読書記録「ワーママが無理ゲーすぎてメンタルがやばいのでカウンセラーの先生に聞いてみた」

メンタルの限界が来た時に出会った本の読書記録です。


どんな本?

筆者は、自衛隊で「心理幹部」として任務で傷ついた隊員の心のケアをしてきたカウンセラーさんです。
戦場を知った方からして、現代の子育て環境は戦場とのこと。
一つ一つ短く書かれているので、テンポよく読むことができます。
ワーママつらいと思ったらお勧めできる本でした。

STEP1 悩みがなくならないのはなぜ?基本のメカニズム

・うつの人には、「自信」と「エネルギー(疲労」の低下がみられる
・疲労はポイント制でたまっていく(3段階あって、一晩寝たら回復する「通常疲労」、回復に2倍の時間がかかる「うつっぽい状態」、死にたいなどの思いが出てくる「うつ状態」)
・感情は、生きるためにヒトを守ってきた。コントロールするのは難しい。感情が強いときは疲れているかも。

STEP2 そもそも子育て環境が無理ゲー!?戦況分析

・女性のタスクの総量が増えている
・いわないとわからない男性に期待するのはナンセンス
・厳しい状況にいることを認識して、自分のケアをすることの重要性を理解する。

STEP3 自分の戦力をチェックしよう 戦力分析

・ストレス対処能力、支援環境をチェック

STEP4 子育て戦場での戦い方ー実践編

・ママがうつになることは、子供への影響が大きい。子育ての最終目標は「ママがうつにならないこと」。でもうつの経験も人生の財産。
・緊急時の行動プランを立てる(「通常疲労」の時プランA、「うつっぽい状態」のプランB、「うつ状態」のプランX)

STEP5 子育て情報鬱にならないために

・子育て情報は取捨選択を。取捨選択できないときは疲れているかも。

STEP6 お悩みワーママへの処方箋

・Q&A形式
・いろいろなQ&Aがありますが、一時的にキャリアダウンになってしまって、落ち込むというもの。季節は必ず巡る、使命ともいうべき役割が必ず巡ってくる。

私が第2子を出産したころ(産後うつの話)

私は第2子出産後、育休退園になった長女(いやいや期真っ盛りの2歳)とコロナ禍真っただ中に初めての2人育児にいきなり突入。

主人は、自信もエネルギーも私から奪う言動ばかりで、
睡眠も当たり前に取れず、
生後半年で、常に頭がさえて、眠れない。
どこかから飛び降りること、自死した有名人のことばかり考えている状態になりました。
ただただ、自分から出てきた幼子を置いて死ねないという責任感だけで存在していました。

主人に怒鳴られたことをきっかけに、もう駄目だと認識して、
地域の保健師さんに電話をして、その日中に面談、心療内科を受診。
長女が週に何回か保育園に通えるように手配もしてもらって、
睡眠薬で眠る生活に入りました。
(自殺予防のため入院を求められたけど、完全母乳だったので、お断りしました)

地域に助けられた時でした。

「うつにならないことが最終目標」
本当にそう思います。