見出し画像

クロノダイバー+RR+幻影騎士団+??=…

みなさんこんにちは。
穢く卑しくイビリチュア、Zexeedです。



今回はエクシーズデッキの話をします!!!!




いやまぁリチュアの話題が全くないわけではないのですが、
(エジルラーンとか聖刻リチュアのFAベアトとか)
だいぶ旬を逃しているので今更感もありまして…

はいというわけで早々に紹介しますデッキはこちら

45枚デッキじゃねぇか!!

【RR幻罪クロノダイバー】です。
もっとも、個々の要素はコンボの過程みたいなもんなので【闇軸エクシーズソリティア】と呼んだ方がよいかもしれません。

このデッキの目的は…

クロノダイバー・レギュレーター1枚からアライズハートと無効札を並べまくり、あわよくばダムルグディアベルゼで相手の心を折ります。

ちなみにこのデッキですが、元々は烈風の結界像、禁止されてロンゴミ、そしてそれも禁止されて「コレ」というかなり陰湿な推移をたどっています。
以下に展開例を書きますが、満足やイグナイトみたいなややこしいソリティアに近い動きをするのであくまで動き方の参考例、というか
「こいつらってこう動けるんだ…」
みたいな感じで見てもらえれば幸いです。
(そもそも未だに新しい展開パターン見つかるので…)

このデッキの回し方

●初手

今日のキーカード

前述に述べている通り、このデッキは「クロノダイバー・レギュレーター」1枚から回していく想定です。
終盤に分岐点があったりレギュレーターでなくとも特定の組み合わせで代用できたりはするのですが、ひとまずレギュレーター初動を例とします。

①レギュレーターからの展開

「クロノダイバー・レギュレーター」を召喚、リリースして効果を起動し「クロノダイバー・リューズ」と「クロノダイバー・ベゼルシップ」を展開してリューズの効果で「クロノダイバー・アジャスター」をサーチします。
ほぼ確実に誘発を持っている場合は食らいます。
指名者などで防げる場合は確実に防ぎます。
防げない場合ほぼ確実に終わるため、ブラフとなるカードは先に使います。

②1体目のフォースストリクスからの展開

場のモンスター2体で「RRーフォース・ストリクス」を展開し、ベゼルシップを取り除き「RRーシンギング・レイニアス」をサーチします。
リューズを取り除き墓地のベゼルシップを蘇生、誘発してアジャスターを特殊召喚、更に条件を満たしているのでシンギングも特殊召喚します。
召喚権は使いましたが、初動1枚から4体を並べることができました。
ベゼルシップの蘇生があるためわらしを食らうとしたらここになりますが、その場合はうまくリカバーすることとなります。

③ワイズストリクスからの展開

鳥獣族2体で「RRーワイズ・ストリクス」を展開し、①の誘発効果で「レイダーズ・ウィング」をデッキから特殊召喚します。
その後レダウィンとベゼルシップで2体目のフォストリを展開し、レダウィンを取り除いて「RRーミミクリー・レイニアス」をサーチします。
誘発してワイズの②の強制効果で「RUMーソウル・シェイブ・フォース」をセットから即発動、フォストリを蘇生から重ねて「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」を展開します。
ベゼルシップを取り除き墓地のレダウィンを特殊召喚します。
レダウィンが初手にある場合はミミクリーを展開し、以降のサーチなどを1段階繰り上げてもよいです。

④ラスティ・バルディッシュからの展開

ワイズとフォストリで「幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ」を展開し、その①で「幻影騎士団ティアースケイル」を墓地へ送って「幻影霧剣」をセットします。
場のレベル4×2で3体目のフォストリをラスバルのリンク先に展開し、ラスバルの②を誘発させ幻影霧剣を破壊します。
破壊後のラスバルは邪魔なので次の展開前にはインフィニティの効果でX素材化しておきます。
※初手に4鳥が多くフォストリ3体目のサーチができない場合、フォストリを展開せずにここにソウルシェイブを持ち込み、ソウルシェイブで一瞬だけ蘇生したフォストリに誘発でラスバル②をトリガーします。

