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振付師インタビュー② BREAK【SHIBA】

ブレイク一筋。
B-BOYの格好良さを突き詰め続ける
 姿勢の先にあるものとは?


◆ずっとブレイク一本

仲間がいて、ステージがある幸せ。
高校の時にテレビでナイナイの岡村がブレイクをやっているのを見たのがきっかけです。

ダンスをやってみたい、と思っていたのも重なってテレビを見ながら自分でやり始めました。

練習すれば出来るようになっていくのが楽しくて、1つ1つ自ら技に挑戦していきました。
高校三年生の時にウィンドミルに挑戦したっていうのをなぜか、凄い覚えてます(笑)
その時は一緒にやる仲間がいなかったので、大学に入って仲間が出来て初めてステージに立ちました。


◆ esのB-BOY全員が影響を与えてくれた


esの医学部ブレイクよしけいさんに影響を受けました。
サークル以外の環境では、ISOPPさんにはダンサーとしてだけでなく、考え方とか生き方という意味でも凄くインスパイアされた部分があります。

でも“影響を受けたダンサー”と聞かれて、一番はesの B-BOY全員です。
これが本当に一番大きい。
一緒に切磋琢磨する中で「あいつかっこいいな」とか、得意なムーブ、苦手なムーブがそれぞれあったりして。
彼らがいなければいまの自分はないと思います。


ーー1番心に残っているステージはなんですか?

3年の時の三田祭のステージです。


自分がesの代表を務めていた時でステージ自体に凄く思い入れがあって。
更に自分もブレイクのナンバーを振り付けしていたので。
ステージの格好良さとか素晴らしさを噛み締めた瞬間でした。


◆ ダンスは自分のアイデンティティ。30になっても40になっても踊り続けたい。

社会人になってからはステージに出たり、バトルに出場したりしてます。
最近、ダンス以外にもDJにはまっていて。
音とか音楽っていうのにはもちろん元々興味があったんですけど始めたのは最近です。
ありがたいことにイベントとかにも呼んでもらっていて。楽しんでますね。


ーーダンスは自身にとってどういう存在ですか?

自分のアイデンティティです。ダンスがなかったら「自分じゃない!」っていう感覚ですかね・・・


◆色々な価値観が入り混じる機会だからこそ。
 他の曲にも影響を与えるナンバーを。

ーーZENONとの関わりはいつからですか?

最初はHELLO liliput(2013)からです。
執行部のダンマネとしても関わっていました。
それぞれ違った背景や価値観が入り混じる環境がZENONだと思っていて。
だからこそのパワーと、大変さを同時に感じました。


ーー今回は振付師として声がかかってどう思いましたか?

これまで自分はいろいろなジャンルの人たちと踊る機会が多くて、
でもその中でブレイクが一番格好良いと思ってやり続けてきたんです。
なので、このナンバーを通して僕自身が感じてるブレイキンの格好良さを感じて欲しいと思って引き受けました。
もちろん不安もあるけど、大きい舞台で頑張ってみたい。
他の曲と一緒になって出来上がるステージだからこそ、他のナンバーにも影響を与えるものにしたいですね。

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ーーどんな人たちと踊りたいですか?

ブレイキンが好きな人は誰でもでてほしいです。同期、後輩はもちろん、上の代の人にも。
社会人になると「時間がなくて踊れない・・・」っていう人もいますけど、それってどちらかというと踊れる環境がなくなっただけだと思うんですね。なので、この機会を踊れるいい環境にしたいなっていうのも1つ目標としてあります。
B-BOYあるあるなんですが、昔出来た技が今体力が落ちて出来なくなって、それが原因でフェードアウトっていうのが多くて。
だからこのナンバーでは“昔出来てた技を本番までにまた出来るようになる”っていうプロジェクトを立ち上げようと思ってます(笑)


◆公演だから特別なわけじゃなく、他のステージと変わらずB-BOYのかっこよさを全力で


ーーどんな曲にしていきたいですか?

公演だから特別、とか他のステージと違うとは思ってなくて・・・
全体の中の役割を果たしつつもB-BOYの格好良さを出すことに全力を注ぎたいです。

B-BOYはこの公演に参加して、もう一度ダンスとかブレイキンに一緒に火を燃やしましょう!


以上、第三回ZENON公演 BREAK振り付けのSHIBAでした!