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ポケットモンスターSV・課外授業レポート

新作ポケモン楽しいなぁ!!!!
螺子巻です。ポケモンずっとやってました。バイオレットです。
というわけで本作の感想記事を書いていきますよ。

当然ネタバレありなので、まだまだ未知の冒険を楽しみたい方の閲覧はお勧めしませんよ!

まずはざっくりと

タイトル通り螺子巻はバイオレット買ったんですけど、いや正解でしたね。
登場ポケモン的に断然こっちの方が好みでした。スカーレットの子らも好きな子いるんだけど、バイオレット限定ポケモンがそれを上回る形です。

ゲーム的には……不安定な面は目立ちましたね。
動作が重かったりバグ・エラーが出やすかったり。
オープンワールド化したりポケモンのCGモデルを進化させたりと、剣盾やアルセウスの頃より進歩した部分が、そのまま弱点に繋がってしまった感じ。
各種読み込みの遅さはテンポを損なうし、エラー落ちでポケモンゲットが無かったことになると……悲しい。テラスタルしたSwitchが欲しいね。

ただ本作には、そうした不安定さを補って余りある魅力が詰まっていたかと思います。
つまりアプデか何かで動作が改良されたらマジで完璧な新作になるということだ。個人的には大満足です。

序盤は上述の不安定さ……特に注目動作の範囲の狭さなんかに不安を感じたりしたのですが、登校が始まってからはもうそんなことはどうでも良くなってましたね。ああー自由に歩き回ってポケモン探すの楽しいなぁ!

(その後、初登校に四時間ほど掛ける)
(東門スタートか西門スタートか? まずは南門に戻るんだよ!!)


最初のポケモンはホゲータ。ニックネームは「ホゲルトン」。

レジェンドルート

最初にクリアしたのがこのルート。
正確には五つのスパイスを集めるところまで。
ミライドン/コライドンの能力拡張クエストになっているのもあって、優先的に回った方も多いんじゃないでしょうか。

内容としては「大物ヌシを倒して、伝説のスパイスゲットだぜ!」。
課外授業の『宝探し』に一番即してる目的だったなぁと思いますし、ペパーとのストーリーは本当にもう……その展開は効くから止めて…………良かったなぁマフィティフ……!!!

レジェンドルートで協力するペパー君。
最初は大恩ある可愛いミライドンちゃんにつっけんどんな態度を見せていたので、ミライドン大好きトレーナー的にはムッとするところもあったのですが、少し進めればペパー君の持つ本来の明るさ・優しさが伝わってきて好きになる。というか、小さい頃から一緒の大切なポケモンの為に食材集め……応援するしか無くない……!?

大物ヌシを倒して→すごいスパイスでサンドイッチ作って食べて→ミライドンが強くなりマフィティフも元気になる。達成感が半端ない、やりがいのあるシナリオでした。反面、一部のヌシはちょっと地味だったな……

ヌシ、比較対象はサンムーンのそれやLEGENDSのキングポケモンたちなんだろうけど、それらに比べると「圧倒的な強さ!」みたいなものは感じにくかった。デカいだけで面白みのあるガケガニや、存在自体が異質なテツノワダチ(スカーレットではイダイナキバ)は良いんだけど、ミミズズやオトシドリはもうちょっとなんか欲しかったな……っていうかオトシドリ邪悪な存在過ぎない??

強さをさておけば、偽竜のヌシのふざけ倒したノリは好きです。

ここ特性や設定が活かされるのかと真面目に期待したんだぞ。
でもこのセリフは本作でトップクラスに好き。

サンドイッチ作ったら「おいしいさんどいっちがあるんですか」と飛び出してくるミライドンちゃんは最高に可愛かったし、洞窟で美味しいモノ食べながらぽつぽつと話す雰囲気も楽しかった。ペパーのライドンへの態度が親への蟠りから来るものだ、というものが分かってきてからの「ハロー、主人公」はマジでどうなるんだろうって気掛かりだったよね。

秘伝スパイスのサンドイッチがたまにマズそうなのも好き。
この一瞬も大好き。

ヌシの中ではやっぱりテツノワダチ君が一番好きで、倒したヌシがシンボルエンカウントすると分かった瞬間に獲りに行きましたよね。ヌシだったテツノワダチはその後大活躍しました。

螺子巻の場合、スパイスを集め終わって呼び出しが掛かった段階で「これは止めとこう」と思って進行ストップしたのですが(だから厳密には3ルートラスト)、優先度の高い能力拡張ルートに他ルートクリアを促す要素が入ってるの、ちゃんとしてるなぁって思います。