⑤ティア―スケイルの展開

レダウィンを取り除いて「RRーバニシング・レイニアス」をサーチします。
墓地の幻影霧剣を除外して「幻影騎士団」扱いのレダウィンを対象に取り、ファントム罠が除外されたためティアスケの②が誘発し2体を蘇生します。
ティアスケの①で手札のミミクリーを捨て「幻影騎士団ダスティローブ」を墓地へ送ります。
ここでサーチするカードは「絶神鳥シムルグ」でも変わりません。
また、ティアスケやダスティが初手にある場合は「幻影騎士団ステンドグリーブ」を墓地へ送ることで対処できます。

⑥幻影騎士団軸の展開

墓地のダスティを除外して「幻影騎士団サイレントブーツ」を、ミミクリーを除外して「RRーストラングル・レイニアス」をサーチします。
サイレントブーツを展開して幻影騎士団2体で「虚空海竜リヴァイエール」を展開、サイレントブーツを取り除きミミクリーを帰還させます。
ミミクリーの効果で「RR」扱いのレダウィンと合わせレベル5とします。
サイレントブーツの除外は終盤の誘発になるためここでは使用しません。
制約を回避するためストラングルの①は使用しません。
※もし何らかの展開過剰が起きている場合はリヴァイエールはエクストラモンスターゾーンに出しマスカレーナに変換します

⑦ブレイブストリクスからの展開

レベル5となった2体のRRで「RRーブレイブ・ストリクス」を展開し、レダウィンを取り除き②の起動効果で2枚目のソウルシェイブをサーチします。
手順④で説明済みですが、次にリンク召喚を行うためここまでの間にラスバルはインフィニティのX素材としておきます。

⑧フェリジットからの展開

RRエクシーズ2体で「鉄獣戦線 徒花のフェリジット」を展開し、その①の効果でバニシングを展開します。
バニシングの効果でストラングルを展開し、インフィニティが条件を満たすためストラングルの②で「RR」扱いのレダウィンを蘇生します。
絶シムで動く場合は普通にフェリジットでストラングルを展開して絶シム誘発から通常召喚でOKです。
フェリジットの効果を使ったため、このターンはリヴァイエールをリンク素材にすることができなくなっています。

⑨王神鳥シムルグの展開

フェリジット+ストラングル(またはバニシング)で「王神鳥シムルグ」を展開します。レダウィンは素材にしてはいけません。
フェリジットが墓地へ送られたので②の効果で1枚の手札交換を行えます。

この時点で盤面は「王神鳥シムルグ」「サイバー・ドラゴン・インフィニティ(素材2)」「虚空海竜リヴァイエール(素材1)」「レイダーズ・ウィング」「RRーバニシング・レイニアス」、手札に「RUMーソウル・シェイブ・フォース」となります。

◎分岐点
ここのフェリジットドローを含む手札に「黒魔女ディアベルスター」あるいは「"罪宝狩りの悪魔"」を引けているか否かで以降の展開が分岐します。
なお後述しますが「スモール・ワールド」が引けている場合はそれでもほぼディアベルスターをサーチすることが可能です。

●ディアベルスターを用意できない場合

⑩アライズハートからの展開

2枚目のソウルシェイブを発動し、ブレトリを蘇生から重ねて「クシャトリラ・アライズハート」をエクシーズ召喚します。
このチェーン終了時にソウルシェイブがアライズハートの①で除外されるため、アライズハートの②で除外されている1枚をエクシーズ素材とします。

⑪マスカレリトルナイトの準備

残った鳥獣族2体で「I:Pマスカレーナ」をリンク召喚します。
この時アライズハートの①でリンク素材2体はゲームから除外されるため、アライズハートの②で除外されたレダウィンを素材とします。
(闇属性のためレダウィンの②による対象耐性が有効になります。)

