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2024 J1リーグまとめ

今回は2024シーズンの各チームの主な移籍情報や、トレーニングマッチの結果を記録し、各チーム今季の陣営を紹介していこうと思います。(2/10更新)
各チームの評価を率直に書いていく。

北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌
・監督:ミハイロ ペドロヴィッチ (7年目)
・主な入団選手:高尾瑠(G大阪)/鈴木武蔵(G大阪)/長谷川竜也(東京V)/近藤友喜(横浜FC)/家泉怜依(いわき)/田中克幸(明治大)
・主な退団選手:田中駿汰(C大阪) /ルーカスフェルナンデス(C大阪)/小柏剛(F東京)/福森晃斗(横浜FC)/トゥチッチ(未定)
・主なTM結果
1月24日 vs川崎 △3-3
1月28日 vs町田 ×0-2
2月3日 vs長崎(J2) ×1-2
2月5日 vs名古屋 ×1-6
2月10日 vs鳥栖 △1-1

『長期政権』
ミシャ体制は7年目となり、選手やチームとってはマンネリ化が進んでいくことが推測される。主力の選手を多く放出した上、浅野の海外移籍が噂され、チームにとっては痛手となるニュースばかりである。鈴木武蔵の復活などを含め前線には期待がかかるが、守備陣には課題が多く残る形に。長期政権が吉と出るか凶と出るか。

鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズ
・監督:ランコ ポポヴィッチ(FKヴォイヴォディナ→NEW)
・主な入団選手:MFパレジ(CAタジェレス/アルゼンチン)/濃野公人(関西学院大)/ チャヴリッチ(SKブラチスラヴァ)
・主な退団選手:昌子源(町田)/ピトゥカ(サントス)/広瀬陸斗(神戸)/沖悠哉(清水)/荒木遼太郎(F東京)/アルトゥールカイキ(未定)
・主なTM
1/27 vs宮崎(J3) ◯2-1
1/30 vs徳島(J2) ◯3-1
2/2 vs甲府(J2) ×0-2
2/10 vs水戸(J2) ◯1-0

『不透明なクラブビジョン』
過去最低のオフシーズンを過ごした鹿島は、ポポヴィッチ氏を招聘した。外国人補強はメディカルチェックで想定外の事態に。ピトゥカや昌子などのピッチ内外の核が抜けたものの、これといった目立った補強はなし。ジーコスピリットからの変革は失敗し、懲りずに外国人監督を連れてくる、負のサイクルはいつになったら終止符を打つのだろうか。今年は苦しいシーズンになるだろう。

浦和レッズ

浦和レッズ
・監督:マティアス ヘグモ (BKヘッケン→NEW)
・主な入団選手:チアゴサンタナ(清水)/前田直輝(名古屋)/渡邊凌磨(F東京)/MFソルバッケン(ASローマ)/FWグスタフソン(BKヘッケン)/松尾佑介(KVCウェステルロー)/石原広教(湘南)/井上黎生人(京都)/佐藤瑶大(G大阪)/宇賀神友弥(岐阜)
・主な退団選手:明本考浩(OHルーヴェン)/柴戸海(町田)/ホセカンテ(引退)/荻原拓也(ディナモザグレブ)/岩波拓也(神戸)/平野祐一(C大阪)/シャルク(未定)
・主なTM
1/21 vs沖縄SV ○8-3
1/25 vs仙台(J2) ○5-0
2/2 vs名古屋 △2-2
2/6 vs鳥栖 ◯7-1

『最強で最恐のレッドデビル』
ノルウェー代表を率いたヘグモ氏が就任。カンテの引退や明本、荻原の海外移籍があったものの、国内外問わず大型補強を実行し、文句のないメンバーが揃った。アジア王者としてクラブW杯にも参加し、日本のチームとしての価値を高めるシーズンにもなる。左サイドバックの選手層だけは不安が残るが、史上最強の浦和レッズが完成されるかもしれない。

柏レイソル

柏レイソル
・監督:井原正巳 (2年目)
・主な入団選手:木下康介(京都)/野田裕喜(山形)/白井永地(徳島)/升掛友護(愛媛)
・主な退団選手:山田康太(G大阪)/仙頭啓矢(町田)/椎橋慧也(名古屋)/ドウグラス(未定)/ブエノ(未定)
・主なTM
1/23 vs鹿児島(J2) ○2-1
1/28 vs熊本(J2) ◯3-2

