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「プラットフォーム革命」 ~ 経済を支配するビジネスモデルはどう機能し、どう作られるのか ~

2022年 50冊読書📕 19冊目

最近、プラットフォームに興味津々の石原です 笑

プラットフォーム型(=PF型)ビジネスとは、自社で作ったサービスをお客さんに届けるという従来の直線的な形ではなく、商品やサービスを提供したいユーザー(生産者)とそれらを利用したいユーザー(消費者)がスムーズに価値交換を行える場所を提供するビジネスモデルです。

こんな風に書くと、なんだか難しそうな気もしますが、我々の周りには、たくさんのPF型ビジネスで溢れています。

Uber ⇨ ドライバーと乗車客をマッチング
You tube ⇨ 誰でも動画を投稿できて、消費者は好きな動画を無料で見られる
Voicy ⇨ 技能や知識、認知を持っている多くの生産者が声による情報を発信し、消費者は好きな時に好きなだけ情報を聞く事ができる。

世界の経済を席巻するGAFAや中国のBATなどの巨大企業は、すべからずこのビジネスモデルを採用しています。

それはPF型ビジネスが、インターネットというものと非常に相性が良く、強固な経営基盤を作る上で有効な手法だからです。

従来の直線的な形態(自社で作ったもの・サービスをお客さんに売る)で、消費者が受け取れる価値は商品やサービスの機能が主です。
その場合、自社よりも優れた機能を持つ他者が現れれば、消費者は乗り換えてしまいます。

しかしPF型ビジネスでは、そのコミュニティに属する(サービスを使い続ける)ことで得られるメリットやベネフィットが大きくなるように設計されています。

また多くの消費者の細かなニーズに応えるためには、膨大な数のアイテムやサービスを自社で準備する必要があり、生産者の負担は膨らむばかりです。

反面、PF型ビジネスでは、コンテンツは生産者となるユーザーが作り続けてくれるので、運営を担う会社の負担が膨らむことはありません。

他にもPF型ビジネスの優れた点はたくさんあり、それらを体系化して説明してくれるこの本は、大変学びになりました。

PF型ビジネスとは、どのような仕組みなのか?
PF型ビジネスを設計するなら、どのような枠組みが必要か?
PF型ビジネスの成功例と失敗例 など、今の僕にはワクワクする話が全て実例で書かれており、最高の1冊でした。

たくさんの人が参加したくなる場所
たくさんの無駄を解消し、価値交換がスムーズに行われる手段
たくさんの生産者が、その場所で夢を見つける事ができる仕組み

まだ誰も描いていないけど、たくさんの人を豊かにする✨
そんなものを作ります❗️

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