⑫エンドフェイズまでの展開

墓地のサイレントブーツをゲームから除外して「RRーファントム・クロー」をサーチし、アライズハートの②でエクシーズ素材を増やします。
ファントムクローをセットし、エンドフェイズ時に王神鳥の③で「霞の谷の巨神鳥」を特殊召喚します。

最終盤面は「王神鳥シムルグ」「サイバー・ドラゴン・インフィニティ(素材2)」「虚空海竜リヴァイエール(素材1)」「クシャトリラ・アライズハート(素材4)」「I:Pマスカレーナ」「霞の谷の巨神鳥」「RRーファントム・クロー」となります。
この展開を他の手札を一切使わずクロノダイバー・レギュレーター1枚のみで可能です。
合計で3無効3除去マクロコスモス有効となり、巨神鳥はバウンスのためアライズハートの影響を受けずに再使用が可能です。
下記ディアベルスターありに比べると汎用的な制圧ですが、干渉札が4枚以上のため基本は安全です。
なお一応アライズハートがいるので一滴は防げます。結界波は死にます。

●ディアベルスターが用意できる場合

⑩ディアベルスターからの展開

「黒魔女ディアベルスター」の①でリヴァイエールを墓地へ送り自身を特殊召喚し、②の誘発効果でデッキから「廻る罪宝」をセットします。
残った鳥獣族2体で「クロノダイバー・リダン」をエクシーズ召喚します。

⑪アライズハートからの展開

2枚目のソウルシェイブを発動し、ブレトリを蘇生から重ねて「クシャトリラ・アライズハート」をエクシーズ召喚します。
このチェーン終了時にソウルシェイブがアライズハートの①で除外されるため、アライズハートの②で除外されている1枚をエクシーズ素材とします。

⑫エンドフェイズまでの展開

墓地のサイレントブーツをゲームから除外して「RRーファントム・クロー」をサーチし、アライズハートの②でエクシーズ素材を増やします。
ファントムクローをセットし、エンドフェイズ時に王神鳥の③で「ダーク・シムルグ」を特殊召喚します。
※ダークシムルグはいくつか展開手段があるため、展開できる場合は巨神鳥併用もOKです。その場合アライズハートでディアベルスターを除去します。

⑬相手ドローフェイズの展開

クロノダイバー・リダンの②を起動してゲームから除外します。
(同時に素材もゲームから除外されます。)
アライズハートの②が誘発し、それにチェーンして廻る罪宝を発動します。
デッキから「原罪のディアベルゼ」を特殊召喚し、リダンの素材だったレダウィンをアライズハートの素材にします。
廻る罪宝がゲームから除外されるため更にアライズハートの素材が1つ増えます。

最終盤面は「王神鳥シムルグ」「サイバー・ドラゴン・インフィニティ(素材2)」「黒魔女ディアベルスター」「クシャトリラ・アライズハート(素材5)」「ダーク・シムルグ」「原罪のディアベルゼ」「RRーファントム・クロー」となります。
合計で2無効1除去マクロコスモス有効+魔法罠封印となります。
除去の質はだいぶ落ちますが魔法罠が封印され無効になったカードはゲームから除外されるためこの状態になると相手はほぼサレンダーになります。
ルールSSのみでホープザライトニング2体出せる手札とかだと殺されます。

●最終盤面カードについて

一応こんな記事読んでる方はご存じかとは思われますが、最終盤面のカードについて軽く紹介します。

①王神鳥シムルグ

このカードを展開している状態でエンドフェイズを迎えると互いの魔法罠ゾーンにカードがない枚数(=10-n)以下のレベルの鳥獣族をデッキ・手札から特殊召喚できるモンスターです。
このデッキではレベル7の「霞の谷の巨神鳥」または「ダーク・シムルグ」をリクルートします。

