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する?しない? - 2024/01/20

◯アイコン

自身のアイコンになる絵が欲しくなって、ボールペンを走らせた。
ペン先くんは、私の醜い自己承認欲求をいっしんに受け止め、真っ暗なインクをひり出してくれた。
「こんな人間のアイコンとして消費されるインク達が可哀想でならない!」
というボールペンの叫びが聞こえてくる。
すまない。本当にすまないと思っている。

左上は棒人間の身体にした没案の端。
手足は丸い方が、風水的にもよいのだ。


◯パルワールド

パルワールドというゲームが気になっている。
色々なゲームのいいとこ取りをしているらしく、友達から聞くにはかなり面白いとの事。
「パル」と呼ばれる可愛い動物達をたくさんテイムしていた。

このパルを捕まえる為のアイテムを使う事で、なぜか人間も捕獲できるようだ。
友達は「密猟団ルーキー」という敵モブと、傭兵のようなモブを手持ちパルにしていた。
成程、雲行きが怪しくなってきたな。

またプレイヤーレベルに応じて、様々な物を製作できるようになるそうで、最終的にはロケットランチャーやライフルのような兵器も作れるらしい。
武器の製造ラインをつくって、武器工場なんかも作れる。
成程、なんだか危なそうな気配もしてきたな。

友達はこの製造機能によって、”解体包丁”を作成していた。
どうやら、手持ちのパルを解体して角や肉などの素材に変換するアイテムのようだ。
友達がこの包丁を使って最初に解体したのは、「密猟団ルーキー」だった。
オイオイオイ、人間を解体だなんてそんな猟奇的な事が許されるのかい?
次の瞬間、ゲームの仕様により「密猟団ルーキー」の身体はモザイクに包まれて消えた。
成程、うん。
成程なあ。
こりゃ参ったな、ははは。

パルは種まきやアイテム採集などを自動で手伝ってくれるらしいのだが、酷使しすぎるとストレスが溜まって病気になったりもする。
(友達は病気で疲れ果てたパルをそのまま労役に従事させていた。おそらく地獄行きだと思われる。)

PVを見る限りでは、先ほど紹介した武器製造ラインに、パルを従事させることも可能のようだ。
「パルのうつ病をなおす薬」なるものまで存在しており、このゲームのテーマ性が「かわいいパル達とスローライフを送ろう♪」でない事だけは理解できた。

攻略重視のプレイ効率と、パル達を愛でようとする倫理観の間で、いかにして自分のプレイスタイルを構築していくかが楽しみの一つなのだと思われる。
最終形態のニンゲン観察モニタリングはこうなるやもしれない。
「パルを24時間労働させる?させない?」
自分はどっちのニンゲンだろうか。
私は静かに、ブラマヨ小杉の笑顔をうっすらと思い浮かべた。

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