鎌田富久さん

第110回MMS放送(2015/08/28対談) 「独自技術を持つベンチャーをエンジェル投資家として創業支援し、グローバルベンチャーへと育てる」 TomyK Ltd.代表 鎌田富久さん

●ベンチャーの支援者として

enmono 第110回マイクロモノづくりストリーミング、本日も始まりました。ゲストはこちら、TomyK Ltd.の鎌田さんです。

鎌田 よろしくお願いします。

enmono 前半は自己紹介していただいて、どういうお仕事をしているのかというのをお話いただければと思います。よろしくお願いします。

鎌田 今、私はテクノロジーベンチャーの支援をやっていまして、どういったものをやっているかと言いますと――(画面を映して、人工知能・機械学習、ゲノム解析の応用、画像処理技術、SmartHome、人間拡張(Human2.0)、人間型ロボット、ペーパーエレクトロニクス、動き・姿勢認識、宇宙、パーソナル・モビリティといった項目を提示)。もともと自分が学生の時に株式会社ACCESSという会社を始めて、22歳の頃から28年間――

enmono 卒業されてそのままずっとですか?

鎌田 そうです。28年間やり続けて、2001年に上場、10年間上場企業として経営、2011年に退任しました。ここ3年ほどは新しいことをやりはじめているところです。ロボットとか宇宙とかモノづくり系のベンチャーが多いです。ハードウェアベンチャーは昔はすごく資本もかかりましたので、なかなか手が出なかったんですけど、今はモノづくりがやりやすくなっています。

enmono 特にツールが安くなりましたね。あと資金調達の方法も色々増えてきました。

鎌田 やっぱりネットの威力というのが三つくらいあって、一つはネット販売できるようになったこと。販売流通がネットによって革命が起きた。もう一つはマーケティングとか宣伝の仕方。欲しい人にリーチするのがすごく大変でしたけど、それがやりやすくなった。三つめが資金調達。クラウドファンディングなどを利用して最初に注文してもらえる。本当にハードウェアビジネスが手軽にできるようになりました。

enmono 鎌田さんもやりたかったんですか?

鎌田 やりたかったですねぇ。やりたかったですけどソフトウェアをずっとやっていました。サービスやアプリみたいなものだけだと、そんなにインパクトのあるブレイクスルーは起こせないんですけど、ハードウェアが絡むと破壊力が出ますから。

enmono お金も出してもらいやすくなりますね。

鎌田 そうなんですよね。ビジネスモデルも作りやすいですし、特に日本は製造業が元々強いですから、そういうスピリットを持った若者たちがどんどん出てくると10年後の日本を変えられるんじゃないかという期待を込めて、ベンチャーの支援を行っています。

enmono 今注目している分野などはありますか?

鎌田 宇宙です。人工衛星を作る株式会社アクセルスペースとか。

結構取り上げられていますけども、人工衛星を学生ベンチャーが作るっていうのは普通じゃ考えられなかったですよ。これはテクノロジー・産業が進化する時に、歴史上一回現れることだと思うんです。技術が発達して、様々な条件が揃った時、劇的な進化が起こる。宇宙分野は今そんな感じで、これから人工衛星とかロケットが民間にいってベンチャーができるようになった。歴史上最初の一回しかないタイミングに多分今きていて、それを逃さずにやれるかどうか。

enmono そこで躊躇してる時間はないですもんね。

鎌田 これはね、また来るかなと思うんだけど、来ないです。もう歴史上一回しか来ないタイミングです。やってる本人は目の前にそういうチャンスがある時って結構気づかないんですけど、あとから振り返ればMicrosoftはあれよりも前にも先にも出るタイミングがなかったし、Intelもあのタイミングしかないわけですよ。

enmono そこに居合わせるっていうのもその人の運とか才能でしょうし。

鎌田 居合わせないとダメですよね。最低居合わせてないといけないんですけど、そこで居合わせた幸運をいかに成功させられるか。ロボット分野は、まだそういうタイミングのちょっと前だと思うんですよ。爆発的な過程に入る前なんで。色々なものは出始めてますけど。

enmono 今後はどう考えていらっしゃいますか?

