見出し画像

【ウルトラヒーローズEXPO2021】それでも、僕らの想いは彼らに届く

ウルトラヒーローズEXPO2021に行ってきました!
厳しい状況の中ではありますが、どうにか開催へ漕ぎ着けた本イベント。
例年と違う部分なども多々ありましたが、その内容はと言いますと……

ウルトラ最高でございましたァァァッ!!!

『最終回のその先』として文句のないバトルステージ。
熱く盛り上がり、サプライズと言える要素も盛りだくさん!
以前から普及に努めていた新しい応援の形も合わせ、コロナ禍に対応して生まれた今回のステージは、けれど例年と同じく、そして時にはそれ以上に観客の心を惹きつけるものであった、と感じます。

そういう部分を抜きにしても、セブンガーは可愛いしハルキとゼットの相変わらずさには安心するし、ウルトラヒーローはカッコいいし遠藤さんの歌声は半端ないしジャグラスジャグラーの斜に構えた魅力も抜群に発揮されていたし……本当に、ウルトラマンZを観ていた方はぜひこのステージを見ていただきたい!と心から感じる一作でした。

2020年末現在、情勢が情勢ですので外出は……という方も多くいらっしゃるかと思いますが、今回のイベントは公式で配信も実施致しますので、そちらも合わせてぜひご検討いただければ嬉しく思います。良いステージだったので!

https://www.ultra-expo.com/prism/2021/live/

というわけで……
本記事では、こちらのイベントの感想を書いていくのですが、一部バトルステージ内容に関するネタバレが含まれます。これからイベントへ向かわれる方、配信を御覧になる方はその辺りご留意ください。


今までと変わったこと

バトルステージの話をする前に、こちらから。
当然ながら、今年のEXPOは例年通りの状況での開催とはなりませんでした。新型コロナウィルス感染症への対策のため、去年と色々と変わった点があります。多くは公式HPに記載されている内容ですが、実際にイベントに行っての所感も合わせて紹介させていただきますね。

https://www.ultra-expo.com/prism/2021/covid19/

・マスクの徹底と検温・消毒
こちらは基本的な対応。
全スタッフや来場客のマスク着用とアルコール消毒対応はこちらでも行われています。

・ステージ回数の減少、一席空け
去年のEXPOでは一日五回あったステージですが、今年は一日四回に減少。席も一席ずつ空け、常に換気を行う事で三密の回避に努めていました。
客席ブロックの作りも例年とは変わっており、真ん中の大ステージを囲むような形に変化。例年と比べて見通しは良く、過ごしやすい空間でした。ただステージの作りが違うため、例年と比べて視覚的な演出は弱めになっているようにも感じました。映像との合わせ方が少し難しそう。かつ、左右の客席へ寄って戦うと、反対側からは良く見えない。良い部分もあり悪い部分もあり、ですね。次回四日は真ん中から観れるので、また印象も変わるかもしれません。

・来場情報の登録
こちらは完全に感染症対策。
元々円谷がイベントで活用していたStampSというアプリを使い、来場者の情報を登録・感染者が出た場合に対応しやすくしてあります。
StampS用のQRコードは各座席などに設置してあり、うろうろと探し回る必要はありません。
アプリを使用しない場合でも、紙で情報を記入することも可能。ただ記入所が混む場合もありますし、出来ればアプリ対応した方が良いかも。COCOAの導入も公式HPで推奨されています。

・ショップの最小化
例年のイベントでは様々なウルトラグッズが立ち並ぶショップが開かれていたのですが、今回は極ごくわずかに申し訳程度のショップがある程度でした。公式グッズはオンライン販売しているので、そちらをチェックです。毎年一番混む場所でもあったので、少し寂しいですが納得の対応ですね。

・展示品の減少
これは残念といえば残念なポイントなのですが……
スーツや小道具などの展示、今年はかなり少なめでした。
ただそれでも、捕獲されたセレブロキングジョーSCわくわくウルトラメダル工場D4レイなどのストレイジ小道具など、要所を抑えた展示がなされていたので個人的には満足です。網に捕らえられたセレブロをやったぁコイツですよコイツ!とぱしゃぱしゃ撮りまくれる。

