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ミャンマーの転職サイトまとめ

単身赴任のサラリーマンがミャンマー人向けの転職サイトを作っているわけですが、参考にミャンマーの転職サイトにはどういうものがあるのかを簡単にレビューしたいと思います。

1. ここまでが大手!トップ3サイト

まずは外せないミャンマー人材大手の3サイトをご紹介します。いずれも外資系企業含む錚々たる企業の求人情報が網羅されています。僕の作っているサイトの目標になるサイトたちです。

おそらくミャンマーにある転職サイトで最大手と言っていいのがこのmyJobs.com.mm。詳細はわかりませんがおそらく独立系。ここが開催した転職フェアに本業の会社が出店したこともありスタッフをみたことがあるのですが、経営陣は白人のようなので外資なのでしょう。転職サイトの運営、人材紹介業、転職イベント開催といった総合的な展開をしており目下最強の存在感。

Similarwebのスコア(本日2017年4月22日時点)で見ると、国内ランク44位、トータルビジット数175.90Kです。規模としては日本の中堅転職サイト程度ですが、まだまだ市場規模の小さいミャンマーでは相当頑張っているレベルだと思います。FacebookのLike数は1,567K。

続いてwork.com.mm。こちらは有名なドイツのWebサービス量産企業Rocket Internet傘下の転職サイトです。トラディショナルなサービスを新興国で展開して一気に収益化する彼らはミャンマーも見逃しませんでした。彼らのスピードはさすがとしか言いようがありません。

Similarwebのスコアとしては、国内ランク41位。トータルビジット数66.30Kとなっています。あれ、驚いたのですが国内ランクがmyJobs.com.mmを逆転しています。しかしビジット数が随分落ちていますね。。どういう集計しとるんだ。。FacebookのLike数は889K。

大手3サービスのラストはJobNet.com.mm。こちらは求人情報の他に各種教育コース情報もサイト上で展開しています。ミャンマー人スタッフの中での認知度は相当高いサービスです。

Similarwebのスコアは国内ランク65位、トータルビジット数73K。こうして見ると他の2サイトと比べると随分差をつけられてしまっている状況のようです。FacebookのLike数は465K。Facebookでの展開に相当に力を入れているように見えたのでLike数が思ったより少なくて意外でした。もう少しあってもいいと思うんですが。。


2. その他の転職サイトたち。

上位3サイトに大きく遅れを取っているもののきちんと活動しているっぽいことが分かっているサイトたち。詳細は正直よくわかりません。規模を見ると小さいなぁという感覚ですが、上手くやらないとこのくらいの数値にも到達できずに終わるということですね。最初の越えるべき壁。

JobsInYangon。前に見た時からずいぶんサイトが綺麗にしっかり作り直されたような気がします。サイトによると現時点で掲載社数427社、求人数3,826だそうです。国内ランク180位、トータルビジット数78K。FacebookのLike数860K。Like数はwork.com.mmに迫る数です。

こちらもFacebookでよく見かけるサイトDream Job Myanmar。あ、日本のサイトによくあるGift Moneyを導入しているみたいです。国内ランク728位、ビジット数13K。FacebookのLike数659K。

こちらMyanmar JOBS DBも老舗なんでしょうか。国内ランク601位、ビジット数8K。Like数192K。

MyWorldはサイトのデザインは良さげなんですがあんまり存在感がないですね。国内ランク1,452位、ビジット数<5,000。Like数226K。

Achieve Career Myanmar。国内ランク2,258位、ビジット数<5,000。Facebookページなし。

jobseeker.com.mm。国内ランク3,954位、ビジット数<5,000。Facebookページなし。


career.com.mmはリビングデッド状態かなぁ。今日時点で掲載会社数82だそうです。国内ランク8,670位、ビジット数<5,000。Like数20K。

HotJobs.com.mm。国内ランク10,466位、ビジット数<5,000。Like数11K。


3. まとめ。

今回掲載したのはいわゆる人材紹介会社のCV登録サイトではなく、あくまで転職サイトとしてやっている(又は、やっていそうに見える)サービスのみです。これらの他に人材紹介会社のCV登録サイトは数え切れないほどあると思います。

ビジット数を見ておわかりいただけるのが、大手3社以外はほとんど個人ブログに毛が生えた(又は、生えてすらいない)レベルです。これは、まだまだ市場が小さいため多くのサイトが生き残れるレベルではないということです。

逆にいうと、大手のサイトですらビジット数は大したことがありませんから、これからがっつりと参入してくる企業がいると、生態系はひっくり返される可能性も十分あるということです。今回掲載した情報をもって、参入するのはリスクが大きすぎると見るのか、これは可能性があると見るのかは人それぞれでしょう。

一つ日本と違うのは、あんまり各サイトに違いが見つかりません。例えば、この業界に特化しているとか、このIT系エンジニアに特化しているとか。誰もまだ差別化については十分考えられておらず、いずれも汎用的・総合的な展開を目指しています。これもまだまだ市場が小さいので特定のセグメントを相手にしても商売にならないの状況があるのかもしれません。

ということで、これらのサイトが今後どのように成長(又は、死亡)していくのかもウォッチしていきたいと思っています。

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