ファーストデイトの映画
吉玉サキさんのエッセイにファーストデイトで「クローズド・ノート」を見たとあったので、自分のファーストデイト映画を思い出してしまった。
もともと映画好きなので、映画好きのコと付き合う事が多かったのだと思う。
一番古い思い出は高校時代に、ある女の子と見に行った「アラスカ物語(1977)」なのだけど、正直、その子の印象が全く、スッポリ抜けている。緊張し過ぎていたのだと思う。
それにしてもずいぶんシブイ映画を選んだものだ、もっと軽いラブロマンス映画は無かったのか?
高校を卒業して東京に来て、同級生の女の子と見に行ったのが、リバイバル上映されていた、オードリー・ヘップバーンの「いつも二人で(1967)」
好きな女子だったけど、付き合う所まで行かなかった。
初めて出来たガールフレンドと見に行ったのが人形アニメの「くるみ割り人形 (1979)」この子とは長く付き合ったので色んな映画を見た。
それから、なんだかんだ、色んな子と色んな映画を見た、ような気がする。
最初に結婚した人と見に行ったのは「イシュタール(1988)」だ。つまらない映画だった印象。
それから「マディソン郡の橋(1995)」を見に行った人とか、「仄暗い水の底から(2001)」を見に行った人なんかがいて・・・
今の奥さんと最初に見たのは中国映画、チャン・イーモウ監督の「活きる(2002)」だった。
映画の内容は忘れても、意外とタイトルを覚えている事に自分でも驚く。
不思議な事に、映画好きな人とはあまりウマくいかない事が多かった印象がある、映画愛が強過ぎると、ぶつかる事も多いのかもしれない。
ウチの奥さんは映画にまったく興味がない、ここ1年ほどで、面白そうとか、評判がイイからと、一緒に行った「ラ・ラ・ランド(2017)」「シェイプ・オブ・ウォーター(2018)」は不評。唯一、中国映画の「芳華(2017)」だけが気に入ったみたい。
まあ、それぐらいの人のほうが、こちらも自由に映画が見られるのでイイ。
学生時代は別にして、古い人間なのでワリカンなどせず、ちゃんと前売り券を買って、映画代も、そのあとのデート代も自分で出した・・・
が、映画好きなので、前売り券の半券などの収集癖があった、それが下に書いた記事だ・・・
今なら、何の証拠も残さず、誰とでも映画に行く事が出来るけど、本当に残念な事に、すっかり行く相手がいなくなってしまった・・・
残念!
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