鎌田 今有望なベンチャーが色々あるので最低10社は成功させたいです。必要なら投資もしますけど、むしろベンチャーを起ちあげるにはどうしたらいいかを中心に考えています。ベンチャーをやるにはリーガル等のバックオフィス系の整備も必要になるので、それもお願いしているところです。

enmono 投資がメインというよりは新しい企業を起ちあげることを目指しているわけですか?

鎌田 そうです。クラウドファンディング等、そのベンチャーに向いたやり方でやっていけばいいと思うんですね。自分が投資していて言うのもなんですけど、あまり最初から資本は集めない方がいいと思うんですよ。

enmono (笑)。集めない方がいいそうです。

鎌田 やっぱり責任も発生するので、必要な時に必要なお金を調達すればよくて。

enmono 持ちすぎると余計なことに使っちゃったりとか。

鎌田 絶対よくないですね。持ちすぎは。必ずなくなりますから。お金があるとその分いろんな面で甘くなるので。少ないと色々工夫もするし、なんか方法ないかって考えるじゃないですか。そこがベンチャーのいいところであって、お金に替わるなにかを工夫する。


●成功体験者を増やしていくこと

enmono 僕たちもzenmonoというクラウドファンディングをやっています。

お金も調達できるんだけども、人と知り合えるということを結構重視しています。お金があってもモノができない事例は結構あるんですよね。

鎌田 うまくいかない時の理由っていうのは、いくつかあると思うんですけど、資金が理由でうまくいかないっていうことは少ないと思うんですね。本当はもっとほかに理由がある。人の問題。タイミングの問題。限られたリソースの中でどうやるか。人のリソースもそうですけど、いかに外部の人たちとうまく協力して助けてもらいながらやるか。

enmono やっぱりお人柄が結構重要かなと思って僕らは見てるんですけど、鎌田さんは(ベンチャーの経営者に対して)そういったお人柄を見るんですか?

鎌田 どうしても経験がないので失敗しながら学習していくしかありません。新しいことを早く覚え、経験の少なさを補うのは、謙虚さと正直さ。そして諦めの悪い人が最終的には成功していると思います。

enmono 継続していくことですか?

鎌田 成功の一番の理由ってタイミングだと思うんですよね。なにがいつ当たるかってなかなかわからないじゃないですか。わかれば苦労しないので。タイミングっていうのは自分が思った通りにはならないので、そうするとそこで粘らないといけない。

enmono そろそろ来るぞと思いつつ、10年ぐらい経ってしまうとか、そういうこともありますもんね。

鎌田 ありますよねぇ……。それをやれるように勝負所を間違えないのが肝心で、準備期間なのか、ガッと行くタイミングなのかを見極めたいところです。

enmono そういうことを支援先の方にもお伝えして?

鎌田 失敗話は多分一番役に立ちます。自分の時もそうでしたが、失敗は他者の前例とほぼ同じケースに陥ることがあると思います。成功はたまたまってことが多いので、ロジカルに理由を説明できる方は少ないんじゃないでしょうか。

enmono 今支援されているのは若手の方が多いじゃないですか? そこをサポートするベテランのいる組織が必要になってくると思うんですけど、その辺ってベンチャー企業では採用が難しいんじゃないですか?

鎌田 Googleにはエリック・シュミット、Facebookにはシェリル・サンドバーグ、やはり若いスタートアップにある程度経験のある人が加わるとより強くなるというのがあると思います。日本もそういう例がもっと増えるといいですね。

enmono その辺って鎌田さんは仕掛けているんですか?

鎌田 そこが一つの課題で、まだまだ数は多くないです。今出てきているベンチャーが成功して、そういう成功体験ある人が、また私たちと一緒に次をやるっていうことになっていけば、全体としてそういう形になっていくと思います。

enmono 例えば、大企業などとうまくコラボして成長していくというやり方はいかがですか?

