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あの日の僕とファミコンと

今さらながらニンテンドークラッシックミニ(ファミコンのゲームができるやつ)を買った。1ヶ月ぐらい前に。
家に届いても箱とか開封せずに陽の目をあびなかった。

今年の夏期休暇は、私が体調崩してしまい完全に寝込んでしまっていた。今考えると室内で熱中症にかかってしまっていた可能性もある。それか夏風邪。

毎年のように色々とおでかけしたかったけど、親戚に風邪をうつしてしまうと大変申し訳ないので、家内と子供は帰省して、私は1人でお留守番。

寝ておきて、スーパーと家の往復しかほとんどできなかった。

毎年アクティブに行動して楽しむ私が、寝てばかりでストレスたまるので、ニンテンドークラッシックミニを開封してみた。

ブルーな気分の私の前に画面に表示されたマリオが30年ぐらいぶりに出迎える。

相変わらずのゲームのヘタさで、小学生の私も確かにヘタだけど、もっとサクサクマリオと冒険できたはずなのに最初のニセクッパも倒せずにゲームオーバーとなってしまった。

暗い部屋でゲームオーバーと表示された画面を見つめる私。

30年ぐらい前もこんな感じだった事を思い出した。

色々とモヤモヤとした気持ちをかかえながらゲーム。
基本ヘタなのでクリアできずにゲームオーバー。

暗い部屋でゲームオーバーの音楽を聴きながら、1人で文字を見つめる私。

何回か書いたけど、子供の私は将来が不安だった時期がある。
あの時のあの日の私はどんな気持ちで画面を見つめていただろうか。


子供が家に帰ってきて、楽しかった思い出を沢山話してくれて、その思い出を栄養にどんどん体は元気に回復していった。

1人でゲームやっていたの?ズルいとか子供に言われて、子供にはじめてのファミコンのスーパーマリオブラザーズをプレイしてもらった。
おそるおそる、でも笑顔でマリオを動かす子供達。
プレイしている子供達を見ていたら、あの日の私がオーバーラップしてきて、なんだかとっても感動した。

あの日のゲームオーバーの画面を見つめる小学生の私に、私はどのようにしてこの感動を伝えていけるだろうか。

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