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【ウルサマ2023】前期レポ!懐かしき「いつもの夏」!!

先日『ウルトラヒーローズEXPOサマーフェスティバル2023』、通称ウルサマに行ってきました!

ウルサマ(旧称ウルフェス)は毎年夏休みの時期に開催されるイベントで、展示とステージショーを楽しめるウルトラマンの一大イベントです。

特に今年は開催地・池袋サンシャインシティが『ウルトラマンブレーザー』第一話の舞台となった事で話題になったこちらのイベント。今年もめいっぱい楽しみました!

第一話、降下したゲント隊長たちが進んだ通路。
ここを通って会場へ向かうのだ。

この記事ではその感想を書いていくのですが、当然ながら展示品やステージに関するネタバレが入ってきますので、「これからウルサマに行く!」という方にはおススメできません。見終わったらまた来てね!!

展示コーナー

ウルサマの展示は基本的に、スーツ&小道具とジオラマ配置がメイン。
ただ今年はスーツ展示が少なめだったかな?と思います。
後述のスペース分もあるし、そもそも去年や一昨年の数が多かっただけな気もします。配置されているスーツは見る機会が減っていた方々なので、嬉しさの方が強かったです。

まさかのハイブリッドアーマー展示。
ベータスパークアーマーの展示もあり、エックスが推されている気配を思う。
X空間。

ジオラマコーナーは今年も迫力たっぷりで、「どんな写真を撮るか」という楽しみがあります。中にはスマホを走らせて動画を撮れます!なんてコーナーもあったりして、工夫が感じられる。

あまりにも可愛いセブンガー

展示コーナーには他にも「ゼロから守って貰ってる気分で写真撮影できそうな展示」や「マルゥル、ペガと座ってツーショット写真が撮れるコーナー」など、魅力的な展示が色々あるのですが……

やはり今年の目玉は、会場内に設置された『SkaRD池袋支部』でしょう!
会場の一角には、『特殊怪獣対応分遣隊』と示された空間があり、その中にはゲント隊長を始めとしたSkaRDメンバーの机やSkaRDの装備、小道具などが!!まるで劇中の部屋の中に入ったような感覚で、SkaRDのセットを観察することが出来ます。

そのまま置かれている隊員の机。
椅子のクッションや小物まで再現されている。

隊員の机には、来場したキャストさん直筆と思われるメモが貼ってあったりもしました。私が行った時にはゲント隊長とエミ隊員のものだけでしたが、今後来場した他の隊員さんの分も増えるのかなー。

装備の展示もある。
じっくり眺めよう。

更に会場には、もちろんあのアースガロンの姿も!!
生で見るアースガロンは、細部まで迫力いっぱい。
カッコよく愛嬌もある顔立ちから目が離せません。

Earth Gate Open……
Earth Gate Open……

アースガロンに関しては、なんとコックピットの展示も合わせて行われていました。しかもこのコックピット、中に入る事も出来る。子どもたちが楽しそうにコックピットに入る姿は微笑ましいものでした。もちろん私も中に入って堪能しましたよ!

去年までとの違い

去年までのウルサマだと、ライブステージ横の広い空間でウルトラショット(有料記念撮影)に向かうウルトラ戦士を見送ったり、撮影したり出来たのですが、今年はそこを通らずショットに向かうようです。寂しいですが、その分だけ人が分散してステージまで過ごしやすくなってはいるかな?
ショットのコーナー近くには登場するようなので、そちらで待機していればOKのようですが……お姉さんたちの「いってらっしゃーい」はないです。

ステージ前には、アナウンスも兼ねたお遊びのコーナーが開催されたりもしています。例年ですと司会のお姉さん&異星人のコンビでお送りしていましたが、今回はSkaRD隊員設定の司会お姉さんのみ。ここもちょっと寂しいポイントではありました。ウルフェス時代はウルトラ戦士が一緒に遊んでくれたんだけどねー、人が集まりすぎるんでしょうか。

ところで今年のお姉さんはSkaRD隊員という設定でしたので、現状だと「ウルトラマンの事はなにも分からない」というテイで進行しないといけないのが大変そうでした。
ブレーザーストーン……? 何それ……変身とか知らない……
ゲント隊長がウルトラマン……? まっさかー!

