ゼスト冒頭絵

探せ!生み出せ!越境リーダー!!!/「繋がり」クリエイター樫村周磨/「ゼスト」はじまりの物語

2019年2月1日。ちょうど、新しい元号が発表される、たった2か月前。
「はたらくを新しくデザインする」をスローガンに掲げているとある会社が、1958年12月23日に開業し、今や世界的な観光名所として愛されている東京タワーの近くに移転しました。

会社の名は「ゼスト」。
情熱を意味するその名の通り、その会社には成し遂げたい「グローバルな夢」がありました。

さて、「ゼスト」とはいったい何か。その本質に迫るべく、創業者そして代表を務める「樫村周磨」氏のエピソードを中心にお届けしていきます。

第0章 求人広告の歴史と共に

1880年代。世界初のガソリン自動車が誕生したり、パリ万博が開催されるなど、世界の企業における目覚しい進歩が垣間見える歴史的な時代に、求人広告も新聞広告の1つとして誕生しました。

当時は「●●職募集、委細面談」という簡素なフレーズだけでしたが、この形が1960年代頃まで長く続いてきたのです。

そんな歴史に一石を投じたのが、当時大学新聞広告社という名前で新卒採用メディアを次々と生み出した「リクルート」。

このリクルートが求人専門雑誌を作ってから、一気に求人広告は急速な進化を遂げたのです。

このように、新聞から折り込みチラシ、ポスター、雑誌という紙媒体だけでなく、PC、スマホなどありとあらゆるメディアから、求人広告が見られるようになりました。

さて、今回の記事の主役であり、「ゼスト」の創業者でもある樫村周磨(かしむら しゅうま)氏は、まさにこの求人広告が激動な進化を遂げるきっかけとなった時代、1970年に横浜で生を授かりました。

ちなみに、この1970年は、先ほど冒頭で触れた東京タワーの12年後でもあるため、東京タワーと同じ戌年。何か縁があるのでしょうか。

そんな樫村氏ですが、社会人としてのキャリアには
「求人広告」
「採用」
という、人と企業の縁をつなぐと重要な仲介者としての役目が、大きな1本柱として存在しています。

また、プライベートでは陶芸アーティストとしても活動しており、個展を開いた経験もお持ちです。

クリエイターでもあり、起業家でもある樫村氏は、日本最大の人事勉強会の代表理事としてもご活躍中。

何が、樫村周磨という人間をそこまで駆り立てるのか。
その情熱の源泉は一体何なのか。
樫村氏の素顔に迫りながら「ゼスト」とは何か、を深く掘り下げていきます。

※ここから先は、インタビュー形式でお届けします。

第1章 あの人の喜ぶ顔が見たいから… 
求人広告の魅力とは?

Q:求人広告に入ったきっかけは?

20代に新聞広告の会社に入りました。きっかけは、求人誌でしたね。
その時入社したのは、求人に特化していたものではなくて、総合広告代理店だったんです。そこでは一般的な商業求人広告を扱っていて、私は営業として働いていたんです。

仕事で、たくさんの店をまわっているうちに、そのお店の人たちから

「人出不足なんだよね」

という話をたくさん聞いたんです。
それに、新聞広告から、どんどん求人広告の依頼も来るようになったんですよね。

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Q:そこから、「求人広告」のキャリアに入ったわけですが、求人広告にどんな魅力を感じたんですか?

一般的な求人だと、「この求人を見たから問合せをしました!」というのはわからないんです。
でも求人広告だと

「広告を見た人からこんなに応募があったよ」

と、ダイレクトに反応がわかるんです。
それに、クライアントが採用に成功した時は

「こんなにいい人が採れたんだよね」

と笑顔で話してくれたんです。
その笑顔が、今のキャリアに繋がっているかもしれませんね。

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Q:何か失敗事例はありますか?