スターダスト☆ストリート

二番目にクリアまで行ったルート。
学園のお騒がせ集団であるスター団。彼らを解散させるべく、主人公は謎の存在カシオペアに導かれ敵のアジトへカチコミを掛けていく……

事前情報からの真実開示の流れが良かったなぁという印象です。
予め出ていた情報はバチボコに改造されたデコトラと、いかにも不良なルックのほのお組メノコさん。登校時の印象も含めて「不良集団なのだなぁ」と思わせて……という実態の話。

いじめ被害者が加害者に対抗すべく作った組織が、行き場を失って迷走している。一歩踏み違えると重く苦しくなるテーマなのだけど、「被害者が団結して加害者を追い出した」あとのお話なので加害の実態は描かれず、校ちょ……ネルケの存在もあって比較的コメディタッチが目立った印象でした。立ち上がる所では無く、その後の再起のお話。ポケモンというコンテンツの立場を考えるとその辺りでやってくのが安心出来て良いなーと私も思う。

カチコミかけても、最後には握手で終わるからなんか爽やか。
レジェンドルートが明確な「スパイスという宝」&「マフィティフという宝」のお話だったのに対して、スターダストは「スター団にとっての宝ってなに?」を描いていく流れだった。

ネルケも存在がふざけてるんだけど、校長先生なりに本気で「無軌道に見える若者」に向き合った結果なのだなぁと思うと本当……クラベル校長、真面目でいい先生だよね……天然ボケが過ぎるんだけど……

校長がカシオペアを偽ってバトル仕掛けて来た時は驚いたけど(絶対嘘じゃん!って思いながら戦った)その後本当の事を言って謝った校長が「校長がネルケなのは本当なのですが……」とか付け足すの、本当にズルい。笑うってそれ。自覚してくれ校長!!

カシオペア周りに関してなんだけど、「声を作るのは簡単」みたいな話もチラっとこの辺で出ていて、レジェンドルートと同時進行してると「じゃああの博士は……?」と疑いを持てる。ここの相互作用も細かいながら好きポイントです。

ボタンに関しては本当にオタクっ子だなーと思いながら見てた。
それでも行動の芯にあるのがスター団の仲間への思いやりで、スター団員がスター団の仲間を「宝物」だと思っているようにボタンも彼らを「宝物」だと思っている。だから解散させる……という話の筋が好きでした。

でもこの発言は許さないぞ! 可愛いだろうが!
好きなスター団幹部とのアイサツ。
一人称が拙者のオタクはぶんるい:パラドックスオタク。しかし忍者好きは言う。
クリア画面が最高なのもスターダスト。学校へ行こう。

チャンピオンロード

3つ目に終わらせたのがチャンピオンロード。
ジムバッチは(ポケモンゲットの為にも)必要だったんだけど、本作ってすぐ適正レベル超えるから、ジム戦がわりと消化試合なのよな……

このルートはとにかくネモの話から。
学友でありチャンピオンであるネモから注がれる、熱すぎる期待の眼差しが良かった。人の話を聞かずゼンリョクで主人公の成長とバトルを楽しみにしてるネモ、バトル狂すぎて大好きです。

初めてのバトルで自分に勝利して見せた主人公。
その後もぐんぐんと成長しジムバッチを獲得していく主人公。
その成長を楽しみにするネモ、主人公的には「うわぁまた挑んできた!」なところもあるかもだけど、そのはしゃぎようは可愛いですよね。「実りあるバトルにしよう!」は「実った主人公とバトルするのが楽しみ!」って意味なわけだけど!

道中のジム戦は、さっきも書いたけど消化試合になりがちだった。
テラスタルで「タイプは違うがイメージに合う」ポケモンを導入できるのは面白かったけど、そのテラスタイプが有効に働いた印象も無いからなー。くさウソッキーの存在感と電気ふゆうムウマージのヤバさくらいでしょうか。

電気ふゆうならシビルドンを使えナンジャモ。保健の先生との関係も教えて。
アオキさんもけっこう好き。

例えば「進行度で強さが変わる」だったら、もっとジムリ戦を堪能出来たのかもしれない……んだけど、低年齢層が順番を苦心する楽しみもあるしなー。強いジムリ、抑え目のジムリと色分けされてる方が個性は出るかもしれないし、ここはオープンワールドで強めの一長一短出たところだなと。私は悪い方に出た。俺は強くなりすぎた……

ジムチャレンジは剣盾から引き続き、バラエティ色が強くなりましたね。
前述の強さ問題もあるので、ここはイベント的なものでやっていく方が楽しいのかなー。良いミニゲームもあればそうでもないものや、ただのお使いもあったりして、ここのクオリティがもっと上がると楽しいのかもしれないがパワーを割くべきポイントでないのも分かる……

ジムチャレンジの思い出。ホウエン……伝説のワカメ……?
ワカメッt、ウッなんだ頭が……この記憶は……!!??
ない! いない!!

