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手汗とさよならした話 3 <ETS手術当日>

いよいよ手術当日。
四谷メディカルキューブでETS手術を受けます。この手術は脇の下あたりから内視鏡を入れ、交感神経節を切断する手術です。手汗に関連する神経は何本かあり、病院によってもどの神経を切断するかは、若干違いがあるとのこと。病院によっては、まずは片側(主に利き手)のみ切断し、副作用の代償性発汗の程度を見てから、もう片方も手術するか決めたり、次の手術の対策にいかしたりするそうです。私は単純に、その時間とお金がもったいないこと、何より手術は一度で終わらせたい気持ちが強かったので、一回の手術ですむこの病院を選びました。

生まれて初めての全身麻酔です。麻酔事故で目が覚めなかったらどうしよう、麻酔が切れて手術中に目が覚めたらどうしよう。。。と今思うとバカっぽいのですが、真剣に怖かったです。

手術台に乗せられ、脇の下から内視鏡を入れるのでおっぱい丸出し、そして口に呼吸器のようなものを被せられました。これから全身麻酔が始まるようです。

そんな簡単に意識なんてなくならないわよ。。。。こんなに意識はっきりしてるのに。。。と考えてる側から意識消失。

目が覚めると、手術室とは違う病室のベッドのうえでした。

あー無事終わったんだあ。。。。と安心した次の瞬間、苦しい!!

とても喉が痛くて、咳が出る。そしてなんだかやけに息がしにくい。苦しい。

これはブログで読んでいたけど、こんなにきついとは。

窒息死って一番きつい死に方なんじゃないかな。首吊りなんてやるもんじゃないぞ。そんなことを思いつつ、このまま呼吸できずに死んだらどうしよう。。。なんて怖くなっていました。
しばらくすると同じ病室に、もう一人同じ手術を受けたと思われる患者が運び込まれました。若い女性のようでしたが、咳がものすごくて、そして私が帰るまでずっと咳をしていてかわいそうでした。

しばらくベッドに横になっていると、少し楽になったので帰ることにしました。

帰りは友達が車で迎えに来てくれ、楽に帰れました。


翌日は土曜で仕事は休み、そして息子の誕生日でした。ちょっと脇の下が痛かったけど、普通に外出し、みなとみらいで誕生日パーティーを祝うことができました。

その間全く汗をかかない自分の手のひらが、とっても不思議でした。

その夜、手に汗をかくような『あの感覚』がありました。
もしかして手術失敗?!と思って手のひらを見ると、全然濡れていません。
汗が出る感覚はあるのに、実際には汗をかいていない。。。。
そんな不思議な感覚は数日ありましたが、いつの間にかなくなっていました。

恐れていた代償性発汗(全身にありえない大汗をかく)もなく、日々穏やかに過ぎていきました。

でもこの時はまだ4月。

私はその夏の暑さと、代償性発汗を知る由もなかったのです。


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