大手求人広告会社にいたときのことです。たくさんの企業をまわり、求人雑誌の1ページ分を、何十万という、高い金額でお客様に買っていただいたんです。
それでも、反響が1件や2件くらしかないことも多くて、下手をすると0件の時もありました。
売っても売っても、お客様に満足をしていただくことができなかったんです。

「自分の責任」
「媒体社の責任」
「企業の魅力」

この3つの掛け合わせが結果を作るのだと、今はわかるのですが、当時はその理屈がわからなかったんです。
たくさん会社をまわり、契約を取ることが自分のミッションだと思っていたんです。

結果として、お客様に満足していただけない時期が長く続き、悶々とした日々を過ごしていました。
その時の私は、経験値も少なく、方法論もわかりませんでした。採用業界で使われてる「ペルソナ設定」のことも知りませんでした。ただ、契約した案件を、制作の人に丸投げしていたんです。

でも、その仕事の仕方では、「クライアントが欲しい人物に応募してもらう」ことができるデザインが生み出されなかったんです。今思えば。
当時はわからなかった。王道だと思っていたやり方しかしていなかったんです。

そして、 「自分の責任」「媒体社の責任」「企業の魅力」の3つが、本当に合わさってないと、クライアント様が本当に欲しい人を採用することができないと気付いたのが、総合広告代理店から転職して入社した、大手求人広告会社で営業として働いていた時期だったんです。

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Q:それは、大手だからノウハウがあったということですか?それとも、時代の流れとしてノウハウが蓄積していったということでしょうか?

その両方だと思います。最初の広告代理店の時は、先輩から教えてもらう機会もなかったし、勉強会もなかったし。我流でやるしかなかった。
当然社内にノウハウはありませんでした。自分の経験を活かした営業展開をしていたんです。……それはうまくいかないよね(笑)

そのあと、大手に転職したんですが、まず代理店と大手とでは、情報量が違うんです。
社内の営業が抱えている情報量が全く違いました。色んなデータがすでにたくさんあったんです。

データという武器を手に入れることによって、私は採用の課題を解決するようなエビデンスを手に入れることができました。
この武器を有効活用したおかげで、効果が出やすいような原稿を作ることができたり、提案をすることができました。
大手にきたことで、営業スタイルをがらりと変えることができたんです。

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第2章:あの時の出会いが、今の支え 
「自信を持てなかった」…そんな日々からの脱却


Q:大手に転職したことで「自分、変わったな」と思った瞬間はありましたか?

メンタル面が大きく変わりましたね。
大手では支えてくれる先輩に巡り合うことができました。直属の上司や副社長だった方も、私が悩んだ時にすぐに相談に乗っていただきました。相談できる環境があったんです。
うまくいかないとき、近くに
「どうしたの?」
と声かけてくれた人がいたのは、とても心強く思いました。

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Q:どんな言葉をかけられたのが、一番印象的でした?
直属の上司から、
「自信を持ってほしい」
と言われたんです。
自分のことを、過小評価していたんです、当時。
「ダメ人間じゃん、自分」って。
でも「失敗してもいいよ」って言ってくれた人がいたんです。

やっぱり、営業成績上げてくると、妬む人が出てきてしまったんです。先輩とか「なんだあいつは、生意気だ」と私のことを言うようになってしまい、風当りが強いときもありました。孤独になってた時期が、あったんです。

そんな時、私のことを理解してくれる先輩や上司が
「自分に自信を持って、仕事に真摯に向き合えば、必ずいい結果がでるよ、お客様に真摯に向き合うこと」
をよく言ってくれたんです。それが、当時支えになりましたね。

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Q:そのままいたら、より昇進できる道もあったのではないでしょうか?なぜ、大手から離れたんですか?

実は、元々はやめるときに転職しようと思ってやめたんですよ。
理由はいくつかあるんですが……1つ目の理由には「10年の区切り」というものがあったので、このタイミングで自分のキャリアを変えようと思ったんです。

2つ目に「求人広告」「転職フェア」「イベント」じゃないところで採用の仕事がしてみたかったんです。前職は、人材紹介の会社に委託で入ったり、エージェントの立ち上げなど、様々なことに取り組みました。たくさんの勉強会や交流会にも参加したことで、たくさんノウハウを身に着けることができました。

そして3つ目は、自分が尊敬している先輩たちがいなくなってしまったことですね。とてもショックでしたね……。会社にとって大黒柱みたいな人で、本当に尊敬していたんです。けれどやめてしまった。色んな理由があったんです。その人関東からいなくなることに、寂しさを感じました。

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第3章 父が遺してくれた「生きる!」
「ゼスト」に込めた生命力という名の情熱

Q:「ゼスト」という名前をご自身の会社につけた理由はなんですか?