『黄色信号』
井原体制の元、自慢の堅守を実現するため犬飼を完全移籍で獲得したが、補強が不十分なままシーズン開始となる模様で、サヴィオと細谷の残留が唯一の大仕事と言える。井原の手腕を考えると、シーズン中の立て直しは正直期待はできないため、シーズン前での完成が急がれる。シーズンの中盤から残留へ黄色信号が点灯するかもしれない。正直"フロント仕事してた?"という感想が最初に出てきてしまった。

FC東京

FC東京 (今期よりエンブレム変更)
・監督:ピーター クラモフスキー (2年目)
・主な入団選手:高宇洋(新潟)/荒木遼太郎(鹿島)/小柏剛(札幌)/遠藤渓太(ウニオン)
・主な退団選手:アダイウトン(甲府)/渡邊凌磨(浦和)/塚川孝輝(京都)/スウォヴィク(コンヤスポル)/熊田直紀(ゲンク)/木村誠司(鳥栖)
・主なTM
1/23 vs琉球(J3) ○8-3
2/3 vs広島 ◯2-1
2/10 vs横浜(J2) ◯5-4


『万年中位の東京ボス』

ピーター東京は2年目になり、東京恒例である監督交代の有無が一つの見どころになる。パッとしない中盤に高宇洋や荒木が加入し、申し分のない補強となった。個人的に期待値の高い中村帆高が復帰したことも大きな補強といえるだろう。青赤のプライドは東京のナンバーワンでなければならない。どれだけ期待されても中位に留まる青赤は、エンブレム批判を結果で跳ね返せるのか。

東京ヴェルディ

東京ヴェルディ (16年ぶりJ1復帰)
・監督:城福浩 (3年目)
・主な入団選手:袴田裕太郎(大宮)/翁長聖(町田)/見木友哉(千葉)/山見大登(G大阪)/松橋優安(山口)/河村匠(いわき)/永井颯太(いわき)/山田楓喜(京都)
・主な退団選手:北島祐二(福岡)/中原輝(鳥栖)/長谷川竜也(札幌)/加藤蓮(横浜FM)/梶川諒太(藤枝)/小池純輝(新宿)
・主なTM
1/26 vs新潟 ×2-3
2/3 vs名古屋 ◯4-1

『16年ぶりのオリジナル』
東京Vを16年ぶりにJ1の舞台へと復帰させた城福が今シーズンも雄叫びを上げる。城福の求める綺麗なサッカーは、J2より戦い方に苦戦することはないものの、選手の質で相手に上回られる可能性が高い。森田と見木のコンビネーションは見応えがありそうだ。クラブとして懐かしき戦友との再会が実現し、サポーターの熱も上昇しているが、難しいシーズンになることには違いない。

FC町田ゼルビア

FC町田ゼルビア (初昇格)
・監督:黒田剛 (2年目)
・主な入団選手:昌子源(鹿島)/仙頭啓矢(柏)/柴戸海(浦和)/ナサンホ(FCソウル)/オセフン(清水)/林幸多郎(横浜FC)/藤本一輝(大分)/山口瑠伊(水戸)/ドレシェヴィッチ(カラギュムリュク)
・主な退団選手:ポープウィリアム(横浜FM)/翁長聖(東京V)/松井蓮之(川崎)/藤原優大(大分)/太田宏介(引退)/アデミウソン(未定)/ストイシッチ(未定)
・主なTM
1/27 vs琉球(J3) ○2-1
1/28 vs札幌 ◯2-0
1/31 vs川崎 ◯3-0

『初昇格のヒール役』
初めてJ1へ昇格させた黒田体制は2年目を迎え、シーズン前からピッチ内外でネット上を沸かせている。上位を目指すと高々と宣言、大型補強を実行し、万全な状態を整えた。初昇格のクラブは即降格というジンクスを打ち破れるのか。日本サッカーの正解から逸脱したシンプルで徹底されたサッカーは、批判を浴びながらも今年のダークホースとなりうるだろう。

横浜Fマリノス

横浜Fマリノス
・監督:ハリーキューウェル (セルティック→NEW)
・主な入団選手:ポープウィリアム(町田)/渡邊泰基(新潟)/山村和也(川崎)/天野純(蔚山現代)/加藤蓮(東京V)
・主な退団選手:角田涼太朗(コルトレイク)/一森純(G大阪)/オビ(神戸)/杉本健勇(大宮)
・主なTM
1/25 vs横浜FC(J2) 〇5-2
1/28 vs大分(J2) ◯4-3
2/1 vs松本(J3) ◯7-3

