被災者となって。

いつもレビューを読んでいただき本当にありがとうございます。Zerofagiです。

7月7日に起きました大雨による大災害の被災者となりました。現在は避難所から安全な親戚の家に移動して体を休めているところです。

この度の災害により避難を余儀なくされたばかりか、自宅が川の水に呑まれ現在のところ全く近づけない状態となっています。TVなどで目にする光景から察するに1階はおろか2階までも浸水していることが予想され、この先水が引いたとしても以前と同じようには暮らせないであろうと思われます。家があんなことになって残念な気持ちはあるのですが、あまりの出来事すぎて現実感がなくピンとこないのが正直なところです。

今後どのように暮らしを立て直していくか?いつごろ以前の環境に戻れるのか?全く見通しが立ちません。今年ここまでやってきたレビューを中心とした活動についても同様で、これから先のことを考えると継続していくことは相当に困難であろうと思われます。


しかし、自分は諦めたくありません。
家が水に呑まれ、生活は破壊されましたが、この上楽しみまで奪われたくはない。以前と同じようなペースはとても無理でしょうがなんとか出来る限りのことをしたいと思っています。当面家の片付けなどに忙殺される日々になると思いますが、合間の時間を見つけて活動を続けたい。

思えば自分がZerofagiとして活動を始めたのも2011年東日本大震災の起こった時のことでした。まさかあれから8年後に自分が被災者になるとは想像もつかない出来事でしたが、あの時再開されたリーグ戦にやってきたベガルタ仙台のサポーターの方々の姿を思い出します。来たくても来られなくなってしまった仲間のサポーターのことを思って泣いている人、こんな大変な時期にサッカーを楽しんでいていいんだろうか?と罪悪感にかられる人。いろんな方がおられたのをよく覚えています。そういうサポーターの気持ちを背負ってベガルタ仙台は戦い目覚ましい躍進を遂げましたね。あの頃仙台のエースであった赤嶺真吾選手がいま岡山のエースであるというのもなにやら不思議に思えてきます。

7月7日、本当はアウェイ東京V戦に参戦する予定でした。何ヶ月も前から準備してきて楽しみにしていた遠征でした。行きたかった。ふつうにたのしみたかった。でも、それはかないませんでした。しかし、ここ一ヶ月勝ててなかったファジアーノ岡山はこの試合を0-1で勝ってくれました。一生忘れない勝利です。心の底から嬉しかった。そしてふつふつとやる気が沸き起こるのを感じました。「来れないやつらの分まで」の気持ち、ほんとに届きましたよ。ありがとう。


ご心配おかけしましたがひとまず危険は去りました。これから家族とともに生活を取り戻す毎日を過ごしていきます。それと同時にZerofagiとしてはサッカーのある暮らしを諦めずに並行してやっていきますので、これからもZerofagiと0からはじめるファジアーノをどうぞよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?