ライブステージ

展示コーナーもそうですが、やはりウルサマの肝はライブステージ!
今年も大迫力のステージが披露されました!

今年のステージは前後編構成で、前期前半はゼットを中心とした『スターズ編』、前期後半は『ブレーザー編』という形になっています。

前期の中心に据えられているのは、「応援の声」の存在でしょうか!
一昨年、去年は感染症対策もあり、声援はNGでした。ですが今回、ウルサマになって初めて声出しが解禁されました!!

というわけで、『スターズ編』では念願の「ご唱和」が叶う。
会場のみんなで叫ぶ「ウルトラマンゼーット!」は感無量。そして今まで、応援の声というものを浴びて来なかったゼットさんが、初めてその力を実感する。「ウルフェス」時代から続くウルトラマンと地球人の関係性を改めて提示してくる演出には、グッと来ましたね。

一方、『ブレーザー編』ではステージオリジナル隊員を中心にストーリーが展開するのですが、「ブレーザーに応援の声が届くかどうかは分からない」という設定で進められているのが印象的でした。ゲント隊長はともかく、ブレーザーさんには伝わる保証がない。それでも応援はするのだ。
ブレーザー編で特に良かった点は、やはり第一話のビル登りを再現するような演出があったことでしょうか。ステージ内に梯子状のセットが組まれており、そこをブレーザーさんが……登る!!

二つの物語が終えた後は、様々なウルトラマンが登場するボーナスタイム『フィナーレ』が披露されます。こちらも去年のウルサマから展開されるようになったものですが、今年のウルサマだと『フィナーレ』タイム中に長めの撮影可能時間が設けられていました。

『フィナーレ』では、今年25周年を迎えるガイア&アグルも参戦!
去年登場したアグルSVに加え、更なるサプライズが我々TDG世代を襲う!!

「もう一度……光をつかめ!!」
ウルトラマンガイアの更なるヴァージョンアップ!
ウルトラマンガイアSSV(スーパースプリームヴァージョン)!!

正直に言えば、観る前には「アグルSVはまだあり得る可能性だけど、ウルトラマンガイアの更なる強化ってなんですの」という気持ちがありました。
アグルSVはifとして成り立つけど、ガイアのSVってもう充分強いじゃん!
地球の力、なにとの戦いを想定してるの!?

実際問題、ガイアSSVの登場にはストーリーなどはありませんでした。
でもねぇ……実際に藤宮から我夢に光を託すところを見てしまったらねぇ……ガイアとアグルのスタイルが合わさった戦闘を披露するSSVを見てしまったらねぇ……グッと来てしまったんですよ。大ファンだから……

正面だけ観るとスマートになったガイアSVという感じだけど、実際に動いているところを見たら背面にアグルの青が使われていて驚きました。ガイアでありアグルでもある……のかもしれない。カッコ良かったです。

ステージのラストでは、それまで声援の意味を理解していなかったと思しきブレーザーさんが控えめに手を振り返す場面も! ああ、伝わった!!
正体不明の異星人とのコミュニケーションが進んだ……という実感を抱きながらライブステージは終わる。幸せな時間でした。


そんなこんなで、私は今年も『ウルサマ』満喫しました!
とはいえ……ちょっと気になってしまう部分もあるので、以下で気になる事をつらつらと書いていきます。
楽しかったーのレポで終わりたい人は次の項目飛ばしてくださいね!