・入退場口の分散と、規制退場
会場の入退場口は例年と異なっていました。
バトルステージ入場口とウルトラショット入場口、退場口がそれぞれ分割されており、バトルステージの退場もブロックごとに行われます。
席によっては退場にちょっと時間がかかる場合もありますので、その点もご留意ください。

・配信の実施
これも感染症対策の一つというか、会場に来れない方への対応ですね。
最終日、1月4日の最終ステージは様々なゲストを迎えてのウルトラマンZフィナーレイベントになるのですが、こちらのイベントがオンラインで配信されるそうです。
博品館劇場でのステージもそうでしたが、これをきっかけに毎回配信を実施してくれてもいいな、と個人的には感じています。

……概ね上記のような内容でしょうか。
イベント側として出来得る対応はしっかり取っている、と感じますので、むしろ気にかかるのは来場に際しての移動や飲食でしょうか。来場者側としての心構えもしっかりして協力していきたいですね。


バトルステージ感想

物語は最終回の後のこと。
正月に合わせ地球に帰省していたゼットとハルキが、ある敵と出会い戦いを繰り広げていく……

ここからはネタバレを含みますので、未見の方はお気を付けくださいね。
そしてあくまで私の感想です。本当に。
また、観覧から一日経過したのちに記憶を頼りに書いているので、ところどころ順番や詳細が怪しい点があることもご了承ください。記憶力!!


まずですね。

冒頭の戦闘。
ガンマイリュージョンでゼットさんがティガ・ダイナ・ガイアさんをお呼びするじゃないですか。

観てたらなんか、泣きました。

えー、ティガさんたちが目の前で戦ってる……
去年までしばしば拝見していた光景だし、今年入ってからだって博品館劇場での6兄弟物語とかでウルトラマンさん方の戦う姿は目にしていたんですよ。だからその、想定してなかったんですけど。泣きました。

目の前にいるぅ……
ちゃんとEXPOが開催されて、彼らが私の前でその雄姿を見せてくれている。
その時に初めて私は、もしかしたら彼らに会えないかもしれないと不安に思っていた事を自覚しました。だって状況は厳しくなる一方だし、自分自身の体調が悪くなる可能性だってあったのだし……

でも、ちゃんと開催されて、行けて、会えた。
じんわりと嬉しさが溢れてきてダメでした。泣きました。

そもそも開幕ガンマイリュージョンがズルいんですよぉ……
私完全にTDG世代のウルトラファンなので、特にティガさんには弱いんですよ。ダイレクトアタックですよ。泣きますよそりゃあ。

開幕の戦闘が終わった後は、ひとまず落ち着いて日常パート。
帰ってきたウルトラマンゼットことハルキの元にやってきたのは、ユカが新開発したというAI搭載の自律型セブンガー君!

このセブンガー君がね、可愛い。
平和のため、人々を笑顔にするために新開発された自律型セブンガー。
彼の学習の為に、ハルキと司会のストレイジ隊員お姉さんは観客とゲームをすることに。音楽に合わせて手拍子だ!

ゲーム説明の前にハルキとセブンガーがあっち向いてホイで遊んでたり、いざ手拍子ゲームが始まったかと思えばセブンガー君の手がどう見ても届いてないとか、愉快で楽しい光景が繰り広げられていたのですが、そこに現れる不穏な影……

究極生命体アブソリューティアンの戦士アブソリュートタルタロスが、ウルトラマンをおびき寄せる為、地球に攻めて来たのだ!

ハルキ「なんかカッコよくて良い人そうっすね」
ゼット「人を見た目で判断するな!!」

究極生命体アブソリューティアンの戦士アブソリュートタルタロスを見た時のハルキの気の抜けた感想が好き。そういうところだぞハルキ。

そして究極生命体アブソリューティアンの戦士アブソリュートタルタロスは、ゼットを倒す為に様々な敵を呼び出す。

あー各種ダークネス……
あれ……見慣れないダークネスさんが……どちら様だろう……

……。

……はっ、えっ……

……グリージョダークネス……?

