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読書感想文

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読んだ本の感想を書いていきます。
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記事一覧

壁とか卵とか、一滴の雨水とか    

 村上春樹の『猫を棄てる 父親について語るとき』を読んだ。  別にわたしは村上春樹が好き…

なおこ
4年前
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「働くおっぱい」の、働き方と生き方と

 少し前のこと、思い余って夫に「閉経したら乳房切除しようと思うんだけど、どう?」と尋ねた…

なおこ
4年前
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「強さ」とは、私であることを味わうこと 〜孤独の意味も、女であることの味わいも〜

私も夫も、三浦瑠麗さんが出演しているニュース番組は、自然と観てしまいます。多分私、彼女の…

なおこ
5年前
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広くて深い

安野モヨコの鼻下長紳士回顧録について書こうと思います。 「才能とは書き続けること」 これ…

なおこ
5年前
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「死んじゃうってなに?」を考えていたら、ケアとセラピーと居ることの意味がわかった…

少し前に読んだ「居るのはつらいよ」は、ケアとセラピーのお話しでした。ここでいうケアって介…

なおこ
5年前
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こらだのお話 〜居るのはつらいよ、ケアとセラピーの覚書〜

まだ半分までしか読んでいないんですが、ちょっと忘れないようにここまでの感想を。 私がこの本を知るきっかけになったのは、コルクの佐渡島さんが書かれた下の記事がきっかけでした。 この記事を読んで、「私はセラピストなのに、セラピーが足りない。依存は引き受けられるけど、介入を目指し自立させることは苦手だな」、そんな風に思いました。いや、苦手だけど、ちゃんと仕事はやりますよ。 主人公は博士号を取った臨床心理士。沖縄の精神科クリニックが運営するデイケアに就職するところから物語は始ま

痛みを思い出す 〜障害受容再考〜

何日か前に、右手の人差し指の先っちょを洗面台の扉に挟みました。 我が家の洗面台の扉は大き…

なおこ
5年前
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終末期医療について、今の私が思うこと

年末年始、文藝春秋の落合陽一さんと古市憲寿さんの対談に終末期医療の話題が上がり、様々な所…

なおこ
5年前
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私自身のFACTFULNESSな経験

私自身のFACTFULNESSな経験を書いておこうと思います。 娘を産んですぐ、心室中隔欠損症とい…

なおこ
5年前
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リハビリテーションに大切なFACTFULNESS

とても長い本でした。大切なお話ばかりでした。 理学療法士は数字が大好きです。「エビデンス…

なおこ
5年前
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夫に読ませたくない 〜82年生まれ、キム・ジヨン〜

私の大好きなライター、さとゆみさんの書評がきっかけで、手取ったこの本。 読み終えた感想は…

なおこ
5年前
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