『王座奪還へ暗雲』
イングランド5部でも手腕が疑問視されていた、ハリーキューウェル氏を招聘した。一森や角田が復帰、移籍した一方で天野が韓国より復帰した。強力外国人も残留し、神戸から王座奪還を目指すシーズンにしたい。しかし、プレシーズンから全カテゴリーからの失点が目立ち、守備陣には不安材料が残る。出た課題を克服できれば優勝を十分に狙えるだろう。

川崎フロンターレ

川崎フロンターレ
・監督:鬼木達 (8年目)
・主な入団選手:丸山祐市(名古屋)/山本悠樹(G大阪)/三浦颯太(甲府)/宮城天(山形)/松井蓮之(町田)/エリソン(サンパウロ)/ゼヒカルド(ゴイアス)/パトリッキ(バイーア)/ファン・ウェルメスケリケン際(NECナイメヘン)
・主な退団選手:登里亨平(C大阪)/山根視来(LAギャラクシー)/山村和也(横浜FM)/宮代大聖(神戸)/シミッチ(サントス)/ダミアン(未定)
・主なTM
1/24 vs札幌 △3-3
1/28 vs鳥栖 ◯4-3
1/31 vs町田 ×0-3
1/31 vs琉球 ×2-3

『過去の王者は変革の時』
今年のJクラブ最長8年目となる鬼木体制は、コーチ陣を一掃し新たな刺激を入れチームの再生を試みている。チームの軸が抜ける中、川崎にしては珍しく大型補強を連発した。オランダから逆輸入や、国内市場価格トップとなるエリソンには期待がかかる。TMではハットトリックを記録している。古株と新加入の融合に成功すれば優勝も夢ではない。

湘南ベルマーレ

湘南ベルマーレ
・監督:山口智 (4年目)
・主な入団選手:鈴木雄斗(磐田)/根本凌(栃木)/ルキアン(福岡)
・主な退団選手:石原広教(浦和)/中野嘉大(横浜FC)/大橋祐紀(広島)/タリク(未定)
・主なTM
情報なし

『絶対に残留するマン』
今年で4年目となる山口体制も、終焉を迎えるシーズンとなりそうだ。強化部の頑張りはお世辞とも評価できないオフシーズンを過ごした。毎年これといった戦術もなく、戦術町野→戦術大橋→戦術ルキアンとなるだろう。走れば勝てる湘南スタイルでは正直限界にも近い。モチベーターの山口では、残留するマンの湘南だが降格の崖っぷちを走り続けることになるだろう。

アルビレックス新潟

アルビレックス新潟
・監督:松橋力蔵 (3年目)
・主な入団選手:小野裕二(鳥栖)/長谷川元希(甲府)/遠藤凌(いわき)/宮本英治(いわき)
・主な退団選手:渡邊泰基(横浜FM)/高宇洋(F東京)/三戸舜介(スパルタロッテルダム)/田上大地(岡山)
・主なTM
1/23 vsG大阪 〇2-1
1/26 vs東京V △2-2

『松橋イズム』
私は彼を評価する。彼は凄い。松橋体制は3年目となり、ここまで文句のつけようがない手腕を発揮してきた。多くの主力を流出したものの、小野や長谷川などのロマンを感じる選手を獲得した。このクラブのサッカーが完成形になれば、日本随一のロマンサッカーを展開するクラブになりうるだろう。今年は中位から上位へステップアップへ。

ジュビロ磐田

ジュビロ磐田
・監督:横内昭展 (2年目)
・主な入団選手:川島永嗣(ストラスブール)/ 平川怜(熊本)/ 高畑奎汰(大分)/ 中村駿(福岡)/ 石田雅俊(大田ハナシチズン)/ ウェベルトン(ニューイングランド)/ ブルーノジョゼ(グアラニFC)/ ペイショット(ゴイアニエンセ)/ レオゴメス(ヴィトーリア)
・主な退団選手:鈴木雄斗(湘南)/ 後藤啓介(RSCアンデルレヒト)/ 大津祐樹(引退)/ 遠藤保仁(引退)/ 大森晃太郎(ムアントン)/ 梶川裕嗣(鹿島)
・主なTM
2/3 vs鹿児島(J2) ◯4-0
2/10 vs清水(J2) ◯4-3

『帰ってきた王国静岡』
消えたサッカー王国がJ1に帰ってきた。豪華なスタッフ陣をバックに横内監督の凄腕を発揮する。補強禁止のシーズンを乗り越え、今季は平川や石田、ブラジル人4人を含む大型補強を実行した。外国人の波に左右されるシーズンになるだろう。スタッフ陣が求める高い戦術レベルを実現できるタレントは何処へ...

