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10/100 ぬっくん

2022年3月27日(日)

今日はzoomで、大学時代の同級生「ぬっくん」と話をしました。
異国の地で、同じ仕事に就いている友人から聞く話は、とても新鮮で学びになりました!

◆ ぬっくんって、こんな人 ◆

ぬっくんは、大学時代、体操競技部のチームメイトとして4年間を共に過ごしました。
僕たち体操競技部は、部員全員が1つの寮で共同生活を行うので、まさに文字通り ”同じ釜の飯を食った” 戦友です。

彼は、大学卒業後、大学院へ進学し、そこで出会った人の紹介で、現在はシンガポールのナショナルチームの指導をしています。


シンガポールは教育大国と言われており、学業の成績が社会的ステータスになるそうです。
体操を始め、アスリートを目指している子供たちも並行して勉強に心血を注ぎ、学力のスコアに応じて選べる人生の選択肢が変わってくるそうです。

日本は体操王国と言われています。
決して運動能力が高くない日本人ですが、脈々と受け継がれてきた伝統や誇りというものが、今なお世界のトップで争い続ける土壌を作っていることは確かです。

しかし、一方で日本の体操界に蔓延するセカンドキャリア問題は非常に大きな問題だと、私は考えています。

指導者自身が、選手を経験しているということも要因の一つで、自分達が競技をしていた時に、引退した後のプランを想像していなかったということが原因で、現在の選手たちにも未来を考えることを半ば否定するような指導すら行われています。

しかしながら、人生において競技者である時間は僅かであり、その先一人の人間として社会に帰属して生きていく時間の方が圧倒的に長いわけです。

競技者をやれる期間に競技に打ち込むことは大切ですが、未来に対して準備をしないことは、絶対に間違いだと私は考えています。

だからこそ、そんな風習を変え、若い選手たちが自身の将来を想像し、体操を続けることで夢を持てるような仕組みを作りたいと私は考えます!

今日は懐かしい話を含め、心が高揚する話ができました!

思い出を備忘録として記しておきます。

◆ アイデアのヒント ◆

1、日本人はまだ高い競技力を有しているのに、引退を選んでしまう。
⇨ 社会人としてのキャリア形成と競技の2足の草鞋が難しい状況。
 体操を続けた先に見れる ”夢" が無い

2、”体操” は脳を活性化させ、四肢の発達にも効果があるという観点から、シンガポールでも人気の習い事の一つ。
しかし、競技レベルに参加する子供の数は圧倒的に少ない。

3、シンガポールは、原則残業は存在しない。
⇨ 日本人は真面目だっていうけれど、終わりの時間を守らないのって、不真面目だよね。

4、国内の競技者数が少ないので、海外とコネクトして刺激が欲しい。
⇨ 日本国内でシンガポールへアクセスしたい団体はたくさんいるはずなので、マッチングさせられる仕組みはきっと役に立つ。

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