでいける「同志」が一人でも増えることを切に願っています。


未来の教育イノベーター養成プログラム実行委員 

京都大学文学部二回生 大澤健

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