名古屋グランパス

名古屋グランパス (今期よりエンブレム変更)
・監督:長谷川健太 (3年目)
・主な入団選手:山中亮輔(C大阪)/椎橋慧也(柏)/山岸祐也(福岡)/中山克広(清水)/井上詩音(甲府)/三國ケネディエブス(福岡)/小野雅史(山形)/パトリック(京都)/ハチャンレ(浦項シティーラーズ)
・主な退団選手:中谷進之介(G大阪)/藤井陽也(コルトレイク)/丸山祐市(川崎)/森下龍矢(ワルシャワ)/前田直輝(浦和)
・主なTM
1/24 vs沖縄SV ×1-2
1/25 vs琉球(J3) 〇4-0
2/2 vs浦和 △2-2
2/3 vs東京V ×1-4
2/5 vs札幌 ◯6-1
2/10 vs岐阜(J3) ◯2-1

『堅守速攻は完成するのか』
堅守速攻は3年目となり長谷川サッカーが完成するシーズンになる。守備陣の放出により堅守の崩落が危ぶまれる上、山岸が開幕前から負傷し攻撃陣にも暗雲が立ち込めている。エンブレム変更から心機一転優勝争い潜り込むシーズンにしたい。個人的にはハチャンレに注目している。今年も戦術に合わないタレント補強をしたのはご愛嬌。

京都サンガ

京都サンガ
・監督:曺 貴裁 (4年目)
・主な入団選手:鈴木義宜(清水)/宮本優太(浦和)/塚川孝輝(F東京)/鈴木冬一(FCローザンヌ)/マルコトゥーリオ(セントラルコースト)
・主な退団選手:井上黎生人(浦和)/木下康介(柏)/パトリック(名古屋)/山田楓喜(東京V)
・主なTM
2/10 vs長野(J3) ◯7-3

『愛のムチと柔軟性』
曺貴裁は4年目となり愛弟子の鈴木冬一を始めとした補強をした上、主力の慰留にも成功したため、オフシーズンは評価できる。少し物足りない感はあるが、若さのパワーと、監督の熱量を合致させれば、面白いシーズンになること間違いなし。モチベーターなので、あまり戦術には期待できない。逆に言えば若手の柔軟さを功を奏す可能性もある。

ガンバ大阪

ガンバ大阪
・監督:ダニエル ポヤトス (2年目)
・主な入団選手:一森純(横浜FM)/中谷進之介(名古屋)/岸本武流(清水)/山田康太(柏)/山下諒也(横浜FC)/鈴木徳真(C大阪)/松田陸(C大阪)/坂圭祐(大分)
・主な退団選手:佐藤瑶大(浦和)/山本悠樹(川崎)/鈴木武蔵(札幌)/高尾瑠(札幌)
・主なTM
1/23 vs新潟 ×1-2
1/27 vs水戸(J2) ◯2-1
1/31 vs鳥栖 ◯6-3
2/10 vs広島 ◯2-1

『不安漂うポヤトス体制』
日本に来て早3年、何を残したといえば、昨年のリーグ最多失点だけであろう、ポヤトスは今年も指揮を振る。徳島時代は2年目に建て直しに成功したため、山田康太や宇佐美を筆頭に戦術と個人技を融合させ、強い青黒を取り戻すシーズンになることも期待できる。昨年の16位は当然満足できる成績でなかったが、今年は中位に潜り込めるだろう。

セレッソ大阪

セレッソ大阪
・監督:小菊昭雄 (4年目)
・主な入団選手:ルーカスフェルナンデス(札幌)/田中駿汰(札幌)/登里亨平(川崎)/平野佑一(浦和)/ヴィトールブエノ(アトレチコPR)
・主な退団選手:山中亮輔(名古屋)/鈴木徳真(G大阪)/松田陸(G大阪)/ヨニッチ(仁川U)/丸橋祐介(鳥栖)
・主なTM
1/29 vsチョンブリータイ ◯4-2
2/2 vsパトゥムBG(タイ) ×2-3

