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『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

原題「The Post」

◆あらすじ◆
1971年、アメリカ国防総省が作成したベトナム戦争に関する文書の一部がスクープされた。ライバル紙の発行人の女性らは、その全貌を公表しようと奔走。国家の最高機密文書をめぐり、さまざまな思惑が交錯する。



グッとくる台詞が幾つか出て来る。

『報道の自由を守れるのは報道する事だ』と言う編集主幹の言葉もその一つ。

現政権がやたらフェイクニュースだと連呼する状況にスピルバーグ監督は危機感を感じずには居られなかったのだろう。
その辺りは非常に良く描けてる。

そして時代背景として男性社会に立つ女性と言う立場とその変化の描き方も素晴らしかった。
特に、裁判後若い女性達がキャサリンを羨望の眼差しで見つめる花道が出来てたのには目頭が熱くなったな。

軟に見えた女社主が記事掲載を決断するシーンはシビレタなぁ。

裁判に於ける判事の言葉もグッと来た。
「報道機関は国民に仕えるものであり、政権や政治家に仕えるものではない。」

権力を見張るのは報道であり国民一人一人だと言う意味も含んでる。


日本でもこのタイミングで公開って・・・奇遇ですね。


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