②サイバー・ドラゴン・インフィニティ

1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除くことでモンスター・魔法・罠の発動を無効にできます。
また、自分ターンであれば攻撃表示のモンスターを自身のエクシーズ素材とすることができ、自分・相手どちらのモンスターも素材化除去できます。

③クシャトリラ・アライズハート

主要効果が3つあり、まずこのカードがフィールドに存在する限りあらゆる墓地へ送られるカードがゲームから除外されます。
また、カードが除外されるたびに除外されているカードを1枚エクシーズ素材にできます。
さらに1ターンに1度だけエクシーズ素材を3つ取り除くことでフィールドのカードを1枚裏除外でき、これは相手ターンにも発動可能です。
※場合によりこの除去効果で自分のモンスターを消します。

⑤S:Pリトルナイト(I:Pマスカレーナから展開)

なんらかのエクストラモンスターを素材にリンク召喚した場合、相手のカード1枚を除外できます。
I:Pマスカレーナの効果で相手ターンにリンク召喚し、事実上の任意タイミングでの除去として扱います。
更に相手が効果を発動した時に互いのモンスターを1体ずつ除外できますが、この効果で除外したカードはエンド時に場に戻ります。
しかし、アライズハートで素材にすると当然戻ってきません。

⑥霞の谷の巨神鳥

「霞の谷」カードを手札に戻すことで1ターンに何度でもモンスター・魔法・罠の発動を無効にできます。
このデッキでは他に「霞の谷」がいないため1度の使いきりです。
ただし手札に戻るため、エンドフェイズに王神鳥で再展開可能であり、アライズハートによる除外の影響も受けません。

⑦ダーク・シムルグ

このカードが存在する限り相手はカードをセットすることができなくなる永続効果を持っています。
墓地の闇・風属性を1体ずつ除外することでも展開でき、リヴァイエールを採用しているこのデッキではその方法でも展開可能です。
また、「シムルグ」モンスターのため「絶神鳥シムルグ」の誘発効果でアドバンス召喚もできます。

⑧原罪のディアベルゼ

このカードが存在する限り相手は魔法・罠をセットしなければ発動できなくなる永続効果を持っています。
ダーク・シムルグと合わせることで相手は魔法・罠を封印されます。
セットされた時に互いのカードを1枚ずつ破壊する効果もありますが、基本的に「廻る罪宝」の制約により特殊召喚ターンに発動できません。

⑨RRーファントム・クロー

闇属性エクシーズモンスターのエクシーズ素材1つをコストに相手のモンスター効果の発動を無効にするカウンター罠です。
基本的にアライズハートの素材をコストにしますが、アライズハート自身の効果で除外されたその素材を即座に取り戻すことが可能のため実質ノーコストです。

●コンボのまとめ

ということで上記がコンボの流れでした。
もちろんあくまでこれはうまく言った場合の話で、無効になった場合や初手にレギュレーターを用意できない場合は全然違う回し方になります。
なお、現在使用したカードに×を付けると

エクストラほぼ必須パーツ

上記×マークが1ターンで使用されるコンボパーツとなっております。
ここまでコンボだと「初手に引いてはいけないカードで事故るのでは?」と思われかねませんが、このデッキのコンボはサーチ&特殊召喚が基本でありリクルートやデッキSSはほとんどなく、またその部分もプレイングで対処可能になっています。
(主にワイズストリクスのリクルと幻影騎士団の墓地送りが回避ポイント)

採用カード紹介

では採用カード、コンボで使用しなかったカードの採用理由や積んでいるカードについても採用理由を説明します。

①クロノダイバーカード

デッキでは初動のレギュレーターを3枚積み、リューズとベゼルシップはリクルートしたいため初手に引いても大丈夫なよう2枚採用となっています。
デッキとしてはスターターの役割が強いですが、想定コンボからズレた場合にもリューズとベゼルシップは役に立ちます。
またデッキをうまく回せない時でもその場凌ぎのリダンは結構がんばります。ディアベルゼ+リダンみたいなのでも結構便利です。
クロノダイバーは罠カードがすべて非常に強力なのですが、残念ながらこのデッキの都合上使える有効場面がほぼないため採用は見送られています。
クロノダイバー大好きなのに未だに純でデッキ組むのが非常に難しい…