ゼストとは、熱意って意味なんです。ことをなすために、熱意って重要だと思うんです。もちろんロジックとかも大事。でも、やっぱり熱意がないと社会は変えられないんです。
歴史上の偉人や発明家は、ものすごい熱量がある方たちが多いですよね。静かなる情熱とかも……。それくらい、熱意とか情熱は、生きていくなかで大事な要素だと思っています。

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Q:もともと、「熱意」や「情熱」を大事にしていたんですか?それとも、生きていく中で何かがきっかけになって、この2つの言葉を意識するようになったんですか?

生みの父親が59歳で亡くなっているんですよね、がんで。
そんな父ですが……本当に……亡くなる直前まで、もっと生きよう、もっと生きようとしていたんです。
普通、ネガティブになりますよね。人間、だめだと分かると……。
でも、最後まで「生きよう」「生きたい」とか……そういうことを、言っていたんです。
当時、私は30歳でしたが、父から生きる上でのエネルギーを感じました。
言葉、姿を見たときに、やっぱり生きる力、生命力ってうちから湧き上がってくるものだったりするんですよね。
それが……やっぱり今のゼストの由来になっているところはあります。

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Q:熱意とは、生命力のことですか?

そうかもしれないです。ぱっと……火がつくようなものではない。

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Q:それは、根を生やし、成長をし続けている大樹のようなものですか?

かもしれません。

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第4章 もっと、自信を持って!だって心臓だもの。
人事に関わる全ての人に贈る、人事への想い

Q:人事や経営者が「採用」の面で抱えている具体的な課題はなんですか?

私は人事勉強会を通じて、様々な人事や経営者と出会って話を聞いてきました。
「人がとれない」
「定着しない」
「活躍しない」
という声は、本当によく聞こえてきます。それは色んな原因があります。
人が連なって、組織になっています。また、組織があることで人がいます。
「組織を変える」というよりも、目の前にいる「一人ひとり」に対してどう向き合うかが、とても大事なことではないかと考えているんです。
この課題こそが、人事として解決すべき課題の1つかなと思っていまる。

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Q:人事は忙しいとよく聞きます。なかなか、「一人ひとり」と向き合う時間が取れないのでは?

実は、課題に気づいていない企業も多いんです。そもそも何が課題か……すらわかっていないんです。課題が潜在化しているんです。
目に見える課題の解決策というのは、ソリューションで解決できることもあると思います。
ですが、目に見えない課題に対しても、支援側としていかに拾い上げていくかも大事かなと思っています。
可視化する作業を、まずはゼストとしてお手伝いしていき、問題が見つかったときに、解決策を出していきたいと思っています。
具体的にいえば、社内社外問わず、人的リソースをフル活用して、フルサポートしていくことが大事。


ゼストで、そういうサポートをしていきたいです。
もちろん、今は完全にはできていないと思っていますが。理想はそこまでいけたらいいな、と思っています。

人と人との問題って、突き詰めて答えがないと思っている。
答えをどうやって作っていくのか、の方が大事だと思っています。
対話によって解決することもあるだろうし、ソリューションによって解決することもあるでしょう。
例え、ソリューションを提供していたとしても、そのソリューションにも限界はあると思っています。
「最適解」というのはソリューションだけではないと思うんです。
組織で問題があったときに、克服するためにはどうするべきか……それはやっぱりまずは社内、足元。まずはここに着目していくことが重要だと思っています。

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Q:では、人事の方がどのような形で一人ひとりに向き合っていくと、より組織が活性化していくと思いますか?

これからの日本は、組織の時代ではなく、個人の時代です。会社とか組織というものが、概念がたぶん変わってくると思っています。
会社の利益の最大化は、たしかに大事です。売り上げをのばしていかなければ、組織は存続できないでしょう。
だからこそ、個人のキャリアを人事や経営者が、一人ひとりに提示していくことが大事だと思います。
キャリアデザイン、キャリアチェンジというものについて、個々人が考える機会を、会社は作っていくことが大事なんです。
単に評価するとか、単に人を採用するのではなく、本当に個々人の幸せに向き合っていく。そういう、大事な時期に来ているのではないか、と思います。

