私はバイかもしれない、と気付いた。
でもそれに気付くことに蓋をしていた。
たぶん、女子校に身を置いていたからかもしれない。
女友達しかいない私が女も恋愛対象ってばれたら一緒に旅行に行ってくれなくなるかもしれない。少し不安。
わからないから今度レズと触れ合う機会を作ろうと思う。
不思議だ。
自分がとことんマイノリティかもしれないということにある種希望と生きにくさを改めて感じる。
20歳になればいける場所もやれることも格段に多くなる。
箱入り娘だからこそ、成人後選択肢が広がるのである。
箱入り娘は大人に夢を見る。
自由になれるかもって。
でももう遅い。
なぜなら、完全に親の思想と子供としての使命感が骨の髄まで染みわたっているから。もう抜け出せないの。
クスリみたい。
整形さえもできないし、自分を好きになるしか残されていなくて、でも親の期待なんて親が死んでしまうとなくなってしまって、自分が自分を裏付けなくちゃいけないのに、他人に自分の存在証明責任を任せておくと、孤独になるのに、それをどうすればいいかがわからない。それが、箱入り娘。
そして、箱入り娘は門限があるから、出会いや悪いことをしたことがほとんどなくて、新しいことを一人ですることに免疫がない。
でもそんな自分のことをどこかで好きで、
どこかで「偉いでしょこんな親孝行な娘なのよ」と気取っている
結局はすべて自分次第なのだ。
自戒を込めてここに残しておこうと思う。
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