②RR&レベル4鳥獣族カード

スタートを切った後のデッキエンジン要因です。
このデッキはフォースストリクスの効果起動による素材の墓地送りが非常に重要なため、サーチできるレベル4闇鳥獣族は少し過剰に投入しています。
バニシングレイニアスと絶神鳥シムルグがほぼ互換であるとは説明しましたが、レイダーズウィングに関してはダブルカテゴリの恩恵が大きすぎるゆえに後述のサーチに使うと致命的被害が発生するので2枚採用となりました。
ストラングルレイニアスの①は通常は使用しませんが、ディアベルスターが確定している場合は王神鳥後に展開もできます。

③幻影騎士団とファントム罠カード

主にラスティバルディッシュ→リヴァイエールを展開する役割を担います。
コンボで使わなかったカードはステンドグリーブさんとシェードブリガンダインですが、ステンドグリーブさんは初手幻影騎士団の事故回避・サーチ中継として極めて重要なカードとなります。
ステンドグリーブさんがいないと事故率が跳ね上がるため必須です。
ブリガンダインはこういう傾向のデッキにも関わらずコンボには組み込まれていませんが、こちらも事故回避や幻影騎士団でスタートを切る場合に非常に重要なカードとなるため採用しています。
ただしブリガンダインは通常モンスターのためリトルナイトの素材になれない点だけは注意です。

④罪宝関連カード

上で述べた経緯もあり元々想定されていたギミックではなく、さらに言うと直接のシナジーも一切ない素引き必須カードなのですが、
下記⑤が噛み合う&ディアベルゼロック実現可能なため採用となりました。
他に初動に乏しかったこのデッキにおいて、手札のカードを切れるディアベルスターは非常にありがたく、レギュレーターがなくともRR軸や幻影騎士団軸でのスタートを切ることもできるようになりました。
(ただしその場合の消費は当然レギュレーター始動より多いです。)
アライズハートを展開することもあり、基本的にディアベルゼを呼べたらディアベルスター側は用済み扱いになるため、一般的な罪宝とはだいぶ異なる採用形式になっています。
このような都合上、妨害・除去用の罪宝は全く採用されていないのですが、採用する場合はモーリアンが有力候補となる想定です。
(アライズハートと併用可能かつ自分の場に左右されずに発動できるため)

⑤スモール・ワールド

クソ強汎用サーチカード

最重要カードです。
このカードはステータスで中継して手札コスト1枚からサーチするカードですが、このデッキではほぼすべてのカードから「クロノダイバー・レギュレーター」あるいは「黒魔女ディアベルスター」がサーチできる構造になっています。
先ほど述べた「ステンドグリーブさんが重要」とはこのことで、大まかな中継ルートは以下のようになります。

※絶シムが抜けていますが一番上に入ります

この図以外の例では
巨神鳥→絶神鳥→ディアベルスター
ディアベルゼ→ダムルグ→レギュレーター
も一応可能です(極力やりたくはないですが…)

上記の流れですべてのモンスターカードがレギュレーターまたはディアベルスターにアクセスできます。
特にステンドグリーブさんは闇属性以外のステータスがレギュレーターとディアベルスターに被らず、このトライアングルが完成することから中継として大活躍な上に引いても役割を担えるカードになります。
またディアベルスター本人も経由として優秀(レベル7闇魔法使い)なため4枚体勢としています。
上に記載されていないルートも多々あり、レベル3,ATK0ルートでうららやヴェーラーなどを構えることもできます。
このためこのカード3枚は事実上の任意カード交換券の形になっています。