ぐり……えっ、グリージョダークネス……?
正直予想していなかった敵が混じっていて驚き余って最初認識出来てなかったんですが、グリージョダークネス……その、なんというか凄く良いですね……

それで、ですよ。
そう言ったダークネスに混じって、ジャミラを呼び出していた究極生命体アブソリューティアンの戦士アブソリュートタルタロス。こいつは元は人間だぞとハルキに告げ、彼を迷わせる。

うっ……性格が……性格が悪い……!!(褒め言葉)
多くの怪獣たちの中でもトップクラスにハルキとぶつけちゃいけない怪獣を呼び出す究極生命体アブソリューティアンの戦士アブソリュートタルタロス……案の定、迷いが生まれて戦えなくなるハルキ……

劇中では守れるものを守る為に覚悟を決めたハルキですけれど、相手が人間そのものだったと知らされればそりゃ迷いもする。
動けないゼットを余所に果敢に戦いに挑むセブンガー。けれどそのセブンガーも倒され、ゼットは動けずにいる。

そんな時、例年なら応援の声でゼットに力を届けていただろう。
けれど今年はそれもできない。ならどうするか?

手拍子と、ウルトラチャージだ!

博品館劇場などでもこの組み合わせだったのですが、手拍子はもちろんのこと、ウルトラチャージ。これが大事。
胸に手を当て、その手をウルトラ戦士へ向けることでエネルギーを送る。
この新応援・ウルトラチャージは、コロナ禍で声が出せない状況下で円谷が推進している応援方法で、少し前から動画などでも紹介されているのだけど、特に先日公開されたこちらの動画などはとても素晴らしい出来でしたね……

ウルトラチャージによって復活し、「笑顔を守る為に戦う」という覚悟を新たにしたウルトラマンゼット。再び立ち上がった彼の元に、様々なウルトラヒーローが駆けつける!

ゼロ師匠やウルトラマンジードはもちろんのこと、ウルトラウーマングリージョやタイガトライストリウム、そしてウルトラマンエックス!

で。ですよ。
このウルトラマンエックスが喋ったの、本当に嬉しい!!
直前にですね、行く前にですね、『えがおの体操』の動画で突然のウルトラマンエックスボイスを浴びて驚いていたら、まさかのEXPOでもお声を拝聴出来たのでウルトラ嬉しいでございますよ。最近声を聞かないなぁと思っていたから……本当に……!!

前年ヒーローであるタイガもですが、グリージョも本人ボイスだったのが地味に有難く嬉しいポイントですね。というか先ほど紹介した動画でもグリージョ出てますし、ギャラファイにも出ますし、ダークネスですし、グリージョがかなり推されているのを感じます。いい子だししっかりウルトラヒーローしてる貴重なウルトラウーマンだし、活用していかない手はないよね。

お兄ちゃんたちはデビルスプリンター対応で出動中らしいですが、また湊家揃う日も楽しみにしています。

現れたウルトラヒーローたちを前に、究極生命体アブソリューティアンの戦士アブソリュートタルタロスもアーリーベリアルアーリートレギアを召喚。ここにジードVSアリベリタイガVSアリトレが実現する!!

ジードを未来の息子と認識した上で共に来いと誘うベリアル。
それを跳ねのけ、こんな事はもうやめようと告げるジード。

離れていてもヒロユキとの絆を心の強さに変えるタイガ。
そんな絆を決して認めようとはしないトレギア。

それぞれの顛末はオリジナルと近しく、分かり合う間もなく、少々の戦いの後に撤退することとなるアーリー。

「ザ・キングダムに帰還するぞ」

ザ☆キングダム!!
行く前にギャラファイ観ておいて良かったぜ……

ジードとベリアル組は恐らくギャラファイで見られないマッチですし、若干あの気持ち悪さが出かかっている同位体トレギアがタイガの頬を撫でる描写も良かったです。

私が観た回は遠藤正明さんゲスト出演の回だったので、ゼットたちの戦いに合わせ遠藤さんが熱唱、我々は手拍子でその応援をしたのですが、遠藤正明さんの声量が本当にすさまじく熱が籠っていました。良いのか、こんなに最高の演出を味わって。

最終決戦の相手は、あのグリムド!
うわぁとんでもないもの出してきたなぁ、と恐れました。
今回、ステージの形状的に巨大怪獣出しづらいのもあったかもしれませんが、生でグリムドが暴れるの拝見するの初めてだったのでこれも良かったです……

一人撤退しようとする究極生命体アブソリューティアンの戦士アブソリュートタルタロスを、ウルトラマンゼロが引き留めるシーンもあり。
ゼロさんとタルタロスの戦いは見応えがあったのですが、そこに乱入するジャグラスジャグラーもまた良い!