『満開の桜は此処に』
隣の宿敵に鈴木と松田という2選手を流出したが、恐らくそんな選手は見たことも聞いたこともないだろう。田中とルーカスを札幌から補強し、ペナ外からも得点を奪える選手も揃えた。これといった戦術はないため、レオセアラを中心にパワフルで攻撃的なサッカーを展開していく。清武&香川が本調子を取り戻せば桜は満開に咲くだろう。

ヴィッセル神戸

ヴィッセル神戸 (2023シーズンJ1優勝)
・監督:吉田孝行 (3年目)
・主な入団選手:宮代大聖(川崎)/井手口陽介(福岡)/広瀬陸斗(鹿島)/岩波拓也(浦和)オビ(横浜FM)/山内翔(筑波大)
・主な退団選手:大崎玲央(エミレーツ)/マタ(未定)/ヴェーチェイ(未定)/新井瑞希(横浜FC)
・主なTM
2/7 vsインテルマイアミ(アメリカ)

『連覇へ走り続ける』
昨年初優勝を掴んだ吉田監督は今年も続投する。宮代や井手口などのタレントを補強し、充実したシーズンオフを過ごした。やってるサッカーとタレントの質がマッチしないくらい、よく走るしよく戦う。新加入選手にも、このサッカースタイルが浸透すれば、今年も優勝争いをするだろう。はっきり言ってとても強い。

サンフレッチェ広島

サンフレッチェ広島
・監督:ミヒャエル スキッペ (2年目)
・主な入団選手:大橋祐紀(湘南)/イヨハ理ヘンリー(京都)
・主な退団選手:住吉ジェラニレショーン(清水)/棚田遼(いわき)/ベンカリファ(福岡)
・主なTM
1/20 vs金沢(J3) 〇5-1
1/23 vs広島(J2) 〇4-0
1/26 vs徳島(J2) ◯3-0
1/31 vs大分(J2) ◯4-1
2/3 vsFC東京 ×1-2
2/6 vsFCソウル(韓国) ◯4-1
2/10 vsG大阪 ×1-2

『名将の本気は如何に』
就任初年度から大躍進を遂げたスキッペは今年も指揮を取る。ベンカリファを放出したものの、大橋を獲得した上、ソティリウがやっと波に乗ってきた。チームとして動きは少なかったものの、スキッペサッカーに磨きをかけるシーズンとなる。中からも外からも点が取れる強みを今年も発揮すれば、優勝の可能性も十分にある。

アビスパ福岡

アビスパ福岡
・監督:長谷川茂利  (5年目)
・主な入団選手:ベンカリファ(広島)/岩崎悠人(鳥栖)/松岡大起(グレミオ)/北嶋祐二(東京V)
・主な退団選手:三國ケネディエブス(名古屋)/井手口陽介(神戸)/山岸祐也(名古屋)/ルキアン(湘南)/中村俊(磐田)
・主なTM
1/30 vs北九州(J3) ◯2-0

『途切れぬ強度』
昨年躍進を遂げた長谷川は今季で5年目となり、山岸や井手口などの主軸の放出があったものの、岩崎や松岡をはじめとした的確な補強を行なった。インテンシティが高く90分間戦える長谷川スタイルは、今シーズンもJ1リーグを掻き回す存在となるだろう。相性の良かったクラブに研究された今シーズンは、少し苦戦するシーズンとなるかもしれない。

サガン鳥栖

サガン鳥栖
・監督:川井健太 (3年目)
・主な入団選手:アラウージョ(今治).マルセロヒアン(横浜FC).日野翔太(拓殖大).中原輝(東京V).キムテヒョン(仙台).木村誠二(F東京)丸橋祐介(C大阪)上夷克典(大分)
・主な退団選手:小野裕二(新潟)/ファンソッコ(蔚山現代)/島川俊郎(徳島)/西川潤(いわき)/岩崎悠人(福岡)
・主なTM
1/28 vs川崎 ×3-4
1/31 vsG大阪 ×3-6
2/6 vs浦和 ×1-7
2/10 vs札幌 △1-1

『抜ける羽』
前線の小野や岩崎を流出したが、方向性を変更しアラウージョやヒアンなどのパワフルな外国人を補強した。技術のある攻撃陣から、ダイナミックで迫力を持たせる攻撃陣を揃えた上、将来性のある若手を今年も補強した。例年通り少ない資金で保ってきたJ1だったが、今年は厳しい現実が待っているかもしれない。飛べなくなった鳥と言われないことを願う。

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