鎌田 それに関しては大企業側の本気度が一番重要で。やっぱりベンチャー企業って余裕がないから、形にならないものに付き合わされると、時間だけ無駄になって、リソース注ぎこんでいたから困っちゃうわけですよね。だから本当に一緒にやってくれて、これを事業にするっていう思いで組んでくれれば相当いいと思いますね。


●若い世代のネットワークを

鎌田 逆に私聞きたいんですけども、日本のモノづくりをやられてる中小企業だとか町工場的なところって本当にすごいじゃないですか。ノウハウが。先ほどモノづくりベンチャーがやりやすくなったって言いましたけど、今本当にテクノロジーのある人がモノを出しやすい。もうちょっとチャレンジする人が出てきてもいいんじゃないかと思っていて、「なにが課題なの?」「今やんなきゃいつやるの?」って感じなんですけど、なかなか出てこない。このことをzenschool等の活動をされていてどう感じますか?

enmono(宇都宮) 僕たちもまったく同意見で「今やらないでどうするの?」ということを言い続けて6年かかりました。

enmono(三木) メンタルブロックなんです。

鎌田 メンタルブロックですか。

enmono やっちゃいけないんじゃないか、と身構えてしまう。

鎌田 そこに発想が行かないって感じなんですかね。

enmono 発想は行くんだけど、身体がついてこないんですね。

鎌田 なるほど。

enmono CADや設備が安くなったのはここ数年の話なので意識が追いつかない。情報は入ってきはじめてるし、日経新聞を読んでもそうらしいんだけど、まわりに聞くと誰もやってない。誰もやってないからチャンスだという感覚ともちょっと違う感じ。

鎌田 チャンスなんだけども危ない感じがしちゃうんですかね。

enmono 下手に誰かに相談すると失敗した事例しか聞かないので。失敗事例も、なぜ失敗したのか分析までしていない事例を感情的な評価で聞かされるから怖さが先に立つんです。

鎌田 今だとモノによっては失敗してもそんなに痛手にならないくらいの投資で、できちゃうので。そこは大当たりしなくても初期投資くらい出ればいいやくらいに思えば、最初の思い切りもそんなになくてもできるし。

enmono 「あいつにできるんだったら俺にもできる」っていう感覚がもっと広まっていくと、みんながやれるだろうなって。それを目指して僕らは情報発信をしていて、うまく行っている人を引き上げたいと思っています。

鎌田 それはいいですね。それで本当に成功事例が出てくれば「自分にもできるかな」って輪が広がっていくし、多分メディアもそういうのが一つじゃなくて繋がってると、「あそこ取材して面白かったから、ちょっと紹介してもらってここに行ってみよう」となると思うんですよね。

enmono それを狙ってます(笑)。

enmono 鎌田さんの支援先と僕らが一緒になって、ベンチャーを盛り上げたいし中小企業を盛り上げたい。ベンチャーと中小企業が組むっていうのも選択肢としてアリですし、大企業よりは動きが速いです。中小企業の方が個人のベンチャーよりは資本があります。

鎌田 あと、お父さんの代が創業されて、20代30代の2代目が継がれたようなところ?

enmono ほぼ、9割方、今は代替わりした人がやっている事例が多いです。

鎌田 そういう若い経営者になったらチャンスですよね。

enmono 彼らもいきなり継ぐというよりは、どこか大企業に勤めていて会社を継ぐっていう場合が多いので、そうするとほかの世界を見た上で自社を見ることができる。ただ、社員がついてこないですよね。社員は先代を見ちゃうので。だからまずは個人でできることをやるしかないということで、社長個人で土日に秘密活動しましょうみたいなことをやってて。

鎌田 なるほど(笑)。

enmono それが形になってテレビが取材に来ると、急に社内の雰囲気も変わるんです。そこはメディアの力って大きいなと。

鎌田 皆さんもヤル気が出ますよね。

enmono だから社長が一人でやりきるっていうのがまず一つ重要なんです。そこは見られてるんですよね。2代目どうなんだろうみたいな。

鎌田 そういう若手のネットワーク、コミュニティみたいなものはあるんですか?