ジムリはおいといて、四天王にも良いキャラクター揃ってましたね。
アオキさんはもちろんのこと、チリちゃんも良い味を出してる。いよいよ四天王戦でこの人たちと戦うのかーと思ったときはちょっとわくわくした。

面接は落ちたけどな……(ジムリと町の名前が一致してなかった)

オモダカさんは強者オーラ凄かったけど、今のところ面白味があんまり無い……? のでなにかで掘り下げられると良いね。キラフロル、一応進化前なら普通に捕まえられるんだけど、「エリアゼロのポケモン」とネモに言わせてるの気になります。観測隊にいた?

一通りバトルを終えてからのネモ戦はやっぱり熱かった。
苦戦は……しないが……ネモがゼンリョク出しても勝てない相手が現れた、っていうのは彼女にとって本当に嬉しいことだったんだよなぁって思うし。

夜の街での決戦、雰囲気が出た。

ネモにとっての宝が、ゼンリョクでぶつかれる「ライバル」だったっていうのもポケモンらしくて良いなぁと思うんですよね。というかバトルが好きで頑張ってたらなんかチャンピオンになってる、レッドさん並みに凄いことだとは思うんですが、この人にグリーンはいなかったんだよなぁ。

ところで本作のチャンピオン、複数いるっていうのがなんか面白いですよね。地方で最強のトレーナーの称号じゃなくて、一定の実力を持ってテストに合格した人。もはやチャンピオンっていうか学位みたいなものだと思うんですが、そう思うと学校を主軸にしたポケモンらしくって好きです。ところで結局オモダカさんよりネモの方が強いってことで良いんだよね?

それから……

エリアゼロ探索……!
今までのルートで仲良くなった友達と一緒に、いざ大穴へ!
この流れは最高に楽しかったし、エリアゼロの観測所を進めていく中で感じる不穏さも良かった……

知ってるんですよ、この感覚。
はじめてポケモンやしきで手記を読んだ時の感覚に似てる。
ここで何が起こったんだろう。とんでもないことが起きたんじゃないのか。静かに語られるそれらに、今のポケモンはちゃんとした描写も付いてくるのだからより楽しい。

道中での会話も、それぞれの個性が爆発してて楽しかったね。
博士との事があってアンニュイなペパー、コミュニケーション苦手でそんなペパーと衝突しつつもちょっとずつ打ち解けるボタン、ゴーイングマイウェイバトル狂ネモ。

ボタンのツッコミが光りまくる

で、ここへ来てミライドンや砂漠のヌシの正体が分かってくる演出も好きです。ここで起きたこと、怪しい雑誌やバイオレットブックに載っていた怪物の正体、それは……!!

あら可愛いデリバード……
ロボだこれーーー!!!?????

螺子巻はご覧の通りバイオレットなのですが、いやマジでバイオレットで正解でした。鉄っぽいメカっぽいモンスター好きだもんな。まさかのロボ進化ポケモンだとは思わなかったが。みんな悲しみの王子なん?

これは本当にそう。
…………それもまぁそう(テツノワダチを連れ歩いてた)

テツノ○○はみんな好きです。
人によっては違和感とか拒否感とか出るラインかもなーと思うんですが、ウルトラビーストに引き続いて「ポケモンらしくないポケモン」を攻めてる感じも好きというか、「ポケモンらしい」が出来上がってしまったらそれはポケモンじゃないんだよな……ポケモンは不思議な不思議な生き物でなくてはならないので……えっテツノポケモンもロボっぽいだけでポケモンですよ。ウインダムと同じ

バイオレットは「タイムマシン」と「未来ポケモン」で纏まってたけど、スカーレットだと「タイムマシン」と「古代ポケモン」なんですよね。古代ポケモンも好きだけど振り切った未来ポケモンの方が個々のキャラクターもストーリーとの相性もいいなって思います。

マサキの話は禁止。渡航距離もダンチだしね。

フトゥーAI戦も楽しかった……
チャンピオンのデータを投入して作られた最強のバトルAIなのだ!って急にノリが面白くなっちゃうのもそうなんだけど、未来からやってきてゲット演出の出るマスボ、高いところから落とすボール投げ、そもそも出てくるのがマジで知らないポケモン。最高すぎる。

楽園防衛プログラム戦の演出もね……
一瞬だけど「フトゥーAIはもうこれ以上戦うつもりはない!」を上書きして「楽園防衛プログラムが勝負をしかけてきた!」になるの、ゾワッとして良かった。マジでポケモンでこういうのやってくれるんだ……

