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見えた(mildrage ROMツアー final)

2/2 mildrage 2nd mini album “ROM” TOUR FINAL@新代田FEVER

mildrage!渋谷のin the family fest に続き2回目。渋谷の時は後ろで、人がぎゅうぎゅう過ぎて、まっっっっったく何も見えなかったので、今回はどうしても見たい! でもダイバーに顔蹴られたくない! という葛藤のもと、「安全」だけど「見える」くらいのとこにいました。おかげさまで無傷です。セトリは曖昧。ただ、Silent spear→Armeriaの流れは上がりました。the giant of fearもかかっこよかった。5:50amはなんかぐっとくるような表情をボーカルの2人がしているので、なんかいいものみたなーって思いました。

一応予習として配信でROMは聞いて、あとメインコンポーザーのKazさんがnoteで公開している記事も拝読。こういう風に解説してもらえると、全然理解できてはいないんだけど、興味がわきます。(あんまり頭でっかちになると楽しめないっていう考え方もあるとは思うけど)音源だけ聞いた段階だともちろん表題曲のSilent spearはやっぱり歌い出しから鳥肌たつし、あとはIf youがかっこいいな(ありふれた感想すぎ)って思ったんだけど、この曲がもともとは表題曲候補だと書いてあったので、ちょっとうれしかったです。

バンドというものにほとんど触れてこなかったのでよくわからないのですが、曲作る時ってメロがあってそれに肉付けしていく形しか見たことなかったので、夕闇がメロはあと乗せっぽいことを話していたりするのを見ると、めっちゃびっくりしたような覚えがあります。いろんな作り方があるのね……勉強になります。

さて、実際のライブ。下手よりだったので、ベースのKazさんが良く見えました。ともやんの4弦に見慣れてると、Kazさんの6弦ベースはネックが太すぎて、まったく別ものの楽器みたい。(夕闇にはまる前からよく見てたベーシストは5弦だったので、ともやんのベース見るとしゅっとしてるなーと思ってました)

自由に動くMEGさんと衝突しないように、Kazさんがかなり気を使いながら、動いているのが印象的でした。手元に集中してるように見えるけど、ちゃんと周囲のことは把握してるし、身のこなしが軽やか。夕闇はどっちかというとこやさんが一番ステージの空間の把握はしてるように見えます。

ギターのJunさんは物理的にほとんど見えなくて、リフとかも控えめな曲が多いんだけど、たぶん動くタイプ。(音からなんとなく判断)mildrageのギターについてはKazさんが曲の構成の特徴について、記事内で言及していらっしゃるので、ぜひ興味のある方はどうぞ。5:50amのギターがかっこよかったなあ。

ドラムのkengoさんは動画の時のにっちに雰囲気が似てるんだけど、ゴリゴリの音鳴らしてるのに、表情とかはけっこう柔らかいままなところが、にっちとちょっとちがう。

てっぺいさんの声を聞くと、すごく厚くて人間の体って楽器だなって思う。すごく骨格がしっかりしてる声してるよなー。渋谷の時にクリーンの声ももうちょっとしっかり聴いてみたいと思ったので、それがかなってよかったです。

MEGさんはお写真見る限りはそこまで背が高くない感じなのに、歌い出すと後ろに炎が見えるタイプ。美しさは戦闘力だよね。自分のパートじゃないときに後ろでお水飲んでる時はすごくはかない感じになるのに、「全力でかかってこいや!!」って言われると、はあ……好き……ってなる。私の性癖なんだけど女性の低めの声の人に弱いので、ほんと声質が好き。

ROMを聞くとちょっと少し葛藤がうかがえるような(まあ、芸術家で葛藤してない人なんていないんだけど、きっと)その葛藤を越えて、やってやるぞっていう気概にあふれたライブでした。てっぺいさんもMCで「いつまでも小さいところで満足するのは違う。大きいところでみんなに会いたい」(ニュアンス)みたいなことを言ってました。

ROMは、3バンド全部スクリームするんだけど、全然色はちがって、それぞれに魅力があって楽しかったです。ジャンルで分けるのとかって意味は本来はないんだよね。ジャンル分けが必要なのは、CDの棚のどこに入れるかと、知らない人に説明する時くらいなんだろうな。好きなものは好きでいいじゃん。



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