enmono それは各地でありますし、僕ら自身もそういうネットワークを持ってますし、zenschool卒業生ネットワークもあります。

鎌田 同じ悩みとか課題を抱えている人の情報交換もあるといいですよね。


●アイデアは身近な問題解決でいい

enmono アイデアが出せないって思い込んでる人も結構多いです。こんなアイデアじゃ恥ずかしいとか、すごいもんじゃないといけないみたいな捉え方をされている方が多くて。でも実はそんな大したアイデアじゃなくてもいいんですよね。

鎌田 そこは自分がすごく作りたいとか身近な誰かが使ってくれるとか、具体的で身近な課題を解決するものの方がフィードバックもありますし、いいと思いますよね。そんな大それたものじゃなくても。

enmono 実は町工場さんって気づかずにやってたりするんですよ。友達のオファーで作ったりとか。だけど、それがビジネスになるっていうのが全然繋がってなくて。

鎌田 むしろそこに発想の転換が必要だと思います。

enmono そこにちょっと気づいてもらえれば、すごくいろんなことができる。だからこういった放送もしたりとか情報発信したりして少しずつ知ってもらおうとしているんですけど、もったいなさすぎるんですよね。

鎌田 もったいないですよね。キックスターターとかに出てくるようなものも、ちょっとした身近な問題解決をするソリューションが多いですからね。それでいいと思うんですよね。そこから先は出した後にまわりが考えてくれるというか、どんどん意見もくれるし、いいと思えばみんなファンになってくれるので。

enmono そこをもっと気づいてもらいたいなと思います。すごくなくていいってことですよね。メディアが取り上げるのがすごいものとか、すごいプロフェッショナルとかそういうのをみんな目にするから、そこと比べて自分はできないとか。そうではなくて自分にもできるんだっていう。やってみたらできちゃったということは結構あったりすると思いますし。

鎌田 そういう意味では最初の一歩というか、なにかをやってみるというところですよね。やれる環境はほぼ揃ってる。でも経験がない。経験のある人がまわりにいる環境を、zen schoolみたいなところで提供してもらえれば背中を押してもらえる……そこですかね。

enmono なのでぜひzen schoolへ。

鎌田 はははっ(笑)。


●振幅のある人生を歩もう

enmono(三木) 僕から質問があるんですけど、空飛ぶクルマのCartivatorの中村さんとお会いされて、zenmonoの方のご支援をされたと思うんですけども、最初僕らは「空飛ぶクルマ」と聞いた時に、あまりにも飛びすぎててちょっと難しいかなと思いました。

実際会って話を聞いてみると地道にやっているのがわかったので、彼らは行けるかなと思ったんですけど、鎌田さんが中村さんにお会いになった時、成功の感触はありましたか?

鎌田 もしあれが会社を作っていきなりスタートアップをやるという話だったら、「おいおいちょっと待てよ」と言うと思うんですけど、彼らはまずプロトタイプから始める姿勢を持っていた。そういうプロジェクトを若者が自分たちでやろうというところ、僕はすごくいいと思ったんですね。空飛ぶ車って、いつになるかはわからないけどありそうじゃないですか。だから、いずれ来る未来の話なので、その第一歩としてすごくおもしろいプロジェクトだと思いました。中村さんがすごく本気でやろうとしているので応援しています。道のりは長いんですけど、やっぱり一歩一歩でもやり続けることが重要ですね。本当はそれをどこかで大きな自動車会社が支援してくれたりするといいと思うんですけども。まぁでも、そういうことを真剣にやり続けるというのはまわりの共感を呼ぶし、人を惹きつけるので応援してくれる人が出てくるんじゃないかと。

enmono 中村さんのお人柄が出ているのかなと思いました。

鎌田 そうですね。そういうところはどのスタートアップもそうですけど。

enmono 実際空飛ぶクルマのプロジェクトを支援している方の属性を見てても、大企業に勤めている方で同年代っぽい人が支援していることが多いので、自分の代わりにやっている感があるというか。