⑥誘発・誘発対策

ほぼスペースはないのですが、スモールワールドのコストにもなるためまばらに採用されています。
モンスターに関しては最近の流行から抹殺のターゲットを増やしつつ、種類を増やすことで手札に同誘発が重複する「誘発事故」を避けるためにうららとGを2枚とし他の誘発もピンで採用される形になっています。
といってもこのデッキの弱点を解消してくれるわけではないのですが…

EXレイダーズ・ナイト

一応、事故回避要員です。リヴァイエールを展開できなくてもレベル4×2からアライズハートにつなげるための施策です。
もっともコイツでなくともいいのと、このデッキの都合上相手ターンに破壊できるライトドラゴン@イグニスターや死んだモンスターを立て直せるデュガレスやクロノダイバー補助にパーペチュアなど候補は結構いるのですが…
他にもマスカレ・リトルナイト・リダンに関しても若干融通が効くため、メインよりEXの方が余裕はあります。

※追記
レダナイを2体目のフォストリと置き換えることでフォストリを1体節約できました。
とはいえ結局エクストラの互換となるだけだったのであまりこれができたからどうだという感じでもなさそうです。

採用を見送ったカード紹介

直近まで採用していたカードや、理想なら…というカードもあります。

❶RRーノアール・レイニアス

つい先日までデッキに入っていたカードです。
ティア―スケイルの手札コストからリヴァイエールの帰還用と考えていたのですが、そもそもノアールでサーチするということはノアール1枚をサーチしたことと帳消しになるため、替えの効かないレイダーズウィングの予備と交換する形で不採用となりました。
レベル変動効果もそもそもミミクリーを帰還して直接レベルをそろえれば済むので不要でした。
ただし、ライジングリベリオンファルコンを狙う場合はレイダーズナイトともども必須カードとなります。

❷RRーペイン・レイニアス

展開札としては優秀ですが、攻撃力0のレイダーズウィングを対象にできず、レベル1のためサーチ手段が限られる上、その限られたサーチ手段の1つが上述のノアールレイニアスとなります。
さらにエクシーズする場合に制限がかかり、結果的にバニシングレイニアスや絶神鳥シムルグで十分にカバーできるカードだったため不採用です。

❸召喚僧サモン・プリースト&転生炎獣アルミラージ

アルミラサモプリ回避というクロノダイバーデッキにおけるレギュレーターをより初動に導くコンボです。
採用しなかった一番の理由はこのデッキの魔法の余裕で、サモプリのコストにするレベルの魔法の余裕はまずありませんでした。
打出の小槌や罪宝魔法を積むのであれば検討価値が生まれてきますが、現在のデッキ枚数45枚の時点でまず見込みは薄い認識です。

❹幻影騎士団関係

実のところ幻影騎士団関係のカードはレイダーズウィングを除きすべてハイランダー採用になってしまっているため、事故回避はできるものの本当は全部2枚ずつ入れたいという気持ちがあります。
特に幻影霧剣及び幻影剣に関してはファントムクローとは少々対策先が異なり、破壊用以外に使用するためにも1枚追加でほしいと思うことは結構あります。
(アライズハートの素材とすることでアライズハートが死んだときに復元でき、これにより臨時のラスバル展開ができるのです。)
逆にいうとこの部分をハイランダー仕様に削ってなおデッキ40枚に落とせてないのが現状です。

❺シムルグ関係

絶神鳥シムルグはサーチ効果も持っているため、「神鳥の霊峰エルブルズ」などを組み合わせると展開の深さはさらに広がります。
しかしこれは同時に事故率を高め、ただでさえ4カテゴリのキメラデッキであるのに5カテゴリ目を軸に採用するのは無理があるため流れました。
とはいってもダーク・シムルグも「シムルグ」のため、クロノダイバーや幻影騎士団の枠を縮小させ新たなツリーとして構築する手段はあるかもしれません。

