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【3大会入賞】鋼契約 構築&プレイ徹底解説

〇はじめに


こんにちは。関東でバトルスピリッツをしているゼロエムと申します。皆さま、メガデッキが発売され、そちらに取り組んでいる方、自分のデッキを組み替えている方など様々だと思います。そこで、私ゼロエムが鋼契約を使用し、

・第3回メロ杯 3位
・第2回あしもかCS 準優勝

という戦績を残し、更に、ザイツCS3on3にてリスト共有をしたメロ(https://twitter.com/mellow_btsp)が個人成績7-1でチーム準優勝いたしました。

 現環境において、シェアを誇っている「獄契約」「蒼契約」に対して五分以上を取れている、正に立ち位置の良いデッキとなっています。ワンデッキ制の時はもちろん、BO2や3on3のサイドデッキで特に特におすすめです。
 先日関東で行われたザイツCSでも獄契約、蒼契約に次ぐ使用率となっており、対面勉強という点でもぜひご一読ください。

 また、このデッキはデザイナーズデッキの為、デッキの半分以上がテーマカードとなっています。そのため無料部分では確定枠のカードを解説し、有料部分では汎用枠を解説します。無料部分だけでも読み応えがあるため、、是非ぜひご覧ください。リストは有料部分の最初に掲載しております。
 それではみなさまのお時間、お借りします。

【追記(次弾リストについて)】


契約編:界第一章の鋼契約に入る新規カードの評価とサンプルリストを追記いたしました!
みなさま、この機会にぜひご求めください~~

【確定枠解説】


◯相棒無頼ヴリック

 まず、基本ギミックとして、このカードで装弾し、その他のカードで早撃、それらのカードを回収する、というものになっています。
 3確定で現状ブレません。なぜなら、ヴリックがフィールドに居るかどうかがこのデッキのリソース確保できるかの有無にかかわるからです。そして、2枚並ぶことで早撃カードを2枚回収出来るようにもなるため、「ヴリックの盤面維持が必須である」ことと「並んだ時のパワー」を考慮すると、3確定です。(ここは他の契約する山で1か3取るか考える際に指標となるので、頭に残しておくと良いかと)
 序盤におけるカウント3、6、の達成はこのデッキにおいて、かなり優先される事象なので、(リスクと天秤にかけながらではありますが)このカードでアタックし、カウント増加と装弾を行いましょう。
 またこのカードがブロック時効果であることもこのデッキの大きな魅力の一つです。相手がシャックやランポなどで契約してきた際、先行1ターン目でブリックを立てるとブロック時にOCしてBP10000の生き物が立ちカウントも装弾もされるので、相手目線で大変殴り辛いです。
 殴った時のリスク(対面のコアブ、誘発、バーストなど)とC2+装弾を天秤に置いて、殴らずターン終了も出来ることも、大きな魅力となっています。
 またミラージュ効果が効かないため、ジャマー系に左右されないのは勿論、インクリースのロック効果やジェリーム効果も受けないことは、地味ですが覚えておきましょう。

◯銃機リボルファイター

リボル自身のアタック時から使いましょう

 カシウスを踏まないメイン降臨カードで、アタック時に序盤なら追加でC2プラスでき、1コアブまで出来る。アントラーウミウシと多くの共通性を持っている、といえばこのカードの強さをご理解いただけるかと(ウミウシはもっとエグいですが)
 先ほどのカウントプラス効果や早撃によるリソース確保など、このカードを投げておくことで特に中盤のパワーが段違いになります。そのため、基本的にブリックの復帰用にキープしたいカードではありますが、対面の動きを見ながら、リソース差をつけて勝ちに行く対面なのか、ゆっくり安全にこなすのかを考えましょう。今乗せたリボルファイターがどかされたらゲームにそのまま負ける!という展開が見えるならもちろん乗せないように。

◯バレルドラゴン

 序中盤のカウント増加役とコアブ、早撃によるハンド増加、終盤まで耐性役と強さが詰まっているカードです。ばっちり超装甲でニコニコできます。紫装甲のおかげでカシウスは通らず、バジャーダレスまでもケア可能です。前環境であれば、トップシェアが蒼波夜族アルパラ系であったためこのカードが面から退いていくことがほぼなかったのですが、獄契約の登場により、覇王爆炎撃やブラムザッファーグがこのカードを破壊できるようになりました。ですが、いかんせん上気デッキに有利をつけられている大きな要因となっているため、手札に来たら積極的に投げることや装弾からの回収を意識しましょう。

◯追跡者ジェノ=カルヴァリー

 ちょっと使い所が難しいカードです。
上から、
・除去目的
・早撃目的
・装弾目的

の順で多いかと思います。面除去効果や早撃の生き物が欲しいために早撃で破棄してその過程で装弾される、という形が多いです。ある意味、3つの運用目的が詰まった強カードの証でもありますね。逆に言えば、その強さゆえに、どんな場面で使用してもある程度の戦果が見込めるカードです。
 また、もちろんですが、ブリックの復帰手段がない時にバレルドラゴンで召喚されたこのカードとバレル自身に機獣魔神を合体させ、6打点作り、一応のリーサルを出すことも可能です。

