ボ:俺らの漫才って色がないんと思うんだよね！

ツ:確かに俺らのキャラが立ってるわけでもないし俺ら独自の色っていうものを漫才を通じてだせてないかもね！

ボ:だからもっと俺らの色を出した漫才をやったほうがいいと思うんだよね！

ツ:俺らはどういった色を出したらいいのかな？

ボ:例えば毒舌キャラね！

ツ:いやいや毒舌キャラなんて出尽くしてるから需要ないだろ！

ボ:俺サッカーの日本代表の試合を応援してる奴がムカつくんすよ！

ツ:毒舌キャラやるの？なんでムカついてるんだよ？

ボ:その応援してる日本代表が身内なら応援する意味わかるけど赤の他人を応援する意味がわかんないだよ！

ツ:別にいいじゃん！あんまいってやんなよ！

ボ:何、赤の他人に黄色い声援送ってんだよ！白々しいんだよ！

ツ:…やっぱダメだよ！こんな毒舌キャラはありきたりだって！

ボ:なんでだよ！色出てたろ！

ツ:色出てないって！

ボ:なんでだよ！色出てるだろ！赤の他人に黄色い声援送るなんて白々しいんだよって言ったんだよ！

ツ:色出てる！赤、の他人、黄色い、声援、白々、しい！色を出すってそういうことじゃないの！

ボ:そうなの？じゃあ毒舌キャラじゃなくて筋肉キャラは？今ジムに行って肉体改造してるんだよね！

ツ:そうなの！どこのジム行ってんの？

ボ:ゴールドジム！

ツ:ゴールドジム！？

ボ:ゴールドジムのインストラクターがすごい可愛くて色々トレーニング中に話ししてくれるんだよね！

ツ:どんな話してくんの？

ボ:例えば仕事の話！サービス残業、休日出勤当たり前なんだって！

ツ:ゴールドジムがブラック企業！そんな会社辞めちまえよ！

ボ:ダメだよ！その子実家がゴールドジムでひいお爺ちゃんの時から続いてるから！

ツ:えー！ブラック企業のゴールドジムが代々、橙、オレンジ、代々続いてるのー？

ボ:その子が言うにはお客さんもお年寄りから子供までいろんな世代の人と接客するから大変なんだって！

ツ:代々続くブラック企業のゴールドジムでシルバーから赤ちゃんまで接客してるのー？

ボ:そのせいで疲れて精神的に参っちゃったんだって！

ツ:代々続くブラック企業のゴールドジムでシルバーから赤ちゃんまで接客してブルーになっちゃった！

ボ:疲れてたからかわかんないけど帰り道にその子宇宙人をみたんだって！

ツ:代々続くブラック企業のゴールドジムでシルバーから赤ちゃんまで接客してブルーになってたらグレイに遭遇したの！？

ボ:っていう嘘をその子につかれたの！

ツ:えー！代々続くブラック企業のゴールドジムでシルバーから赤ちゃんまで接客してブルーになってたらグレイに遭遇したのは真っ赤な嘘！嘘ー！？なに長々と嘘つかれてんだよ！

ボ:そう！だから俺もちょっと怒ったらちゃんと謝ってくれて今のは無かったことにしてって言われた！

ツ:はー？代々続くブラック企業のゴールドジムでシルバーから赤ちゃんまで接客してブルーになってたらグレイに遭遇したのは真っ赤な嘘をつかれ白紙に戻せだと！？…その子に茶化されてんじゃん！

ボ:は？

ツ:え？どうして？

ボ:ただ俺その子が可愛すぎて俺の心はその子色に染まっちゃったよ！

ツ:今その子何色ー？その子ゴールドとか赤とかブルーとかその子は何色なんだよ！

ボ:でもその子実は浮気とかを平気でやっちゃう子っていうのを他のゴールドジムの人から聞いたんだよね！

ツ:え？

ボ:人間も絵具と一緒でいろんな色を混ぜると腹黒くなっちゃうんだね！

ツ:…なにそれ？……なにこのネタ！？色を出すってこういうことじゃないんだよ！ちゃんと色を出さないと俺ら売れないよ！

ボ:わかんないじゃん！じゃあもしこのネタで売れた場合はギャラは俺の方が多くもらうからな！

ツ:そん時は色をつけてやるよ！

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