そっからのボール封印→ミライドンリベンジマッチの流れもさぁ!
一度はナワバリバトルに負けて追い出され、心も折れていたミライドンちゃんが仲間の存在から立ち上がり、仲間の応援と力でリベンジに成功する。ここの流れ本当に最高だし、スター団のような存在が事前に描写されていることがまた味わいを深めるんですよね。

それはそれとしてペパーも名言吐きまくりよ。

フトゥーAIとの戦いの中で、ペパーの親への蟠りが解消されるのも良いですよね。きっと本人が「愛していた」と言っても納得はできない。けれど親の全てを知るAIであればそれはやっぱり本当で、彼は偽物の親だったけど……ここのぐしゃぐしゃした感情が良い。

そうして全てを終えた四人が帰る場所が学校、っていうのも良いよね。
そう、本作には帰っていく日常があるんだよ。ポケモンシリーズはどれも「いつでも帰ってきてね」って迎えてくれる親がいるわけだけど、学校という実態を持って描かれたのは本作が初めてじゃない? 納得感が段違いだし、これからも彼らは学校でいろんな事を学んでいくのだろうなぁという予感がして嬉しい。ひと夏の冒険的な……ジュブナイル的な……そういう爽やかさを感じるラストだった……

最高の冒険だった。ありがとう。

手持ちメンバー紹介

というわけで、ホームウェイクリア時点のパーティメンバーを紹介します。先に言うと心赴くままに集めた結果、めちゃくちゃ偏りました。

ホゲルトン。最初のパートナー。れいせい。
ノリで付けた名前に死者の日的な骸骨の外見が意外とマッチしてしまった。
全抜きが得意な歌手。
カルナちゃん。せっかちな性格なのに、
進化方法が分からず50過ぎまでこの姿になれなかった。
最高のビジュアルと安定の強さ。
キャタルドン。かつてヌシだった。
じめん技に助けられまくった手持ちの功労者。
やんちゃらしい。かわいい。
ボルナット。好きなポケモン。でんじは捕獲要員でもある。
安定した硬さととくこうで活躍した。ひかえめないい子。
いずれケガワと組ませたいね。
カスピ。がんばりやで静電気持ち。
泥とか冷や水とかをぶっかける係。
他のでんきに出番奪われがちだけど可愛いのでOK。
シビラゴン。サンムーンぶりの最推しポケモン!!
まだ泳いでるけど立つ場面もあるからいいです。
ゆうかんだけど特殊技撃たせちゃう。シビルドンは最高だぜ!!!

ほのお・ゴースト
ほのお・ゴースト
じめん・はがね
でんき・はがね
でんき
でんき

圧倒的なタイプの偏り……!!!
半分は電気だし鋼も被ってるほのお・ゴースト全被りだし!!
なんなら7体目の手持ちことミライドンもでんき・ドラゴンで過半数が電気という電気ジムリーダーかよ状態。一時期のデンジさんより電気使ってる。

螺子巻は大人なので、タイプが偏ってもなんとかなるのだ……
じめんの一貫性ヤバいけど、そこは本当にシビルドンがなんとかしてくれた。シビルドンは最高。おまえもシビルドン最高と言いなさい。ナンジャモもシビルドンを使いなさい。やたらと髪色の似てるミモザ先生を見習って! あっミモザ先生は物理シビルドンなんですね攻めてるゥーッ!!

シビルドン使うと登録者数もシビルドン登りだよ(大嘘)

さいごに

繰り返すけど、本当に面白かったです今回。
ポケモンゲットは楽しいし、ストーリー進めるのも良いし、キャラクターは魅力がある人が多いし。一見すると進行に関係のない学校の授業も、しっかりやっておくと更に深堀りされる事実があったりとかさ……エントランスで調べものすると分かる事があるとかさ……そういう教育っぽい演出も楽しくって好き。学ぶ意思があると世界が広がるのだなぁ。

気持ち的にはもうずっとコレ。
ポケモンの躍進……学生キャラが歩む未来……シビルドン……
…………(目をそらす)
巡るぞ、私の魂はポケモン世界をいつまでも。

というわけで楽しみましたポケモン新作!!
まだまだ楽しむぞポケモン新作!!
図鑑集めきるからジニア先生待っててね!!

どうでしょうね……


……で、なんですけど。
最後にとある新ポケモンの感想だけ叫んで終わって良いですか?
多少はネタバレなんであれなんですが、どこかで消化しておきたい。



ヒッ……


怖いよぉーッッ!!!!



このポケモンだけマジで怖い。
螺子巻でした。お読みいただきありがとうございました。


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