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【自己破産】第2回債権者集会に参加した感想


いつも記事をご覧いただきありがとうございます。

今回は、すごく久しぶりに「自己破産」関係の記事を書きました。

「借金をしている方」
「破産手続きのその後の流れ」

について興味がある方にとって、有益な内容になるかと思いますので、最後まで見ていただければ幸いです。


第1回債権者集会の流れと感想は、以前こちらの記事で載せているので、興味がある方はどうぞ!


1.第2回債権者集会に出席


僕は、約3400万円の借金を背負い、2021年8月に自己破産申立を行い、現在自己破産手続き中です。

手続きは進行中で、1月13日(金)11時から開かれた「第2回債権者集会」に出席してきました。


債権者集会とは、裁判所による指揮のもとに、破産債権者に大して破産手続きの進行や破産者の破産状況等について情報を提供するとともに、破産管財人が行う管財業務に関わる重要事項について意思決定をするために開催される集会のことです。

参加者は、主に5者です。

①裁判官 ②破産管財人 ③申立代理人(ほとんどは弁護士) ④破産者 ⑤破産債権者

ただ、⑤の破産債権者、つまり、破産者にお金を貸していた人はほとんど来ることがありません。


なぜならほとんどのケースで破産債権者は、法人(〇〇ローンなど)であり、全国で何百というケースの破産者がいるため、いちいち労力をかけて配当される可能性が低い債権者集会に出席したりはしません。


だから、

「債権者に借金を返せなくなったことを問い詰められるのは怖い」
「債権者がいるのは怖い」

という方でも、ほとんどいないので必要以上に心配する必要はありません(もちろん出席権利はあるので、いつ来てもおかしくありませんが)。


<債権者集会の流れ>


債権者集会では、まず会場に着いたら、受付をします。

そこで50組くらいいる破産者のグループの部屋に集められます。

ここでは、イスとホワイトボードがあって、自分の名前が呼ばれるまでひたすら待ちます。

名前が呼ばれたら、部屋の前方にある5人がけくらいのテーブルに先ほどの5者が集合し、話し合いになります。


第1回債権者集会に続き、第2回債権者集会でも誰も破産債権者が出席していなかったので、今回は1回目よりさらに早く3分で終わりました。


話した内容は2つだけ。


  1. 現在の破産者の財産の状況と使い道

  2. 次の債権者集会の日時


1に関しては、A4半分くらいの紙を一枚で渡すだけです。

2に関しても、大体3ヶ月おきに債権者集会を開催しているので、次の予定が空いているかどうかを裁判官がみんなに確認して、日程を合わせて終了です。


受付してから全部で20分足らずで終わりました。

裁判官もおそらく何十、何百という案件を抱えているので、1件1件に対してあまり時間をかけていられないのが現状です。


本当にあっけなく終わりすぎますが、このためにわざわざ遠方からこなければいけない人もいますので、大変です。


中には東京地方裁判所へ関西からこのために来ないといけない人もいます。

2.不動産が中々売れない理由


破産手続きは、破産者の財産を全て金に換えて、それを破産債権者に分配すれば終了です。

ただこの破産者の財産を全て金に換えるというのが意外と厄介なのです。


というのも、上場株式や債券であればすぐに売ることができますが、不動産や未上場株式であれば、簡単に売ることはできないからです。


例えば僕の場合も、「不動産が中々売れない」と担当の破産管財人の方が言っていました。


僕の不動産は、埼玉県所沢市の3LDKの物件です。普通に考えれば、相場の価格を調べてそのあたりで売りに出せば、数ヶ月程度で売れます。


ただ自分は、人に言われるがまま、住宅ローンで物件を購入してしまい、その物件に今2人の人が住んでいる状態なのです(住宅ローンで人に貸すために物件を購入することは絶対にやってはいけません。自分も深く反省しています。)。

こうなると誰かが物件を購入しても、賃借権があるので、購入した人がすぐに住むことができません。


そこでこの物件は、投資用物件として、賃料収入を得る目的で購入する人に対して売るわけですが、そこでも規制があるそうです。


住宅ローンが絡んでいる物件は、「住宅支援機構」が間に入り、売り出す価格を決めるそうなのです。


そしてその売り出す価格は、住宅支援機構の規定で相場より少し高めに設定されており、それが「投資用物件」として考えた場合に、利回りが少なく、購入者にとって魅力的な物件ではないのです。


ただ住宅支援機構もその値段ではいつまで経っても売れないことは承知していて、1ヶ月毎に5%減額、10%減額などをしているわけですが、今のところそれでも売れていません。


不動産を持って破産した場合は、早めに終わらない可能性を考慮しておいた方が気持ち的にも楽なことが判明しましたので、1年間ぐらいはかかる認識でいた方がいいかもしれません。


まとめ

 今回は、僕が2021年8月に自己破産申立をした件で、「第2回債権者集会」の内容を書きました。

「借金をしている方」
「破産手続きのその後の流れ」

について興味がある方にとって、有益な内容になれば幸いです。

今年も駆け抜けていきましょう

最後までご覧いただきありがとうございました!
また次の記事で会いましょう!

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