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2人目が欲しくなるかもしれない未来の私へ

もう嫌だ…妊婦やめたい…あの頃の身体に戻りたい…

 これはつわりピークを迎えた妊娠4~5ヶ月の頃にほぼ毎日ぴらい(夫)に嘆いていたセリフである。

 成人式の振り袖にも、結婚式のウエディングドレスにも、妊娠・出産にも、女性ならではのライフイベントに心から憧れてきた記憶がなかった…

 しかし「出る杭は打たれる精神」が小学生時代に身についた私は、周りの友人たちと同じように、成人式では振り袖を、結婚式ではウエディングドレスを当たり前のように着ていた。そしてまた今回も、周りと同じように結婚→妊娠→出産というルートを辿ろうとしている。

 子どもが嫌い・苦手というわけではない、むしろ好きな方だと思う。だから昔から「子育ては経験してみたい」と思っていた。

 でもそこに妊娠・出産は抜け落ちていた…
そうだ、私は女性だった。生物学的に男女の夫婦では、自分にしか妊娠・出産を担えないんだった…

 「子育てはしてみたい」でも自分の身体で10ヶ月育てて産みたいという気持ちは特になかった。でも、現代日本で代理母は厳しい。人工子宮についても調べてみたけど、まだまだ研究段階。。

 「まぁ〜多くの人が経験してることだし何とかなるかぁ…」そんな気持ちで妊娠初期を迎えた。その頃はまだお腹も大きくならず、体調変化も少なく、実感が伴っていなかった。

 そんな時ついにきたつわりのピーク。

 体調はもう予想以上に最悪だった…。

 一度学生時代に10日間ほど入院したことがあり、40度以上の高熱や腹痛にうなされ、もうこのまま寝たら起きてこれないかもしれない…という恐怖を感じたこともあったが、、やはり1ヶ月以上の期間ほぼ寝たきり生活をおくらざるをえなかった今回のつわり期間と比べるとまだましだった。

 一番つらかったのは、吐き気との戦い。

 もともと、妊娠する前から肩こりや頭痛がひどくなると、吐きやすい体質だった。体調が芳しくない時にアルコールを微量摂取しても簡単に吐いてしまう。なので、つわりに対する不安は大きかった。

 そして案の定、わたしは吐きづわり体質だった。。

 布団に寝ていても、急な吐き気が襲ってきてリバースしてしまう。立っても座っても横になっていてもしんどい。

 これが一日中続く。水を飲んでもすぐリバース。。固体のものもなかなか摂取できず、本当にずっと胃腸炎+二日酔いのような状況だった。

 急な吐き気がくると、なかなかトイレまで間に合わないので、布団のそばに嘔吐用のゴミ箱をセッティングし、一日中うなされていた。。

「この生活はいつまで続くんだろう…なんで子育てまでのハードルに妊娠の期間があるのだろう…」

 数ヶ月後には終わりがくるから!とは自分に言い聞かせながらも、やっぱり毎日しんどかった。。吐きづわりの前後には、食べづわり、匂いづわり、よだれづわり…などまさかのフルコース…。

 吐くために、トイレに長時間滞在することも多かったので、つわりが落ち着いた後の数ヶ月は、便座をみるだけで吐き気がする「フラッシュバックづわり」にも襲われた…(造語です)

 普段は楽天的な性格のため、あまり先のことは考えないタイプ。だから妊娠前は「まぁなんとかなるかな」とも思っていた節があった。

 それがこの妊娠経験で大きく覆された。そしてぴらい(夫)に交渉した。

もし赤ちゃんが無事に生まれてきて、めちゃめちゃ可愛くて溺愛したとしても、人工子宮などの代替物がない状況で自分の身体で2人目を妊娠することは私にとってはハードルが高すぎる…。

 記憶は自分の都合のいいように置き換えられる、上書きされる…ということもあるので「今のうちにぴらい(夫)にこの想いを伝えとかなければ」という焦りもあった。

 結婚当初は二人とも「できれば子ども2人以上ほしいね〜」なんて気楽に捉えていた時期もあった。だから一人っ子になることに対しては賛成してくれないような気がする…

 するとぴらい(夫)の返答は案外あっさりしていた。

「自分たちもやりたいことがあって仕事場もころころ変わりそうだし、コンパクトファミリーの方がいいね」

 少子化にも逆行するし、兄弟論者もたくさんいるし…と気にしていた当時の私には、かなりありがたい言葉だった。

 これが我が家の暫定一人っ子政策の理由の一つです。

 無事に生まれてからまた考えたらいいんじゃない?気持ちはまた変わるよ〜。とも周囲からは言われます。もちろん、状況が変わることも十分ありえます。

 でも、妊娠中のこの記憶はなかなか詳細には覚えていられないと思うので、ここに残しておこうかな、という私のエゴで書いた記事でした。

ぴらい&ふーみん

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ぴらい&ふーみんの凸凹夫婦が、色んな人に出会い、話を聴き、それをもとに気づいたことを文章に綴っています。読んだ人が「もっと楽に」生きることができるようになりますように。そんなことを願って。

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ぴらい&ふーみん 凸凹夫婦のカウンセリングnote

抽象化するぴらい(夫:産業医)と口の多動で喋り続けるふーみん(妻:ソーシャルワーカー)の凸凹夫婦が悩み相談を受けて考えたことを綴っています。"べき思考・役割思考で苦しむ人を減らしたい"が人生のテーマ。Twitter→https://twitter.com/mi_nusion

家族関係を再構築しよう

ぴらい&ふーみんが夫婦2人で色んな夫婦のカウンセリングを行う中で気づかされたことや、「もっとみんなが楽に、幸せに生きられたら」と願って綴った記録です。
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