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「孫が会いにきてくれない」と嘆く祖父母

 この数日は、お盆休みで休日を満喫できた人も多いのではないでしょうか?僕自身も、久々の大型連休だったので、家族が一堂に会したり、遠方に住む友人とみんなで久々に集まったりしました。

 そこで聞いた何人かの発言で、気になったことがあったんです。

実家の居心地がよくない

「家を出る前はなんとも思っていなかったのに、独立(一人暮らし・結婚)してからは、帰省の度に実家に泊まるのが億劫になった」

 1日2日ならいいけれど、何日も親と一緒に過ごすのは生活リズムや価値観の違いで居心地が悪く感じるようになったそうだ。もちろん、食事を作ってくれたり、独立後も子どものために尽くしてくれる親には感謝するけれど、どこかストレスを感じてしまうのだそうだ。

 以前の記事↓でも書いたが、ぼく自身、親元を離れてから価値観が飛躍的に広がったし、親の価値観に合わせた生活をしなくてよくなったことに解放感があった。

 やっぱり子育ての時に必要な祖父母のサポート

 このように、一人暮らしをすると親元へ帰るのが億劫に感じる人も、いざ自分に子どもが生まれると事情が変わってくる。

子育てを夫婦二人だけでやるには負担が大きすぎるからだ。もちろん保育園などの公的なサービスは利用するものの、共働きで子育てをするのは至難の技だ。

 毎日定時に帰れる環境で、子どもも元気に過ごしてくれれば問題ないかもしれないが、現実はそんなにうまくいかない。

 仕事のトラブルで夜遅くまで帰れない日や、子どもが風邪を引いて保育園を休まざるを得ない日もあるかもしれない。理解ある職場であれば、休ませてもらえるかもしれないが、大事な契約の日で自分以外に変わりがいなければ、いくら理解してもらえたところで、その契約を犠牲にしてしまう結果になる。病児保育を探すにも、保育園に入ることすら厳しいこのご時世、急に頼めるとは限らない。 

 そんななか、頼りやすいのはやはり実の親なのだ。仮に自分の居心地が悪くても、緊急時には子どもの面倒を見てもらうようにお願いする。

 親もかわいい孫のためならと積極的に面倒を見てくれる。

 そこで祖父母側から聞くのがこんな言葉だ。

「家に来るのは孫が病気の時くらいで、普段は全然顔を見せに帰ってこない」

 子どもの言い分としては『え?全然そんなことないのに…』

 話を聞いた友人Aは、「孫が風邪を引いたとき以外にも月に1.2回程度会いに行っている」とのことだった。

 月に1.2回が多いか少ないかは主観になるので、子どもにとっては充分だろうと思っていても祖父母にとっては足りないようなのだ。

 ただ、孫が小さいうちは良かったけれど、大きくなって手がかかるようになると「疲れるからあんまり来ないで欲しい」と願う祖父母も実際多い。

 1歳か2歳くらいまでの時は行動範囲も狭く素直に言うことを聞いてくれるが、それより成長すると体力的負担が大きくなる。それに、自我も芽生えてくるから生意気に感じてしまうのだろう。

 こういう話を聞くと『子どもがかわいい=ペットのように従順でかわいい』と言っているように聞こえてしまう。

「孫が会いにきてくれない」のはどうして?

 もちろん「孫が大きくなっても会いにきて欲しい」と願う人が多いのは確かだけれど、孫にしたら徐々に自分のコミュニティが出来てきて、おじいちゃん・おばあちゃんの元に遊びに行っても楽しめなくなってしまう。

 それは運動量以外に興味の違いも大きいだろう。若い人ほど流行に敏感で、おじいちゃん・おばあちゃんの知らない世界に没頭していることも多い。だから孫が遊びに行っても祖父母とは話が合わず、自分の好奇心を満たせなくなってしまう。単に『家族というだけでは楽しめない』のは当たり前だろう。