❻カオスアンヘル、デスマキナ

コンボの途中でミミクリーレイニアスの効果でレベル5を並べる場面がありますが、実はそこからこの2体を出すことができます。
非採用の理由はあまり補完的組み合わせが合致しないところでした。

コンボの補足

上記解説内で述べていなかったこのコンボで重要な点をいくつか述べます。

①レイダーズ・ウィングの使い方

このデッキでは「レイダーズ・ウィング」というモンスターの特性を最大限に活用しています。
このモンスター最大の特性は闇属性鳥獣族レベル4かつルール効果で「幻影騎士団」としても「RR」としても扱うカードだということです。
このため双方のサポートに柔軟に対応しており、このデッキでも重要な役割を担っている「RRーフォース・ストリクス」「RRーワイズ・ストリクス」「幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ」などの効果すべてに該当するカードとなります。
故にサーチ、墓地送り、蘇生、リクルートの手順には事欠かず、あろうことか2つのカテゴリに該当するためティアースケイルの蘇生トリガーとなり、ミミクリーレイニアスのレベル上昇を受け、ストラングルレイニアスで蘇生され、最後には②の耐性効果をアライズハートへ付与してくれます。
そしてこのデッキに2枚搭載しておりルール効果=デッキ内でも2つのカテゴリとして扱うことにより、「デッキにRR/幻影騎士団がいない問題」を強引に抑えることができます。
コンボとして利用していないもののステンドグリーブ/ミミクリーレイニアス/バニシングレイニアスにも対応しており、これを活かすことで初手にレギュレーターがなくとも対処が可能になることもあります。
総じてこのデッキの核といってよいカードです。

②クロノダイバー・レギュレーターの利点

実のところ初動としては最適ではあるものの、デッキの安定性という面ではスモワ含めて6枚しか搭載できずリカバリー手段のないカードというのはかなり危ういものです。
そうまでしてこのカードを採用する理由は併用するリューズ、アジャスター、ベゼルシップのいずれもが強力なカードであるからです。
こいつ1体召喚するだけでレベル4を2体リクルートして、その2体が自己蘇生効果とサーチ効果を持っているというのは、他でまずない特徴となります。
実際のところ、ダスティローブ+ティア―スケイルやバニシングレイニアス+レイダーズウィングといった初動となり同じような最終盤面を用意できる組み合わせがこのデッキには複数存在します。
レギュレーター最大の利点は1枚というコンパクトさであり、複数枚で初動にできることを1枚でできるのであれば利用しない価値はないです。
もっとも、危険と隣り合わせなカードには変わりないためこいつから卒業できるに越したことはないのですが、それよりかはクロノダイバー側の安定性が欲しくなる次第です…

③RRーフォース・ストリクスは3枚体勢

一般的なデッキでもフォースストリクスは積んで2枚なことが多いですが、このデッキでは基本的に1ターンに3体展開しきります。
ターン制限もなくしかもサーチできるカードが自己特殊召喚効果に恵まれているカードがわんさかいますので、これほど連打しがいのある無規制エクストラモンスターもあまりいないでしょう。
このデッキではフォースストリクスの素材を墓地に落とす行為も重要で、レイダーズウィングの力を真に発揮させるのにも役立っています。
ただ、幻影騎士団始動やRR始動でワイズストリクスより先にラスティバルディッシュを出す場合などにはこの限りではありません。
その他、上述したようにインフィニティ展開時に一瞬だけ蘇生してラスティバルディッシュをトリガーしたり鳥獣族としてリンク素材にするなど自身の特性を活かす機会も多いです。

④黒魔女ディアベルスターの恩恵

直接コンボとは関係ないカードとは再三言った内容になりますが、実際のところ事故回避やアドリブコンボの際には非常に役に立つどころか実質メインと言っても差し支えない動きをします。
特に手札のカード1枚を墓地へ送れることが優秀なポイントであり、ダスティローブやミミクリーレイニアスの処理役として有能です。
ラスティバルディッシュともかなり相性がよく、自身+マスカレーナなどで出すことができるのはもちろん、ラスティバルディッシュ展開後にモンスターが残っていなくても能動的にセットした幻影霧剣を墓地へ送ることができます。
これらの特性からステンドグリーブとはまた別側面のデッキ介護,バックアップ要員と言えるでしょう。

