zenpoly

何かしら書いています。

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マガジン

  • 「不登校の話」シリーズ

    全23回。不登校の話と銘打ってはいますが、大半は私の半生を追ったものとなっています。

最近の記事

買ってよかったもの2023の話

年々加速している。これが加齢なのか。 2023年も色々あったが、気づけば2024年に突入していた。4年近く続いていた私の完全在宅勤務が突然終了してしまい、普段の生活に費やす時間がこんなにも少なかったのかと驚く最中にある。今年はそのあたりのバランスを再び探っていく年になりそうだ。 というわけで、すっかり年一回の更新となってしまったこちらで「買ってよかったもの2023」を列記していく。 壁掛けハンガーラック 一昨年の「M-1グランプリ2022」は我が家に集まって観ることに

    • 買ってよかったもの2022の話

      一年が早い。あっという間だ。全く私用の長文を書いていないので色々と書き方を忘れてしまった気がする。あと「私用の長文」という表現をよく使っているが、べつに私用じゃない長文もほとんど書いていない。 2022年は何をしていたっけ。ぼーっとして仕事をして数年越しに会ったような友人たちと時々会えたりまた会えることを願ったりしながら、ぼーっとして散歩をして酒を飲んで酒を飲んでいる。そうして部屋を見渡してみれば、昨年の今頃にはなかったものがたくさん目につく。 しかし気分的には変わり映え

      • 続アイスコーヒーの話

        今年もアイスコーヒーを飲んでいる。ただし紙パックのやつは昨年散々買い漁ったことにより大体傾向がつかめてしまったため、正直もうあまり飲む気にならない。 これまで我が家ではフレンチプレスでコーヒーを淹れていたが、なんとなくドリップもやってみたくなったのでカリタの入門セット的なものを買ってみた。いつもコーヒー器具を増やしたくないと言っているが、やはり飽きの力は強い。 その結果、完全にドリップでしかコーヒーを飲まなくなってしまった。4分待たなくていいし、安い豆でもそれなりにうまく

        • 買ってよかったもの2021の話

          またこの季節がやってきた。 参考までに昨年の記事を読むと、家に居続ける生活になったことをテーマとしていた。気づけば2021年も変わらぬ状況が続き、家のものを色々良くしていくことが最大の趣味になった。さらに外で酒が飲めない期間が長く発生したため、いよいよ自宅を充実させるための買い物が捗った。 部屋を見渡すと、先日初めての更新を終えた部屋には以前より物が溢れ、それがいつ買ったものなのか全然わからなくなった。そのため今回はAmazonや楽天の購入履歴に絞りをかけてチェックしたも

        買ってよかったもの2023の話

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        • 「不登校の話」シリーズ
          23本

        記事

          短いバカンスの話

          それは突如訪れた。短いバカンスである。 短いバカンスとは、私が何度かやってきた「長いバカンス」の派生にあたる。職と職の合間に発生する履歴書には書けないふわふわした期間について、開き直って楽しむつもりで「長いバカンス」などといつからか言い出した。 長いバカンスの「長い」とは、終わりが見えないことを表してもいる。いつまで続くかわからない、しばらく見通しが立たない。それはつまり、視界一面が自由で行き先がないことでもある。どこまでも続くようなその風景が、確かにバカンスに見えた瞬間

          短いバカンスの話

          アイスコーヒーの話

          夏場の在宅勤務は水分の消費が激しい。もともと2つあったピッチャーを1つ増やして3個体制でお茶が常に冷蔵庫にある状態になった上で、さらにペットボトルや紙パックの安いアイスコーヒーを次から次へと買ってはあっという間に飲み干していく。 あまりに飲むので、アイスコーヒーはできるだけ安いほうがいいと思う。味はある程度なら目を瞑ろう、カフェインたっぷりのアイスコーヒーを仕事しながら飲むことが大事なので。一方で緊急事態宣言もあって外食代や酒代を大してかけられず全然楽しくないので、せめてア

          アイスコーヒーの話

          めちゃくちゃな夏を生きている話

          複雑な気持ちの日々を過ごしている。その大部分は東京オリンピックに関係する。 開会式が迫ってくる中でのスピード感は凄まじかった。この1年以上は下り坂のトロッコで駆け落ちている印象があるが、ついにトロッコが軋む音を立てて破片を撒き散らしながら瓦解へ向かうような終末感があった。 この先に現れるのはどんな景色なのか、不謹慎なスリリングさを抱えた開会式当日。そもそも見るべきか迷ったものの、これから起こることをリアルタイムで確かめたい気持ちもあり、家事や晩酌の傍らに眺めることにした。

          めちゃくちゃな夏を生きている話

          シン・エヴァンゲリオン劇場版の話(ネタバレあり)

          私はネタバレを気にしていない。 そうは言いつつも、今回ばかりは勝手が違っていた。決して「みた」以上のことを語ってはならない緊張感。固く閉ざしたつもりの口から、溢れた感情だけがこぼれてしまう様子が散見された。「よかった」と一言あるだけでネタバレになり得る状況下で、ひたすらに感情だけが流れてくる。それは一人一人が無事その日を迎え、確実に決着をつけられるように、という祈りの響きにも感じた。私はこの空気に素直に呑まれたほうがよい気がした。 シン・エヴァンゲリオン劇場版を観に行くま