人と人との問題って、突き詰めて答えがないと思っています。
答えをどうやって作っていくのか、の方が大事なんです。
対話によって解決することもあるだろうし、ソリューションによって解決することもあるでしょう
ソリューションを提供している。ソリューションにも限界はあると思っています。
最適解というのはソリューションだけでありません。
組織で問題があったときに、克服するためにはどうするべきか、やっぱりまずは社内、足元。まずはここに着目していくことが重要だなと思っています。

令和の時代になって、これからはより、個にフォーカスする時代に入ってきます。
一人ひとりが、会社に依存しない働き方を模索しないといけない……そういう時代だと思っています。
今まで日本企業として、「和」とか「チーム」で仕事を作っていく時代でしたが、終身雇用や年功序列が崩壊していく中で、個人個人のキャリアデザインを、人事部として、制度を作ることが必要です。
会社のために制度を作るのではなく、一人ひとりに見合った制度を作っていく。
大変なことだけど……仕事が増えるけれども……それだけ人事の仕事としての、やりがいや誇りというのはあると思うんです。大事なことだから。

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Q:人事の人に伝えたいことは何ですか?

「人事のチカラで世界を変える」というコンセプトは、いつも心に思っていることです。
私は……人事の人に「もっと自信を持ってほしい」と思っているんです。
実は、私が人事をやっていた時に、自信をなくしていたんです。
でも、先輩たちが「自信を持っていいよ」「誇りを持っていいよ」と言ってくれました。それで、私自身の自己肯定感が高まったんです。

ある意味、営業部以上に、人事は重要な部署だと思っています。
ある意味、人事は司令塔です。経営陣が頭脳だとしたら、人事はまさに心臓。重要なミッションを抱えた人たちが、人事なんです。
兼務として人事をしている場合もありますが、もっと人事の人たちには自信を持ってほしい、誇りをもってほしい、攻めてほしい、世界に目をむけてほしいと思っているんです。

自分の会社でどうこう……ではなく、アンテナを高くして、世界に向けて情報をどんどん取りに行ってほしい、キャッチアップしてほしい、と強く思います。そうすれば、全く今までないような、新しい組織が作れると思っているんです。
外の勉強会に行くとか大歓迎。
でも、あまりトレンドとかに惑わされてもいけない。軸がぶれてしまうから。人事としてやるべきこと、なすべきことがあるから、大事にしながら、世の中の動き、トレンドをしっかりつかんでいって欲しいと思います。

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第5章:グローバルに飛び出せ!
「越境リーダー」発掘から育成までの熱い想い

Q:ゼストはアジアにも目をむけていらっしゃいますが、そのきっかけは?

田村さつきさんが書いた「アジア海外就職」という本と パク・スクッチャさんが書いた 「アジアで稼ぐ『アジア人材 』 になれ!  」の2冊に影響を受けました。

これからの時代、日本人は欧米じゃなく、文化も、肌の色も、距離も近いアジアで、活躍する時代じゃないかと、思ったんです。
日本だけでなく、海外で活躍できるようになることが、むしろ日本の未来を作っていくんじゃないかなと思いました。

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Q:これらの本の中で、特に印象に残った言葉、フレーズ、情報はありますか?

「世界人材会議」「世界シゴト博」(※ゼストが主催するイベント)で出てたフレーズですが「越境リーダー」。

国とか国籍とか、年齢とかバックボーンじゃない、ボーダレスなマインドというものが日本人に最も欠けているものではないか、と思うんです。
マインドを持った越境リーダー達を、もっともっと増やしていきたい、作っていきたい。

そういう人材を、日本の教育の中で作っていく必要性があるのでは、と強く感じています。

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Q:あえて教育じゃなくて、採用の道を選んだのは?

か:リクルートの 創業者の江副 浩正さんの「経営の最重要戦力は採用である」という言葉が強く心の中に残っています。

また、グローバル人事塾(樫村氏が代表理事を務める、日本最大の人事勉強会)に登壇した、経営者JPの井上和幸さんも

「採用の失敗は、教育では取り返せない」

とおっしゃっていて、本当にそうだなと思っています。
初期接点……つまり採用の部分が、とても大事だと思っています。

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Q:具体的に「越境リーダー」に関してどのようにゼストとして動いていきたいと考えていますか?

