第4話 カレーうどんの歴史 残㉑

カレーうどん発祥と言われる店は、東京に2つあります。

一つは早稲田大学近くの「三朝庵(さんちょうあん)」

もう一つは、中目黒の「朝松庵(あさまつあん)」です。

三朝庵は、江戸時代創業の蕎麦屋さんで、カレーうどんは1904(明治37)年頃に発明されました。                                                                                          三朝庵は、東京専門学校(いまの早稲田大学)が近くにでき、学生や教授でにぎわっていましたが、早稲田界隈にカレー店ができたことで、存亡の危機にさらされ、店舗の存亡をかけてカレーうどんの開発に情熱に注いだとのこと。「カツ丼発祥の店」でもあります。2018年7月31日閉店

一方、中目黒の朝松庵は、明治創業の蕎麦屋さん。朝松庵は「カレー南蛮蕎麦」を発明した店で、それは1909(明治41)年頃のことです。     洋食屋さんが盛んになった事に危機感を感じて開発したらしいです。

※朝松庵のメニューに記載されてる文章写真※

どちらの店も、カレーを蕎麦やうどんにかけるという、当時は画期的な商品を生み出した”元祖”ということで、勝敗はつけられないようです。

「三朝庵」「朝松庵」ともに、メニュー名は「カレー南蛮」で、     そばもうどんもあります。”南蛮”は、蕎麦屋でねぎのことです。

ちなみに「8月2日」は カレーうどんの日!

日本記念日協会が2010年7月1日に正式に制定しました。         カレーうどん100年革新プロジェクトのお陰です。


何故8月2日か?

2010年8月2日 ZEYO.の風景

その後、12月1日は「カレー南蛮の日」に正式に制定されました。

カレーうどん の歴史はまだまだ浅いですが、これから進化しつつも伝統を受け継ぎ、大切にしていきたいと思います。

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