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今回の福島第一原発処理水放出について

このタイミングでの放出強行には驚いたし、岸田政権の目指す意図が読めない。
確かに科学的には問題がないのだろう。
しかし風評被害は、人の心が起こすもの。
配慮と対策が不足していた思う。

貯蔵タンクがいっぱいで、もう置く場所がないから海洋放出します!
では、余計な摩擦が起こる。
それに、希釈して薄める?
この表現も、またよろしくない。

では、本当に保管場所はないのか?
いや、ある!
同じく廃炉が決まっている、福島第二原発の敷地内。

なぜ更に貯蔵するのか?
この処理水は、廃炉が完了するまで続く。
デブリを取り除かない限り、汚染水が発生する。
30年〜40年、いやそれ以上掛かるだろう。

貯蔵するメリットがある。
「半減期」だ。
トリチュウムも半減期がある。
12〜3年でその放射線は半分になり、更に放置するとヘリウムへ変化する。
現在の貯蔵タンクにも、半減機をむかえたものもあるだろう。
放出する前に、半減期を考慮すべきだ。

トリチュウム半減期→寿命

希釈する必要のない状態や、トリチュウムでない状態にして海に放出するなら、どこの国からも文句は出ないだろう。
中国やロシアは、それでも言いがかりは付けてくるだろうが、これは日本も
半導体などの輸出規制を強化しているので、完全に歩み寄ることは不可能。
海産物は、国内消費に力を注ぐべき、中国や香港、マカオなどに輸出しているのは、全体の約半分、金額にして1500億円ほど。
日本国民一人当たり、年間千数百円ぐらい多く国内海産物を食べれば消費できる。
自給率もアップして国力は高まる。

日本政府の出番、輸出できない海産物は政府管轄で全て買取り国内消費へ回す。
自給率を上げるためにも、国内産の海産物をしっかりと日本全土へ流通できるように、今こそ整備すべき。
海外産の輸入冷凍海産物を食べるのではなく、国産の新鮮な魚介類、干物、冷凍物を食すべきだ!

福島第一原発
貯まる処理水
安全性の調査を行なっている

(参考)⇩
トリチウム(三重水素)は水素の一種で、放射線を出す放射性元素。
宇宙線などの影響により自然に生成されるほか、原子力発電所の稼働や核実験などによっ て生成される。
トリチウムは、12.3年の間に半数が放射線を出し、そして放射線を出さないヘリウム3に変化する。


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