 だから、お小遣いやオモチャというエサをぶら下げて孫を呼び寄せている人は多いのではないだろうか。

 しかし、『金銭的な対価と引き換えに会いにきてもらう』ようでは、いずれその習慣はなくなってしまう。

 それよりも、孫の好奇心を満たせるような魅力で惹きつける意識も大事なのだろう。

 祖父母には、歳を重ねて経験してきたからこそ語ることができることはたくさんあると思う。時代背景を踏まえたその人の人生を聞くことは本当に勉強になるし面白い。

 もちろん、やみくもに伝えようとしても聞く耳を持ってもらえないので、孫のニーズに合うように話さなければいけない。
 今孫が何を望んでいるのか把握することが大事なのだ。

・孫が今興味を持っているものは何か?
・最近の流行はどんなものか?

交流を続けたいのであれば、押さえておくことも必要だろう。

 子どもや孫が『帰ってくる・会いにくるのが当たり前』だと思わずに、相手のニーズに応えるようにすれば、もっと会いに来てもらえるおじいちゃん・おばあちゃんになるのではないか。もし会いたいのであれば、の話ではあるが。

祖父母・子・孫それぞれのニーズは何か?

 ここまではおじいちゃん・おばあちゃんに一方的に努力しなさいという内容になってしまったけれど、同様に子どもも努力が必要だと思う。

 先ほど述べた『子育て問題』があるからだ。夫婦2人で子育てをするには限界があり、絶対に誰かの手を借りなければいけない。

 もちろんそれは親である必要はないが、無償の愛で手を貸してくれる人はそんなに多くない。

 そうなるとギブ&テイクの関係ではないけれど、一方的に孫の面倒を押し付けるだけでは、いつか手を貸してくれなくなってしまう。

 祖父母に感謝の気持ちを伝えたり、ニーズに応えることも大切になる。先ほどのケースでは「病気の時以外は全然帰ってこない」という発言があった。であれば、祖父母からすると、子や孫に会う頻度が月1.2回でも少ないということだ。だから、もう少し帰る頻度を増やすか、帰れない事情があるのであれば、助けてもらえて当たり前!ではなく『とても助かっている』『感謝している』という気持ちを伝えてもいいかもしれない。

 家族に頼れない場合は、友人や近所の人に頼るのもありだと思う。
 相手が誰であれ、ニーズに応えることができれば、子育てに限らず、頼り・頼られる人間関係を作っていくことができるのだろう。

 ただ、この『ニーズに応える』ことはとても難しい。言葉で言ってくれればいいけれど、表面上の言葉ではわからないこともある。思っていることと反対のことを言ってしまう人もいる。自分の本当の思いがわからない人も意外と多い。

 そんな中で、相手の真のニーズに応えるのは難しいことではあるが、それを探って応えることができた時の喜びは格段に大きいのだろう…

【まとめ】
・孫のおもりを無償の愛で引き受けてくれる祖父母
・「孫が会いにきてくれない」にも理由がある
・表面的なエサではなく、ニーズに応える方が長期的な関係が築ける

ぴらい&ふーみん

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ぴらい&ふーみんの凸凹夫婦が、色んな人に出会い、話を聴き、それをもとに気づいたことを文章に綴っています。読んだ人が「もっと楽に」生きることができるようになりますように。そんなことを願って。

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ぴらい&ふーみん 凸凹夫婦のカウンセリングnote

抽象化するぴらい(夫:産業医)と口の多動で喋り続けるふーみん(妻:ソーシャルワーカー)の凸凹夫婦が悩み相談を受けて考えたことを綴っています。"べき思考・役割思考で苦しむ人を減らしたい"が人生のテーマ。Twitter→https://twitter.com/mi_nusion

家族関係を再構築しよう

ぴらい&ふーみんが夫婦2人で色んな夫婦のカウンセリングを行う中で気づかされたことや、「もっとみんなが楽に、幸せに生きられたら」と願って綴った記録です。
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