          シン・エヴァンゲリオン劇場版の話(ネタバレあり)

          買ってよかったもの2020の話

          2020年の大半は家にいた。家をどう住みよい環境にするか、また仕事をする上でどうすればやりやすいか、ということが生活における主要なテーマになった。 年末になると「今年買ってよかったもの」が毎年話題に上る。私はせいぜい2〜3ツイートで完結するくらいしか弾を持っていないので例年それだけで済ませているが、2020年は振り返ってみれば色々なものが思い当たった。 KINTO ダブルウォール アイスティーグラス寒い時期から始まった在宅勤務は果てしなく続き、やがて暑い季節がやってきた。

          買ってよかったもの2020の話

          電子レンジの話

          ある日、電子レンジが壊れた。レンジにかけてしばらくするとエラーが出て止まる。エラー番号を調べると、マグネトロンに問題があるという。マグネトロンはマイクロ波を出すパーツで、修理・交換すると大体2万くらいかかるとのこと。なるほど。 こうして、電子レンジがない生活が始まった。 電子レンジがない生活、というものは生活の一部が欠落していることなのだと早々に気付かされる。生まれた時から電子レンジがある状態が当たり前すぎて、ない状態、というものが想像以上に意識の外側になっている。電子レ

          電子レンジの話

          おかわりは2回の話

          以前ここに「糖質の話」という記事があったんですが、さすがにアレな内容だったため今はありません。このnoteを始めて唯一、公開してだいぶ経ってからボツにした記事でした。 それを書いた頃の私に会った人は聞かされた可能性が高いのですが、当時ある糖質制限のサービスに仕事で携わっていたため、1日8時間お金をもらいながらそのことばかりを考えて、原稿や文献を読み漁っていました。すると、そのことについてどうにもアウトプットしなければならなくなり、機会があればひたすら話してしまう状態になって

          おかわりは2回の話

          続・在宅勤務の話

          在宅勤務に突入して4ヶ月ほど経ちました。かつての生活が思い出せないレベルにまで馴染んでいます。 3ヶ月前に書いた前回、そろそろ続きを書こうかと定期的に読み返していたんですが、緊急事態宣言中に読み返したときには「呑気に外へお昼に行ったりしていて、僅かな時間しか経ってないのに隔世の感がある」という感想を持っていました。今はそうでもないですね。あの頃の緊張感は本当にすごかったなと思います。 在宅勤務の目処がついたら続きを書くぞとは思っていましたが、やはり目処はつかないので、こう

          続・在宅勤務の話

          在宅勤務の話

          一通り落ち着いたら書こうかな〜と思っていたんですが、一通り落ち着くのがいつになるのかわからないので、とりあえず現段階のものを書いておくことにしました。 4月初旬現在、在宅勤務になってから丸1か月以上が経過しました。最後に出勤したのは2月の最終週。まあちょっと経ったら戻ってくるでしょ、くらいの軽い気持ちで荷造りしたのを覚えています。デスクに置いてた眼薬や予備のマスクなどは置いてきてしまったままですね。 私の業務内容としては、普段のやり取りは社内のSlackのみ。会社にいても

          在宅勤務の話

          冷蔵庫と洗濯機の話

          勝手にライバルだと思ってる人が何かしら書いたやつを読むと、よっしゃ私も何かしら書くか、というスイッチが入るときがあります。 もう少し正確に言うと、スイッチが入ったことによって(そうか、この人のことを勝手にライバルだと思ってたんだ)と気付く、が近いかも。 というわけで久しぶりに書き始めたんですが、恋人と住み始めて以来「生活に追われる生活」が楽しくて書ける内容がそれしかないので、結局そのあたりの話をしていきます。 なんと言っても自分の家が日々アップデートしていくのが楽しい。

          冷蔵庫と洗濯機の話

          ギターの破片とドクロの玄関マットの話

          人が珍しいことをするとき「雪でも降るんじゃないか」と言う例えがあるけど、私がようやく実家を出て恋人と同棲を始めようとした日、史上最強クラスの超大型台風がやって来ました。雪の例えの、もっと激しいやつだ。 「恋人の話」の最後に家を探してますと書いてから約1年、さすがに引っ越すぞと決めて動き始めたら一気呵成にトントンと決まり、退去日の兼ね合いなどから3週間後を引っ越し予定日に。 3連休の前半2日間を私と恋人それぞれの引っ越しに充てたところ、見事な台風直撃コースが確実となったのが

          ギターの破片とドクロの玄関マットの話

          川の話

          今年の夏もまた友人の実家が持つ山荘へ。今回は東京でレンタカーを借り、誘う友人を増量してみんなで行ってきた。 (去年の山荘のエピソードはこちら) 何やら今回は「川へ行く」という。そのための装備を持ってきてねと旅立つ数日前に言われて慌てる場面もあったが、各々いい感じに整えてこれた。 川へ行くパーティーは総勢8人ほど。隊長は川の場所を唯一知っている友人の母だ。 前の晩には、川遊びのためにソールがフェルトになっている靴を買った(高かった)とか、川のコンディションは当日行ってみ

          川の話