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経験談

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「大学院修了後、新卒で入った会社を1年で不安障害によりやめた」 「こういう病気でこういう目にあった」などの経験談をつらつら書きます
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記事一覧

わたし、自閉症でした

わたし、自閉症でした

26年生きてて知った新事実。
私、泥水は、自閉症(ASD)の傾向があるようです。

実は、1ヶ月ほど前に、心理検査を心療内科で受けてきまして。
その結果が本日出て、担当医の先生いわく。

「泥水さんは、アスペルガーの傾向があるみたいですね」

・・・ほう!?

心理検査とは?そもそもなぜ、心理検査を受けたのかといいますと、心療内科でいつもの診察中に、私がぼやいたのがきっかけでした。

「会社をやめ

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「金かけて育てたんだから」

「金かけて育てたんだから」

先日、無職なのに買い物しすぎて銀行口座をからっぽにするという猛省案件をやらかした旨について、記事を書きました。

要約すると「お金の管理をろくに知らずに生きていくと、金銭感覚が身につかないまま大人になってから苦労する」という話です。

上記の記事で、私にとってお金は「使ってもなくならないもの」だった、と書きました。自分の部屋も持てないくらい狭いアパートに住み、懐に余裕があるとは思えない状態で、何故

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残高0円 -金銭感覚ガバガバ問題-

残高0円 -金銭感覚ガバガバ問題-

あまりに直球なタイトルで恥じ入るばかりです。
しかし事実なので仕方ない。そう、お金がなくなったんですよ。

一応先に言っておくと、生活もままならない状態とかではないです。
強がりではなく。まだ傷病手当金もいただいてます。

ただ、先日、利用しているクレジットカードの会社から電話がありまして。

「お客様の口座から引き落としができないのですが・・・」と。

えっ?まだ余裕あったよね?と思って確認して

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無職1年目 ~生きるって何~

無職1年目 ~生きるって何~

5月になりましたね。
GWは家に引きこもってました。人混みが苦手なもので・・・。

さて、昨年の4月末日をもって会社をやめ、無職歴1年となりました。

現在の自分の状況を軽く整理しますと、
・不安障害で心療内科に通っている
 →経過はそこそこ順調。外出もできるようになってきた。
・傷病手当金で生活している
 →1年半受けられるので、あと3ヶ月はもらえる。
・仕事をする気力はない
 →そもそも生きる

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人生はベルトコンベア(後編)

人生はベルトコンベア(後編)

人生はベルトコンベア(前編)の続きです。

前記事のおさらいを少々。読みとばしていただいても構いません。

年齢的には”いい年した大人”の私ですが、これまでの人生、会社をやめるまで、「自分の意志で選択した」経験がありませんでした。

自分の意志はあるようでない、ただ流されていくだけのベルトコンベア。
それが今までの私の人生でした。

病気で無職になって、ようやくそのベルトコンベアから降り、自分の足

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人生はベルトコンベア(前編)

人生はベルトコンベア(前編)

画像は電車の線路ですけども。
要は「レールの敷かれた人生」的な意味合いだと思ってください。

みなさんは「初めて自分の意志で選択したとき」のこと、覚えていますか?

この大学に行こう、と受験を決心したとき?
こういう仕事に就こう、と就職先を決めたとき?
都会に出よう、一人暮らしをしよう、と実家を出たとき?

学生の方は、まだあまりそういう経験がないかもしれませんが、成人した方は、だいたい「大学進学

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お薬、やっぱりやめまーす

お薬、やっぱりやめまーす

前回の診察でお薬を増やしたのですが、やっぱりやめることになりました。

薬がちょっと、合わなかったんです。残念。

「副作用として喉の乾き、多飲、多尿、頻尿が起こりうる」とは説明にありましたが、それがドンピシャで出てしまいまして。
いやもう、めっちゃトイレ行きたくなる。

「こんなにトイレ行きたくなるなら、まだダウナーな気分の方がマシでは?」と思って、主治医の先生と相談し、今までの薬に戻すことにし

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マイナスから始まる人生

マイナスから始まる人生

ちょっと暗いタイトルのお話。

運動神経バツグン、頭脳明晰、美人orイケメンで、明るく朗らかな性格の両親からの愛情を一身に受け、十分に金銭的余裕のある家庭に生まれ育つ。

そういった人は、多分この世においては非常にレアな存在でしょう。

私は、運動神経はそこそこ、頭脳は多分まあまあ、顔はブスですが自分では結構気に入っていて、両親の仲は悪いですがそれぞれからは愛情はきちんと受けて育ったので、幸せだと

