見出し画像

無職のいいとこ ~お金はないが時間はある~

先日、大学のサークル仲間と、約1年ぶりに飲み会をしてきました。
といっても、私は病気で服薬中なのでノンアルコールオンリーでしたが。

9名が集まったなか、働いていないのは私だけでした
微妙な疎外感。でも会社で働いた経験はあるからな!!!

みんな全然変わってないなあ、と内心ほっこりしつつ、でもやはり「社会人になった」のだな、と話を聞いていて強く感じました。

それぞれ分野は違えど、やはり「忙しい」という印象。

仕事が終わるのが何時くらいか、という話題になった際に、「まあ20時には終わるかな」「遅いと22時とか」「で、朝は8時半に行かないとだから、帰宅したらさっさと寝る」などなど、横で聞いていて「グ、グアーッ!!!」という気持ちになりました

それもう、自由時間なくない!?

私の自由時間 ~働いていた頃の思い出~

私が働いていた頃は、まだ入社したてホヤホヤの新入社員というのもあって、帰る時間は定時の17時でした。

ですが、そこから駅まで歩き、電車に乗り、家までまた結構歩く・・・と、家から会社まで40分程度はかかっていた+夕飯は自炊していたので買い物もすると、帰るのは必ず18時過ぎ

そして、慣れない一人暮らしの手際の悪さも相まって、夕飯を作って食べて片付けると19時過ぎ

朝は8時半までに出社ですが、不安や体調不良で途中下車することも考慮して、早め早めに・・・と、大体7時には家を出ていました

さらに、朝あまりご飯が食べられない体質なので、エネルギー摂取に時間をかけるため5時半には起床。となると、22時半までには寝たいところ。

定時退社だった頃の私ですら、22時半−19時=3時間半

3時間半しか、一日に自由時間がないわけです。

(まあ、私が朝からカツ丼を食べられるような鉄の胃袋を持っていたり、一瞬で料理を作る手腕を磨けていたら、もっと自由時間は増えていたと思うのですけど・・・)

この自由時間を、「たったの3時間半」と捉えるか、「3時間半もある」といえるのか、そこは人それぞれでしょう。

ですが、これはベストな状態(残業なし、電車遅延などのトラブルなし)で得られる自由時間なわけで、大抵は3時間半もないのが実情でした。

特に、一時期は宴会芸のためにこの自由時間をダンス練習にあてていたので、その頃は実質2時間くらいしか自由に過ごせず、家に帰ったら大体ネットサーフィンして、動画見て、ゲームやりたいな・・・と思う頃にはもう寝る時間、みたいな日々でした。

働く時間、長くない?

働いている頃、私は、自分の要領が悪いから時間をうまく作れないのだろう、と思っていました。定時退社の今ですらこんなに時間がないのに、残業まで入ったら私、果たして生きていけるのかしらん、と。

結局、残業をする前に病気で退社になったので、真偽の程を確かめることはできませんでしたが、サークル仲間の話を聞いていて、そういう話でもないような気がしてきました。

要領云々もあるけど、やっぱり、労働環境、おかしくない?

勤務時間、そもそも、長くない?

お金を稼ぐことは大切ですし、働くのは立派なことだと思います。
ですが、その前に、まずやりたいことがあるのでは?

はじめに欲求として「これがほしい」「こういうことがしたい」というのがあって、その手段として「お金が必要」になり、「仕事しよう」という行為につながる。それが普通は「働くモチベーション」なのでは、と思うのです。

お子さんをお持ちのお父さんお母さんは「生きるため」「養育のため」などもあるのでしょうが、新社会人なりたてホヤホヤの20代前半世代は、なんでそんなに時間削ってまで働かなきゃならないんだ?と非常に疑問に思いました。

自分のやりたいことを我慢してまで会社にしがみつかないといけないのって、なんだかおかしい気がするというか、そこまでして会社に勤めるのって意味あるのかなあ・・・と、改めて「(会社で)働きたくねえ」気持ちが強まりました。

お金がなくても図書館で毎日本を読んだり、古い映画をレンタルしたりして生きている方が、私としてはずっと楽ちんです。今のところは。
金銭的にヤバイ!となってきたり、ものすごく高い何かが欲しい!となったらまた考えが変わるかもしれません。

とにかく、みんな働きすぎじゃないかなあ、もっとたくさん好きなことができて、健全にお金を稼げる環境が整うといいなあ、と普通は出ちゃいけないところから血を流してまで趣味と仕事を両立するサークル仲間の話を聞いて、つくづく思いました。

サークル仲間、というか働く人がみんな健康に生きていけますように。泥水でした。

サポートしていただけると心身ともにうるおいます(主にご飯代にさせていただきます)。ここまで読んでくださってありがとうございました!