◯ガトリンググリズリー

 ミラージュという不可侵エリアで発動する最強システムカードです。無限ブロック可能とヴリックのブロック時効果が相まってリソースを使わず強力な防御性能を盤面のみで形成することが可能です。このミラージュとバレルドラゴンや機獣魔神などを用い、耐性をつけたヴリックを立て、半永久的な防御盤面を作ることが目指すべき到達点の一つになります。特に重疲労を多用する緑デッキに対してとても強く出ることが出来ます。
 おまけのように早撃効果がついていますが、こちらも強力で、ガブルシャックのバウンスや早撃によりガンズマーヴリックを破棄して煌臨など、役割は多岐に渡ります。
 また、このカードの「ことで」効果は召喚までにかかっているので、リボルファイターと違い、盤面にバウンス対象外なくても効果発動できます。逆に召喚が解決できない(ブラムザッファーグの効果発動中など)と使用できないので、この点は留意して使用しましょう。
 

◯銃機竜ショットガイザード

 先ほど、C3が重要と言ったのはこのカードの煌臨条件に関わってくるからです。主に受けとして運用されるこのカードはガブルシャックのロック下でも煌臨でき、ブロッカーと半永久的な面除去(アルティメットを対象に含んだ!)が可能です。煌臨時効果の耐性付与はヌーヴェルバーグなどに有効な効果ですが、逆にカシウスの当てどころになってしまっています。バレルドラゴンの紫装甲を維持できる盤面、例えば、バレルドラゴン2体に機獣魔神合体×2【コスト(4+4)×2=16となりガブルのアタック時だけでは両方除去できない】などを意識して作りましょう。

◯襲撃者グラットンジョー

 主に受けカードでカウンター気味に使用することや、装弾されているカード中で手札に欲しいカードがある際に回収目的でも使用されるカードになります。ヴリックが一体いる状態であれば、二枚のカードを回収できるため、1枚で2交換のカードになってます。当然ですがゼロカウンターを当てられると召喚時効果は発動しないため、一枚目の早撃時に回収が、マストのカードを破棄しましょう。

◯銃皇機神ガンズ・マーヴリック

 ソウルコアを置いたものとして煌臨テキストがフィニッシャーについてしまいました。これにより前ターンのソウルコアの使用如何に関わらず安定した運用が見込めます。効果貫通がついているため、このカードで2面バウンス+1面ブロックで強固な防御性能を誇ります(幻魔神を担いだガブルケーニッヒすら返すことができる!)OC時のBP24000は多くの中型スピリットのBPを上回るため、ガトリンググリズリーと併せて敵の攻撃をカットし続けます。
 アタック時効果でバーストをバウンスし、OC時の早撃で、一バトル中にリーサル打点が出るため、氷刃と絶甲をケアしたリーサルが組めます。(氷刃に対してはソウルコアを温存した状態でガンズマーブリックでアタックすれば一度バウンスされても再煌臨で削り切れます)
 白晶をはじめとしたすべての防御札をケアすることは出来ませんが、このカードの早撃でリソースを回収し、返しのターンに死なないハンドを作り、最終的に受け札の枚数やリソース差で勝ちましょう。もちろんですが、こちらも早撃が「ことで」効果のため、白晶や氷刃のフラッシュ交換を使われると、早撃は使用できません。白晶などを撃たれた場合、欲しいカードがあれば、アタックをライフに通す前に早撃を使用しましよう。

〇スティールバラッジ

 回収制限がないかつ、自前の早撃に除去、白晶型の防御効果と全て強いテキストで占められたカードです。ジェノカルヴァリーの早撃2枚目など道中の暇なタイミングで回収しておくとよいです。攻めのタイミングでこのカードを打ち、装弾されたガンズマーヴリックを早撃してそのまま攻めに入るなど、バレルドラゴンがない時のメイン早撃役にもなります。そのあまりに回収のしやすさからロングゲームであれば2枚ゲームに絡むことが用意であり、このカードが無ければ耐えられないほど強力なリーサルが出るまでには手札に来ます。今流行りのブラムザッファーグが殴ってきたタイミングでもこのカードは有効な防御札になるため、現環境におけるこのデッキの立ち位置を上げています。

◯ダンブルウィードヴィレッジ

 リボルファイターと違い、永久的な復帰手段です。更に、このデッキに少ないメインでの装弾手段であることに加え、試合後半でも最悪1装弾と交換できる最低保証のついたカードです。このカードを引けている時のゲームの安定性が格段に上昇するため3確定カードです。他のネクサスに枠を譲るのであれば、ディーゼロンとこの枠を争うことになるでしょう。また、このカードはもちろんゼロカウンターやダークタワーの踏み倒しメタもくらいます。幸い除去されても下の効果で復帰できるため、致命傷にはなりにくいですが、使い所は誤らないようにしましょう。後攻であれば踏み倒しを使用しなくても、ブリックとビィレッジどちらも使用できます。

さて、ここからは汎用枠の説明に入ります。

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