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プラッチック、プラスチック

みなさん、SDGsってわかります?

私はよくわかりません。わかっていないながらも、
宮古島へ行ったときに、漂着ゴミをたくさん見ることがありました。

人間不思議なもので、そうすると
プラスチック廃棄物の輸入制限のニュースが目につくようになる。

ニュースを見てもよくわからない。
プラスチックをなくすなんて無理だろう?
プラスチックより安くて機能性に優れたものが出ない限り。
けど、これ本当にそういうもんがつくれたらめちゃ良いよな?

とはいっても、最前線で関わっている人に聞かないとよくわからない。
そこで、友達ののたえさんがいることを思い出した。

今回は大学でプラスチックの研究をしているたえさんに
インタビューをさせてもらいました。

しかし、インタビュー内容がプラスチックの問題ではなく、
そもそもなんでたえさんはプラスチックに関わるようになったのか?
というところで終わっています。笑

たえさんからは色々教えてもらえたのですが、
このインタビューがまずは、誰かの人生の選択の参考になればと思い出しました。

プラスチック問題についてはまたゼロ高生と一緒に教えてもらいます。

たえさん
東京農工大学 農学部 水環境保全学研究室

どうしてプラスチックの研究をするようになったの?

高校が進学校だったため、大学に行く以外の選択肢は考えたことがありませんでした。

中学でそこそこ勉強が出来たこと、そこでとりあえず上を目指そう、中でも勉強だけでなくて行事や部活に全力なところが良いなと思い、浦和第一女子高校にしました。

文系のクラスは分かりませんが、理系の友だちは医者・薬剤師になりたい、宇宙について学びたい、など目的があって大学を選んでいる人が多かったです。

物理クラスだったので、実験で電子を見て「かわいい〜」と言っている子がいるくらい独特でしたがみんなウェルカムな雰囲気ですごく自由でした。

オープンキャンパスでの出会い

小さい頃から自然や動物好き→それらが壊されていくのはかわいそう、どうにかしなきゃ!と思うことがテレビや授業を通して多くあり、漠然と「環境」について勉強したいと思っていました。

ただ、環境〇〇って多くてよくわからないので、片っ端から調べて、さらに興味が湧いたところはオープンキャンパスに行って実際に施設や雰囲気を見て感じて、そこにいる人に話を聞くようにしました。

行ってみたらイメージと違ったこともありましたし、今所属している研究室との出会いもオープンキャンパスでたまたま研究紹介を聞いたことがきっかけです。

説明会で研究室の先生と出会

そんな風にして高3のとき、今の先生の研究紹介を実際に聞きに行きました。

それまで全く、白衣を着て実験室で実験をがっつりやるということは想像もしていませんでしたし、正直楽しいのかな?と思っていました。

でも、研究内容が「市民への環境啓発活動としても重要である」という点に感動し、自分がやりたいのはこれだ!!とその瞬間に思いました。

なので研究をしたかったというよりは、環境問題解決に向けて何かしたくて、その手段が研究だったという感じです。

最初からプラスチックやるぞ!って思ってた?

いえ、全く決めていなくて、「何か環境のこと」とくらいにしか考えていませんでした。

オープンキャンパスで話を聞いている時に、大気汚染の研究も面白そうと思ったのですが、研究室の世界以外の人にも繋がりがあり(巻き込むことができ)、誰もが実感できるというのが決め手でした。

あとは先生の授業を受けて、純粋にプラスチックの問題が環境だけでなく、私たちの健康にも影響があるかもしれないというところに危機感を持ったというのが大きいです。

人生の方向性、大学という手段

高田先生の研究紹介を聞きこの研究をやりたいと思った瞬間から、農工大が第一志望になりました。

実際かなり頑張らないと受からない学力だったのですが(理系なのに定期テストの微積で赤点)笑、そのときの自分の学力のことは考えていませんでした。

その研究をやるためには農工大に受かることは手段だったので、「受かるためにどうするか」を考えていました。

そのときに人生の方向性を決めたつもりはありませんが、あのときあそこまで本気になれたのは「環境問題の解決」が本当にやりたいことだったんだなと思います。

選択と行動の連続からの発見なんですね

そうですね。何かの瞬間に見つけた!というわけではないと思うんです。

たぶん小さい頃からの刷り込みというか…。始まりは動物や自然が好きというところです。どうぶつ奇想天外!を観ながら図鑑開いてる幼少期だったので。笑

私がそういう子供だったので母がたくさん自然に連れて行ってくれたり、小2の担任が理科教育(物理化学というより生態系など生物寄り)に力を入れていて、その方との出会いだったり、その中で「動物たちがかわいそう」という感情が生まれました。

そこから中高で人ごとではないと実感し始め、大学で上記のような意思決定し、色々なことを勉強して知っていく中で心からの危機感を抱きました。

そのままは嫌だし先を考えると恐ろしいけど、どうにかしようと色んな方面から取り組んでいる人もいる、せっかく生きるなら私も地球に良いことを出来る側で過ごしたいなという感じです。

まとめ

ゼロ高生に限らず、わたしは何がやりたいかわかりませんと言ってなにもしない人がすごく多いです。
たえさんのように、行動してみて、初めてわかることがあります。
やってもいないのであれはできないこれは無理だとか言っているの、
時間の無駄なのでまずはやってみましょう。

ゼロ高では入学生をいつでも募集しています



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