気になってしまったこととか

先に書いておくと、本当にウルサマは楽しみました。
展示もステージも。充分に楽しくエネルギーチャージも出来た所で、「けれど……」な部分を書いていきます。

ライブステージのストーリー、かなり薄味に感じました。
前半は雑にピンチになったゼットさんが、声援の力を得て逆転するお話。
後半は大きめの山場があるという程でもなく、ブレーザーさんの戦いを応援しながら拝見する。
ステージショーとしての必要最低限の話回しはしていたと思うのですが、やはり例年に比べてストーリー面での盛り上がりポイントが薄かったな……という感想を抱いてしまいました。

諸々事情はあるのかな、と思います。
特にブレーザーに関しては、現状の本編の空気感を維持する為には、あまり大掛かりな事は出来ない。一方でニュージェネレーションウルトラマンを「スターズ」として売り出していきたい。実際のところは分かりませんが、色々な理由を総合しての前後編構成だったのだろうと考えます。
それでも、上演時間約30分のステージを二部制+フィナーレで分割したら、そりゃあ大したお話は描けないでしょう。例年であれば(本編に影響しないながらも)ステージならではの登場キャラクターとストーリーを楽しめた所が、分割されて小規模なバトルの詰め合わせとなっていたら、やはりちょっと思うところは出てきます。

去年の『デッカー編STAGE1・2』では、登場キャラクターを抑えた本編+様々なウルトラマンが登場するフィナーレ、という形式でした。こちらもフィナーレにキャラや尺を割いている分、お話は小さくまとまっていましたが、それでも一篇のストーリーとしての盛り上がり所はあったと感じています。今年はそこから更に分割してストーリーを弱めてしまったので……この路線が続いたらちょっとモチベーションが下がるな、と感じてしまいます。

銀座博品館で行われた『スターズ編』でも短い二篇という構成は行っていたので(こちらはざっくりMOVIE大戦しましたが)、色々試している時なのかなぁ。どうであれ、一篇終わって「はー楽しかった、じゃあ次」と気持ちを持って行けるかというと微妙なところで、両者の印象を相互に薄めてしまっている気もします。休憩時間を挟む、連続した前後編ならそんなことないんですけどね。

会場では後期も二部構成と書かれていましたし、今年はストーリー面での楽しみは期待しない方が良いかなぁ……と考えています。とはいえウルサマ(ウルフェス)後期は、例年通りであれば会場の参加要素が増えて楽しいショーになる事が多いので、そっちの面で期待はしています!!

あともう一つ気になったのは、ガイアSSVの発表タイミング。
去年のアグルSVもそうでしたけど、流石に初日初回後に発表は早すぎるよなと思います。「えっ、こんなキャラが出るの!?なら行かねば!!」という需要を狙っての宣伝でしょうし、遅すぎたら予定を組めない……というのも分かるんだけど、一週間くらいは寝かせても良いんじゃないかなと思います。公式アカウントから情報を仕入れなければ問題ないんだろうけど、それってウルサマ運営側の望むところではないと思うし……

毎年色々な事を考えながら開催してくださってると思いますし、今年も楽しんではいるんですよ!!(再三の強調)
けれどやはり、気になる部分は表に出しておきたいなという想いで書きました。後ろ向きな話は……これでおしまいっ!!


ステージのバザンガバルーン良かったなぁと思いつつ振り返るバザンガ展示

後期も楽しむぞ

後期期間も後期期間で、展示の一部変更やステージでのサプライズなどあろうと思います。今はその時を楽しみに待ちつつ、毎週の『ウルトラマンブレーザー』を視聴していく。

ウルサマと本編が合わさる事で、私は夏を強く意識するんですよ。
それは「夏はウルフェス!」と言われていた時期からの伝統で、応援の声が解禁された今年は、本当に「あの夏が帰ってきたのだな」という気持ちでいっぱいになりました。いやぁ帰ってこないものもあるんだけどね、アイスとか!!!でも子どもたちの応援の声、嬉しい!!!!


※後期記事。前期の感想は上述の通りだったが、手のひらを返している。

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