ゼロ&ジャグラーVSタルタロス、絶対ここでしか見られない奇跡的なマッチですよこれ。蛇心剣を振るうジャグラーがカッコいい……

そう、多分順番前後してるんですが、最終決戦ではしっかりとセブンガーも活躍していて、超硬芯回転鉄拳を装備していました。かっこいいぞセブンガー!


……。

『声に出せなくとも、君たちの想いは届いている』

そういった旨の事を、最後にウルトラマンたちが語ってくれました。
手拍子やウルトラチャージといった新しい応援の形は、それはそれで良いモノだけど、頑張れの声が出せないのはもどかしい。
そんな想いをウルトラマンたちも理解していて、けれど大丈夫なのだと改めて語ってくれる。その事が本当に、本当に嬉しかったです。

元々、私は大人ですし、頑張れと声を張る事は無かったんですよね。
単純に大きな声を出すのが苦手というのもありましたけど……大きな声は出さずに、子どもたちの声援に想いを上乗せして貰って、みたいな気持ちで挑んでいて。今回彼らが語った『届いている』という言葉とそれとは、ちょっと違った意味なんですけれども……なんていうか、多分、きっと私が今まで念じていた「頑張れ」も届いているんだろうなぁ、と今更ながらに思って、安心して。また声を張る応援じゃない分、手拍子やウルトラチャージは存分に出来たから、それに意味があったと彼らの口から語ってくれたことには大きな意味があって。

またこうして彼らに会えた事が嬉しくて、応援が届いている事も嬉しくて。
最高の時間を過ごせた、と強く思います。


細かい部分を挙げれば、まだまだ良かった点、面白かった点はあるのですが、バトルステージの感想はこんなところです。
遠藤さんとハルキ・ジャグラーのアフタートークも良かったし、細かい気遣いやちょっとしたアドリブの楽しさなど、語り尽くせない魅力はいくつもあるのですが……

順番や記憶抜けなどもぽつぽつあると思うので、最終日もう一度観て、必要そうなら追記などもしようかと思います。


何はともあれ、兎にも角にも、最高のステージでした!


きっとどこからでも届く

声に出せなくとも、と彼らは言いましたけれど、多分それは実際にイベントに行かなくとも同じなのだろう、と思います。

つまり、配信でもきっと想いは届く。

2020年末、状況は厳しく、イベントに出掛けるにはいくつかのハードルを乗り越える必要があり、それでもリスクを完全に無くすことは出来ない。
状況を鑑みて諦めた方も、チケットを取ったものの行けなくなった方もいるでしょう。それは勇気のある判断で、大切な決断だと思います。

実際にイベントに行くのと配信じゃ全然違う、と思う方も多くいらっしゃるでしょうし、私も結構そういう想いは、あるんですけど……それでも、配信でも、彼らに応援の想いは届くし、配信でも、面白いものは面白いのだと、思います。

ですので、改めてここでお勧めします。
ウルトラマンZを楽しんでいた方々には、やっぱりこのステージも観て欲しい。面白かったですもの。続きとして大満足な出来でしたもの。

配信もあります。
配信でもきっと届きます。

観てみません?
心の中でご唱和しません?

https://www.ultra-expo.com/prism/2021/live/


それでも、来年は安心してEXPOに行けるような状況になっていると良いなぁ……とは、やっぱり思いますけどね。


何はともあれ、今回EXPOが開催されて本当に良かったです。
来年を生きる希望が湧いた!!


では、今回の記事はここまでです。
引き続きウルトラマンゼロ10thイベントの感想も書きたいところですが、さていつ書き上がるか……?

お読みいただきありがとうございました!

【終わり】


【関連記事】


この記事が参加している募集

イベントレポ

サポートしていただくと、とても喜びます! 更に文章排出力が強化される可能性が高いです!