鎌田 自分もやれたらやりたいよという方は多いと思うんですよ。

enmono それがもう少し広まってって、それが一人二人と増えていくと踏み出す人が増えてくるのかなと。ちょっとずつでもうまく広げていければいいかなと思いますね。

鎌田 似たような感じで始まったのが車椅子のWHILLっていう、あれはもうスタートアップになって今はある程度進んでますけど、そういう風に進む場合もありますしね。

最初は自分たちの想いでプロトタイプまでは頑張っていくというのはいいと思いますね。

enmono それも「あの人だからできた」というんじゃなくて「自分もやれそうかな」と思える人がどんどん増えてくと、一線を踏み越えやすくなるのかなという気がしますし。

enmono その辺で過去と未来を考えた場合結構今の時代って転換点というかいろんなことがやりやすくなっているというか。

鎌田 スタートアップはもう格段にやりやすくなっていますし、日本の若者にとっていいと思うのは、そんなに食いっぱぐれがないわけですよ。だから、なんていうのかな、もうちょっとこう振幅のある人生を選んでもいいと思うんです。

enmono ははははっ(笑)。

鎌田 振幅なく暮らそうと思えば,もう本当に安定してやれちゃうじゃないですか。振幅ある人生って、振幅があるから喜びも大きい一方で、下に振れた方のリスクって日本ではすごく小さい。我々が20代の頃と比べたらスタートアップをやる環境もいいわけですし、ですからなにかチャレンジしてやってみるというのをぜひお薦めしたい。自分に「これ!」ってアイデアがなくても、そういうものを持っている人と一緒になるとか。一人でなんでもできるってことはないわけで、そういうチームに加わって盛り上げていくというのも経験ですし。大企業に入るのも経験するっていう意味では悪くないですけど、意外と人生は短いですからね。いずれやろうとか言ってると、本当にやるタイミング来ないんで。思った時にチャレンジしてみる。

enmono 逆に振れ幅の少ない道を歩んでいたのに、急に谷底に落ちたりとか、その方が危険が多いじゃないですか。振れ幅があると元々危険と隣り合わせなので身構える術があるというか。

鎌田 そういう意味では早くになにかを始めた方が経験は積めると思うし、失敗に対して軌道修正しやすいので、より良いとは思います。

enmono 若い人はぜひアントレプレナー(起業家)を目指していただきたい。今はいろんなところに情報があるしネットワークもありますし先輩も増えてきてますもんね。

鎌田 そうですね、大企業に勤めているとしても、そういう活動に加わってみると自分の適性を見ることができますし。土日にどこかのモノづくりに参加するとか。

enmono 今ファブラボとか工房みたいなところも増えていてモノづくりできたりとか。

鎌田 そういうところで知らない間にチームができたりとかいうケースもあるし。


●日本のモノづくりの未来

enmono お話は尽きないのですが、最後の質問ということで、今までの109人のゲスト皆さんに、日本のモノづくりの未来という大上段に構えたテーマについて伺っているんですけども、鎌田さんがお考えになる日本のモノづくりの未来、日本のベンチャーの未来、そういうところを伺いたいと思います。

鎌田 そうですね。人口も減ってきてますし、日本が継続して成長できるかどうかって、やっぱり新しい産業・ベンチャーがどんどん成功して、新しくまた産業を作っていくっていうことに尽きると思うんですよ。それをやるには若い世代にそういうマインドセットを持ってもらえることが重要かなと思ってまして、それなくして継続的成長はあり得ないのかなと思っています。20世紀に製造業の先輩たちが頑張って、グローバルに出て行って成功された。その後のITの時代って、我々の世代は大勝ちする人はグローバルに出てきてないので、そういう意味では次の世代がもう一回純粋なモノだけじゃなくて、それにIT・ネットを組み合わせたようなところで新しい次のプラットフォームで大勝ちするようなプレイヤーがぜひ出てきてほしいし、そういうのを支援して作りたいと思ってます。

enmono ありがとうございます。ぜひ我々も応援していきたいと思います。



対談動画


▼鎌田さんFacebook



▼TomyK Ltd.HP


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