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お薬、追加しときますねー

お薬、追加しときますねー

心療内科でお薬を増やされました。

といっても「症状がヤバイので強い薬を追加します」とかではなく、「順調に良くなってるようなので、より安定した状態を目指して、別の薬も足してみましょう」という、ポジティブな薬の増え方(?)です。

今までの治療現在、私は、不安障害という病気を患っております。

今までは、薬物治療として、抗うつ剤の「セルトラリン錠」、不安をおさえる薬の「ロフラゼプ酸エチル錠」の2種類

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無職のいいとこ ~お金はないが時間はある~

無職のいいとこ ~お金はないが時間はある~

先日、大学のサークル仲間と、約1年ぶりに飲み会をしてきました。
といっても、私は病気で服薬中なのでノンアルコールオンリーでしたが。

9名が集まったなか、働いていないのは私だけでした。
微妙な疎外感。でも会社で働いた経験はあるからな!!!

みんな全然変わってないなあ、と内心ほっこりしつつ、でもやはり「社会人になった」のだな、と話を聞いていて強く感じました。

それぞれ分野は違えど、やはり「忙しい

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無職3ヶ月目 ~働きたくないでござる~

無職3ヶ月目 ~働きたくないでござる~

光陰矢の如し。もう8月です、あっという間ですね。
最近セミが鳴き始めて「夏だな〜」という感じがします。

さて、4月末日をもって会社をやめ、無職歴3ヶ月。

不安障害の方は最近少し調子がよくなってきたのか、少しの遠出なら即効性の薬をガブガブ飲まなくても行けるようになってきました。理解ある友人が付き添ってくれるのも心の拠り所になってます。ありがたいことです。

まあまあ心は安定してきて、好きなことに

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白いサナトリウム -結核の思い出-

白いサナトリウム -結核の思い出-

結核。

かつては「不治の病」とされ、多くの人の命を奪った病気です。

結核というと、私はジブリ映画の『風立ちぬ』のヒロイン、「菜穂子」を思い出します。喀血し、色の白い肌を熱で赤く染め、サナトリウムで療養する彼女は、いかにも病弱で薄幸な感じがします。

ですが別に、菜穂子のような悲劇のヒロイン、薄幸の美女でなくても、結核はかかるもんなのです。

現に、薄幸でも美女でもない私がかかったからな!!!!

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無職歴1ヶ月 -失業給付の受給延長の巻-

無職歴1ヶ月 -失業給付の受給延長の巻-

無職になって、はや1ヶ月と少し。
時間がたつのは早いものですね。

4月30日に「不安障害」を理由に会社を辞め、病気で働けない状態が1ヶ月続いたので、とある手続きをようやくできるようになりました。

失業給付の受給期間の延長手続きです。

以前書いた記事で触れた内容に少し関連します。
もしよろしければ、こちらも合わせてお読みいただければと思います。

失業給付について失業給付とは、今まで働いていた

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「楽しみな約束」が怖い

「楽しみな約束」が怖い

落語の「まんじゅうこわい」みたいなタイトルになりましたが大真面目です。
今回は不安障害に関連するお話です。

日曜日、キュウレンジャーショーに行ってから、私はとても元気になりました。別にそれまで重い風邪をひいていたとかではないのですが、ショーに行く前の日まで、ちょっとした喉の痛みを敏感に感じたり、虫刺されによる熱や痛みに苦しんでました。

「キュウレンジャーショーで生き返りすぎでしょ」と言われると

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