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空気がよめない人にイライラしませんか?

 皆さんの周りで『空気が読めない人』と思われている人はいないでしょうか。

 おそらく、何人か顔が浮かんだと思います。思った以上に周りに空気が読めない人はいるものなのです。

空気が読めない人って?

 そもそも空気が読めない人とはどういう人なのだろうか。

・忙しい時に配慮なく話しかけてくる
・タイミングを間違えて発言する
・聞かないで欲しいことを聞いてくる
・傷つくことを言ってくる
・話している話題を急に変える

 以上いろいろ考えられるが、どれも相手の意図に気づかないことが共通している。

 元から相手の気持ちを推し量る気持ちなどさらさらない人もいるが、本人なりに努力していることが案外多い。

空気の読めない後期研修医

 ある友人医師の話をしよう。
 友人はその日救急の当番だったので1日救急外来で仕事をしていた。普段から後期研修医の先生と外来を回していて、その後期研修医の空気の読めなさ故に友人はイライラがたまっていた。そんなある日、救急車が何台も来て、外来がてんやわんや状態となっているときに事件が起きた。

 普段から空気の読めない研修医だと思っていたら、その日はとんでもないタイミングで質問してきたのだった。

 心肺停止状態の人が運ばれてきて、今まさに胸骨圧迫(心臓マッサージ)をしている最中に

「ちょっと聞きたいことがあるんですが今いいですか?」

 と言ってきたので、つい反射的に返した。

「今は無理!!!」

 友人は断るのが苦手で、忙しくてもついつい相手のペースに巻き込まれていたのだが、流石にこのときばかりは断れた。

『いやいやいや。今そんな質問に答えてる暇ないの見たらわかるでしょ!!え!?嫌がらせ??』とすら思ってしまった。

 結局、その患者さんがひと段落したあと質問を受けたのだが、友人は『なんでこんなタイミングで質問してくるの!?』と怒りMAXに。それを相手にぶつけることはできなかったのだが…

彼らに悪意があるわけではない

 そこで、ぼくに白羽の矢がたち、その研修医と話をすることになった。

「この前、どうして救急で〇〇先生が心臓マッサージしてるときに質問したの?」
「あ、その日は朝からずっと忙しくてなかなか〇〇先生に聞くタイミングがなくて…。心臓マッサージは身体は使うけど、頭は余裕があるから質問しても大丈夫かと…」

と顔色一つ変えずに答えたのだ。

 なるほど…。明らかに忙しい状況にも関わらず質問したのは彼なりに理由があったのか。

「たしかに君はそうかもしれないけれど、心肺停止の人の対応しているときは夢中になっているから余裕がない人の方が多いと思うよ。それに、意識がないとはいえほかの患者さんの目の前で別の人の相談をするのは少し抵抗を感じる先生もいるから、別のタイミングの方がよかったかな。だから、バタバタしてなくて〇〇先生が余裕のありそうなときに質問した方がいいよ」

 そう伝えると

「いつ聞いていいのかわからないんです汗」

と困った表情をしたのだった。

 ここから先はまた長くなるので割愛するが、端的に言うと本人なりに迷惑にならないように意識はしていたものの、別に怒られたり断られたりすることがなかったので、特に問題意識は持っていなかったようだった。
 おそらく、今までも変なタイミングで質問していたとは思うが、友人もキツく指摘したり「今は忙しい」と言って断ったりすることがなかったので、研修医自身も気づいていなかったのだ。

 以上のことを友人に伝え、彼は『空気が読めない(曖昧な表現ではわからない)』のでストレートに言葉で伝えてあげるようにお願いした。忙しいときは「忙しいから後にしてほしい」と伝え、可能なら何分後かの指示まで明確に言うようにしてもらうと、以前ほどトラブルがなくなった。

言葉で行間を説明する意識をもとう

 こういったケースのように『空気を読めない人』は、人の顔色や周りの状況の捉え方が多くの人と少しズレていることが多い。

 それはよく『イマジネーション(想像力)の欠如』『行間が読めない』と言われる。つまり、言葉以外の意味を摑み取れないのだ。

 例えば誰かがある部屋に入ってきて「ほんと暑いね〜」と言ったとする。多くの人は『あぁ、暑いからエアコンをつけよう』と思ってエアコンのスイッチに手を伸ばすが、『空気が読めない人』は『あぁ、暑いんだな』とだけ思って終わってしまう。

 人が暑いと感じた後にとる行動のイメージができないのだ。

彼らからみると多くの人は『言葉足らず』

 この一連の『暑いと誰かが言ったら、エアコンをつけようとする』過程を、たいていの人は成長過程の中で、誰に教えてもらうでもなく掴んでいくが、『空気が読めない』とされている人は自力で理解できないことが多い。

 この『自力でできない』がポイントで、誰かに教えてもらえれば理解できるようになる。言葉以外の表情や周りの状況を読み取るのは苦手でも、言葉で教えてもらえれば認識できることが多い。しっかりと説明を聞けば、同じ状況に出くわした時も問題なく対応できるようになるのだ。

 反対に『空気が読めない人』達からしたら、一般的な人たちは『言葉足らず』なのだ。

 「空気が読めない」と言うのは空気が読める側からの意見であって、空気が読めない人にとったら『言葉足らずで説明下手』になる。

 立場によって全く反対になってしまう。つまり、どちらが良い・悪いではなくて、ただ単に捉え方が違うだけなのだ。

 あなたのまわりの『空気が読めない人』も多くは悪意がないと思います。『あ・うん』の呼吸で動いてくれる人の方が楽かもしれませんが、相手が『空気の読めない人』の場合は、イラっとせずに意識的に行間を説明してみてはどうでしょうか。

 自分自身の言語化トレーニングにもなり、きっと今までよりもコミュニケーションがスムーズになると思いますよ。

【まとめ】
・『空気が読めない人』からすると、多くの人は言葉足らず
・行間の読めない人にはストレートに言葉で説明しよう
・どちらが良い・悪いではなく、単に捉え方が違うだけ

ぴらい&ふーみん

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ぴらい&ふーみんの凸凹夫婦が、色んな人に出会い、話を聴き、それをもとに気づいたことを文章に綴っています。読んだ人が「もっと楽に」生きることができるようになりますように。そんなことを願って。

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ぴらい&ふーみん 凸凹夫婦のカウンセリングnote

抽象化するぴらい(夫:産業医)と口の多動で喋り続けるふーみん(妻:ソーシャルワーカー)の凸凹夫婦が悩み相談を受けて考えたことを綴っています。"べき思考・役割思考で苦しむ人を減らしたい"が人生のテーマ。Twitter→https://twitter.com/mi_nusion

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