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身体の声を聴く方法~気持よさを感じる

5月の「初心者向けの禅入門」の講座では、3つのことをしました。
・ZEN EATING
・ボディーワーク(ヨガ)
・メソッド「かすかな心」

最初のZEN EATINGについては、以前のnoteをご参照ください。
ZEN EATING 禅寺での食事作法を体験して

今回もヨガの先生である、かわだゆきみさんにお願いして、
身体に親しんで気持ちよさを感じることをテーマにボディワークをしました。

身体を曲げてみる。
こわばっているところや違和感はないか?
痛いところまできたら、そこまでやらず、ゆるめる。

ゆるいと痛いの間に、気持ちがいいところがあります。

人は頭で考えると、気持ちよさを感じられません。

頭で身体を動かそうとすると、次のように考えてしまいがちです。
先生と同じ形にしなければならない。
痛いくらいの強さでないと意味がない。
人と比べて、自分は出来ているかを判断する。

このようにしてしまうと、ちょうどいい塩梅が分かりません。
無理をして身体を苦しめてしまうか、臆病になって緩んでしまうか。
結果的に長続きしなかったり、刺激中毒になってしまいます。

私は、身体なりに動かすことを意識して、
前回よりも気持ちよさを感じることができました。

ボディワークをすると、頭で考えるいい状態と
身体で感じる心地よい状態は違うという
ことを、あらためて感じます。

はじめて体験した方は、形をきちんとしようとしたり、
無理に曲げようとして、苦しくなってしまったそうです。

仕事でも、同じような理由で苦しくなってしまう話を聞きます。
あなたは無意識で無理をしたり、人に合わせようとしすぎて、
苦しくなっていませんか?

頑張っている人ほど、頭で理想型やゴールを考えてしまいます。
ボディワークをするときも、どのようにすれば上手にできるか
ポーズをとる前から考えてしまいがちです。
すると、心地よさを感じることができません。

心地よさを感じるには、思考をいったん
手放して、心地よい状態とは何か
ということを感じるのが大切です。

身体が感じている、かすかな感覚は、
日常生活を送っていると
気が付かないことが多いもの。

身体で感じる、かすかな心地よさは、
頭では物足りないと
考えてしまうくらいです。
だから、もっと伸ばそうとしたり、頑張ろうとしてしまいます。

それは頭の刺激にはなっても、身体は無理している状態です。
すると、身体が悲鳴をあげるので、あとには嫌な感じが残ったり、
苦しくてやめたくなります。

これを「続けなければならない」と考えて、
我慢や根性で乗り越えようとすると、
いつかどこかで限界が来ます。
うつ状態になったり、燃え尽きたりしてしまうのです。

スポーツ選手がそれまで出来ていた動作が思い通りに
できなくなってしまう「イップス」もそうですね。

ボディワークをしながら、身体だけではなく、
感情や思考など自分の内側にも意識を向けました。
ドキドキしている、ソワソワしているなど。

ボディワークや坐禅をして、自分の感情や思考を意識してみると、
自分では気が付かなかった自分の想いに気がつくことがあります。

頭で理解するのと、身体で体験するのとでは、
まったく別の経験です。
話を聴いても心にひっかかりませんが、体験すると、
ピンときて腑に落ちます。

参加した方からは、次のような感想が出ていました。
「カチカチだった身体がほぐれていくのが気持ちよかった」
「初めて身体を使って気持ちいいという感覚がわかった」

普段、色々な選択がある中で、自分の感覚に聴いて動くのは、
思考で出すのとは違った方法です。
直観もその一つでしょう。

「今まで自分で自分を苦しめる生き方をしてきた。
自分が心地がよいことは何かがわかって、
楽に生きることができるようになってきた」
という参加者もいました。

「内側の感覚に意識を向けることをもっと早く
知っていたら、違う人生になっただろうと思う」
という声もありました。

気づきを、これから仕事や人生に活かしていけば
よいのではないでしょうか。

あなたも身体や心の声に耳を傾けてみませんか。

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