越境リーダーは、定義がとても難しいんです。全体の母数から考えると圧倒的に少ないですよね。100人に1人、いるかいないかだと思います。
資質を持った人はいるのでは……とは思うんですよね。
そういう方たちを発掘していく啓蒙活動が、「世界人材会議」などのイベントだけでなく「one asia」(ゼストの新規プロジェクト)というサービスも提供していきたいんです。越境リーダーの本質をもった人たちを、ゼストのプロジェクトを通じて育て、企業にマッチングという形で繋げていきたいと考えています。
ご縁作り、ですね。

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Q:育てるというのは、情報提供をすること。

そうですね。学びの場を提供したいですね。学びと、気づき。

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Q:ゼストはこれから先、どうなっていきたいですか?

絆作りが大事かな、と思っています。絆を作るのは1日、2日では難しいですよね。
予期せぬことがおこったとしても、お互いに信頼しあえるベースになるものですよね。さらに、相手を信じ切ることかな、と思っています。絆は。
……難しいかもしれない。でも必要な価値観の1つかなと思っています。

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Q:絆を作るために、大事にしたいなと思っていることは?

対話が大事かな、と思っています。人間はコミュニケーションをする動物ですから。対話を辛抱強くしていくことかな。

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Q:それは、尊敬する方からの影響?

そうかもしれない。

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Q:もし、これから先、外国籍の人と日本企業との対話の場、もしくは外国企業と日本国籍の人との対話の場を作っていくと思いますが、どのように取り組んでいきたいですか?

これはone asiaで取り組みたいと思っています。外国籍、日本人が一緒に学ぶ場、働き方や文化を考える場をこれから作っていきたい。
色々な団体、企業とコラボレーションをしながら、どんどん生み出していきたいと思っています。

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第6章 「クリエイター樫村周磨」
個人としてのこれから


Q:この先、令和の時代を生きる者として、ご自身がチャレンジをしたいことは?

陶芸は続けていきたい。極めていきたい。個人として。
ものづくり、好きなんです。

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Q:ものづくりに、陶芸を選んだきっかけはなんですか?

元々、幼稚園のころから土いじりが好きだったんです。だからここだけの話、最初広告代理店入ったとき、本当は制作とか編集がやりたかったんです。
「営業大好きです!」というのは……自分には全くないんです。むしろ逆ですね。
元々クリエイターになりたかったんです。でも、ご飯を食べるため、営業を続けてきました。

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Q:だからコミュニティを「クリエイト」するが好き?

はい。クリエイターが原点なんです。これが、自分がやりたいこと。canじゃなくてwillです。

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第7章 共に夢を追いかけたい!
ゼストが出会いたい!●●な人

Q:ゼストとしていっしょに働きたい人は?

素直な人。固定概念を持っていない人がいいですね。
個人が変化する中で柔軟に自分のスタンスを変えられる人です。
もちろんこだわりは必要ですが、性格という意味で。
理想の世界を作っていく上で、こういう人と出会いたい。

Q:それは、なぜですか?

求人広告は、企業にとって効率的なツール
でも絶対的なものではありません。
常に企業が求める人がいたら、どういうツールがいいか、やり方がいいかは
固定化しないで最適化していくのが大事なんです。選択も含めて。

お客様にとって必要なものは変化していくと、常に思っています
だからこそ、固定概念なく、柔軟に対応できる人となら、一緒にゼストとして走っていけると、強く思っています。


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プロフィール

樫村周磨

ゼスト代表取締役CEO
日本最大級の人事団体を複数率いる人事採用コンサルタント
一般社団法人グローバル人事塾 代表理事/米国CCE,Inc.認定 GCDF-JAPANキャリアカウンセラー
総合広告代理店、大手求人情報出版社、大手人材会社にて、採用・営業部門の責任者を歴任。人事・採用コンサルティングが専門領域。現在は日本最大の人事団体を複数率いており日本一人事と接点を持つ。


本日のインタビュアー

今泉あずさ

ゼストマーケティングコンサルタント
伝説のスカウトマスター/フレーズファンタジスタ
大手人材会社でスカウト講師として活躍。応募0の求人を「言葉」だけで決定に導いたのは数知れず。
小説家の修行で培った「何でもドラマにする」術を施し中。
脳科学好きが功を奏し「勉強嫌い」を直すコツも伝授中。





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