見出し画像

ZEYO.カレーうどんに入ってるスパイス

今日はZEYO.のカレースープに入っているスパイスについて書きたいと思います。

今から説明するスパイスを焙煎し、粉砕し絶妙なバランスで合わせて、熟成させます。(熟成させることによってバラバラだったスパイスの香りや味に一体感が生まれ、風味豊かなカレー粉に仕上げることができるのです。) そのカレー粉を和だしに溶かしてできあがるのがZEYO.のカレースープです。


ターメリック:日本名はウコン。近年、「ウコンの力」などでも知名度があがりましたが、あの黄色い粉末がターメリックです。もしかしたら、ターメリックは少し苦いという印象があるでしょうか…

コリアンダー:じつは、「コリアンダー」と「パクチー」は同じ植物。日本では香辛料として種子や葉を乾燥させてパウダー状にしたものを「コリアンダー」、葉を生のまま野菜として使用する場合に「パクチー」と呼ぶことが多いです。中華料理では香菜(シャンツァイ)といいます。柑橘のような爽やかさな香りが特徴。

クローブ:強く甘い香りがあります。2世紀末の後漢時代の中国で、応劭(おうしょう)が書いた「漢官儀」という書物に、当時の尚書郎(役人)が皇帝に話をする際に、鶏舌香(クローブのこと)を口に含んで口臭を消していたという記録が残っています。

カルダモン:ショウガ科の植物です。独特の強く爽やかな香りを持っています。これは実際に嗅いで頂くのが一番ですが、日本人にとっては好き嫌いの分かれる香りかなと思います。

フェンネル:セリ科の多年草で、成長すると高さが2メートルほどにまり、全体に黄色味がかった緑色をしています。フェンネルはスパイスとしてもハーブとしても知られています。夏に収穫されるフェンネルの葉は、強めの甘い香りがあります。

オレガノ:ヨーロッパの地中海沿岸が原産地のオレガノは、高さが80~90cmほどになるシソ科のハーブです。オレガノはその葉をハーブとして利用します。ミントのような香りがあって、生で食べると少し苦みを感じます。

花山椒:中国の山椒(サンショウ)のことで、カショウとかホァジャオと呼ばれます。四川料理に欠かせないのがこの花椒で、例えば本格的な麻婆豆腐(マーボードウフ)を食べた時に舌がしびれるような感覚がありますが、この花椒の特徴はそのしびれる辛さです。

バジル:爽やかな香りを持つハーブとして人気のバジル。日本で主に手に入るバジルはスイートバジルの仲間で見た目もそんなに違いはないのですが、実は100を超える種類がある多様性のあるハーブです。

ローレル:(ローリエ)さわやかなやさしい香りは、肉や魚の臭みを消し、野菜の甘さを引き立てます。でも、子どものころシチューなどをスプーンでガバっとすくって口に入れた時、ローリエの硬い葉っぱに驚いた経験がある人も少なくないと思います。子どもにとっては理解できない存在ですね。ローリエは、ゲッケイジュ(月桂樹)の葉を乾燥させたものです。

オールスパイス:西インド諸島が原産地のスパイスで、冒険家コロンブスによって発見され、西洋に持ち込まれたと言われています。オールスパイスベリーと呼ばれる果実から作られます。エンドウ豆のような小さい粒で、表面はざらざらしています。オイゲノールという刺激のある香りを放つ成分があり噛むとピリッとした辛みがありますが、胡椒のような深い味や辛みはありません。

セロリシード:スモール・エイジと呼ばれる野生のセロリの種子で、野菜として食べられているセロリは同じセリ科の植物ですが別種(品種改良されたもの)になります。種子を刈り取り、予備乾燥し脱穀してから乾燥させます。葉は新鮮な香味がありますが、種子はホロ苦さ、青臭さと多少の甘さも持っています。

スターアニス:日本では八角(はっかく)という名前で知られています。独特の甘い香りを放つこの星形のスパイスは、主に中華料理で使われる東洋のスパイスです。原産地は、中国南部とベトナムですが、シキミ属の木で成長すると高さ10メートルもの木になります。小さな花を咲かせますが、樹齢6、7年で花の後に実をつけるようになり、その後50年以上に渡って収穫することができます。

フェヌグリーク:種子を口内で噛み砕いて頂くのが良いのですが。とにかく、やたらと苦いんです…私はこのフェヌグリークを初めて口にした時に、最高レベルの苦みを持つ日本の薬草「せんぶり」を思い出しました。それくらい苦いのです。フェヌグリークは西アジアから地中海東岸地域原産の植物です。知れば知るほど、謎に満ちた魅力的なスパイスです。

ナツメグ:ムスクの香りをまとったスパイス。ナツメグの香りは、熱を加えることによって引き立ちます。ですから仕上げに振るのではなくて、仕込み段階で使うのが鉄則です。

チリペッパー:赤唐辛子のこと。レッドペッパー、レッドチリペッパーなどともいう。ご存知の通り、辛くする効果。

シナモン:官能的な甘味と魅惑のスタイル。シナモンは明らかに他の種子・果実系スパイスや根茎系スパイスと違って、何かシートのようなものがクルクルと巻かれて乾燥した状態になっています。香りも独特で、スパイスという辛いイメージからはほど遠い甘ったるい香りを持っています。

タイム:シソ科の多年草。さわやかな香り、ほろ苦さ、辛みが特徴です。利用の歴史も古く、古代ギリシャでは、このスパイスが「勇気」の象徴とされていました。

5ペッパー:ムントック白胡椒、グリーン胡椒、ピンク胡椒、ジャマイカ胡椒、サラワク黒胡椒 をミックス。5つの胡椒の風味が絶妙に絡み合います。

ピンクソルト:ヒマラヤ山脈で採掘された岩塩のことをヒマラヤピンクソルトと言います。ヒマラヤ山脈が海の底にあった時代からの塩の化石。ミネラルが豊富で鉄分、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ヨウ素、亜鉛などを含んでいます。

レモングラス:その名のとおりレモンによく似た香り(レモンと同じ香り成分)をもっており、刈り取っただけでもよい香りがただよいます。元々はもっぱら東南アジアの料理に使われるもの。タイのトム・ヤム・クンには欠かせません。

クミン:オールマイティーなスパイスで、他のスパイスとの相性も良くて使い勝手がいいスパイスです。私の好きなビールとの相性もばっちりです。クミンはセリ科の一年草で、日本名をウマゼリといいます。胃腸の薬として実用的にも使われてきましたが、香りに特徴があるため、夫婦円満のお守りや魔除けにも使われてきました。

全てのスパイスの実物をZEYO.の飾り棚に置いてありますので蓋を取って香りを感じてみてください(^O^)


残り⑫話\(*⌒0⌒)!♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?