⑤クシャトリラ・アライズハートを出していいのか

このデッキにおけるコンボを締めくくる上様クシャトリラ・アライズハートですが、こいつを普通に見た場合「RR」「幻影騎士団」「罪宝」とは致命的なまでに相性が最悪なカードです。
それゆえに(アライズハートの相性が悪いため)このデッキからアライズハートが飛んでくること自体まず読まれません。
そんな相性最悪なカードにもかかわらず採用している理由は、なんか簡単に出せちゃったから求められている役割がそもそも妨害要員であるから、そして最終的に並ぶカードすべてを相互補助できるからです。
1点目の妨害についてはもちろん永続効果のマクロコスモスのことですが、それはすなわち「墓地へ送る」関連のコストがすべて不可となり、墓地利用デッキにおいては致命的なまでにクリティカルな妨害となるからです。
そしてそこから2点目の相互補助につながり、相手は真っ先に(自分の動きを最も妨害する)アライズハートを抹消したくなるのです。
しかしアライズハートを消そうにも他のカードが無効化し、アライズハートよりそちらを優先すると墓地が封印されるという八方塞がりの袋小路に落とし込むことがこのデッキの最終目的となっています。
当然アライズハートを出す前提で並べるため、用意されているカードはアライズハートによる悪影響など一切ないようになっており、リダンやリトルナイトに至ってはむしろ追加で恩恵を発生させるレベル。
その上アライズハートには除外されている幻影騎士団関連のカードを補充しておけるため、相手がどうにか除去できた場合でもそれらすべてのカードが再利用可能になるという恩恵まで持ち合わせています。もちろん幻影霧剣からティア―スケイルの誘発蘇生も可能です。

⑥サーチ、リクルート、墓地送りの注意

このデッキは基本的にサーチを挟んで動けるよう考慮しているため「初動で絶対に引いてはいけないカード」というものが基本的にありません。
ワイズ・ストリクスでリクルートするレイダーズ・ウィングはミミクリー・レイニアスやそもそも2枚目で対処可能です。
ティア―スケイルやそこから墓地に送るダスティローブに関してはステンドグリーブによる手札展開でカバーでき、2種以上幻影騎士団が手札に来た場合はそもそもそいつらを展開できます。
これら以外のカードはすべてサーチ経由後の利用のため、スキップor他のカードサーチで対応することが可能です。
ただしフォース・ストリクスに関してはデッキに素材がいなくなるとサーチができなくなるため素材を墓地へ送れなくなります。
(ミミクリーレイニアスの場合はファントムクローをサーチできます。)
一応その場合これ以上鳥獣族のサーチが不要ということですから、レイダーズナイトを使いブレイブストリクスを展開することで、展開を前倒ししてこのサーチ問題に対処できるような設計になっています。

終わりに

いかがでしたか?
覚えられるかこんなコンボ!
という感想は褒め言葉なのでありがたく受け取ります。
あとこのデッキ、絶対無駄な動きあると思うのでソリティア研究家にはなんか気づいたら臆せず指摘して欲しいです!

まぁとはいえこの展開例は結構幻影騎士団・RRを使用するにあたってのユニークな動き方をふんだんに取り入れたものになっています。
丁度QUARTER CENTURY CHRONICLEで大量に再録されましたし、
みなさんもぜひ幻影騎士団・RRを使う際には参考にしてみてください
(フェリジットの制約回避やレイダーズ・ウィングの名称乱用、ランク5からいきなり出てくるアライズハートなど他ではまず見ないような動き入ってますので。)

クロノダイバーのデッキ組んでたはずだったんだけどな!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?